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改修費用も莫大なものに…(C)日刊ゲンダイ
五輪後のロンドンでも混迷…新国立「巨人本拠地計画」の盲点
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163006
2015年8月23日 日刊ゲンダイ
「2020年以降に民間委託し、プロの野球チームやサッカークラブのホームグラウンドになる可能性は十分ある」
下村博文・文科相が最近、新国立競技場の東京五輪後の運営について、あちこちのメディアでそう語っている。間違いなく念頭にあるのは、新国立の「巨人本拠地化計画」。スポーツブランド「アンダーアーマー」の日本代理店・ドーム社の安田秀一社長と、三菱商事の元同僚である後藤田正純衆院議員の2人が、仕掛けたとされるプランだ。アンダーアーマーは、昨年から巨人と5年50億円のスポンサー契約を結んでいる。
この計画に下村は「乗り気」といわれているが、すでに自民党内も巨人の本拠地に転用するプランに“太鼓判”を押しているという。
「新国立の問題は稲田朋美政調会長の下、党の行政改革推進本部に任されています。行革本部の中心メンバーは『巨人戦を年60試合開催すれば、維持費を賄える』と前向きで、党内は『新国立ジャイアンツ球場』にする方向へと傾きつつあります」(自民党関係者)
■サッカー本拠地化で総整備費が2倍に
とはいえ、将来の巨人のホームグラウンドのために、巨額の税金を投じるのは腑に落ちない。実は前回のロンドン五輪も同様の問題を抱えていた。
ロンドン五輪・馬術会場の設計監理者で建築家の山嵜一也氏が言う。
「ロンドンのメーンスタジアムは当初、大会後に陸上の専門競技場にする予定でした。ところが、五輪の整備費が想定以上に跳ね上がり、より集客力の見込める多目的競技場に改修する計画に方針転換。大会後のコンペで、プレミアリーグのウェストハムの本拠地となることに決まりました」
改修工事に約3年をかけ、今年6月にやっと終わったが、問題はその費用である。メディアの多くは、ロンドン五輪のメーンスタジアム建設費は約600億円と報じているが、大間違いだ。
「観客席を8万から5万4000まで縮小したのに加え、巨大な屋根や可動式観客席を設置したため、当初計画より費用は高騰。改修費用を含めたスタジアムの総整備費は7億ポンド(約1350億円)に拡大しました。当然、ロンドン市民は国費のムダ遣いだと怒っています」(山嵜一也氏)
五輪スタジアムを野球仕様に改修すれば、その分、ムダな費用が生じるのがロンドンの教訓だ。巨人に税金をくれてやる道理はないはずだ。
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