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安倍がまた野次&発想は磯崎と同じ+自衛隊法改正に問題&蓮舫の追及に中谷バタバタ(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/15/senkyo191/msg/217.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 8 月 22 日 13:34:57: EaaOcpw/cGfrA
 

http://mewrun7.exblog.jp/23588608/
2015年 08月 22日

昨日21日、安倍首相が出席して、参院で安保特別委の集中審議が行われた。(・・)

 mewは、民主党の蓮舫氏の質問+αをチラチラと見ることしかできなかったのだけど。(週末に時間があれば、参院中継をチェックするです。)その蓮舫氏の質問中に、安倍首相が閣僚席からお得意の野次を飛ばしたため、審議が紛糾することに。(@@)
 安倍首相は案の定、言い訳をしたものの、鴻池委員長から注意を受けたため、野次を撤回したのであるが。でも、謝罪はしなかった。(-"-)

 安倍首相は、歴代首相の中でも珍しいことに、委員会の審議中に、閣僚が座る前方の席から質問者(ほとんど民主党。時に社共)に対して、野次を飛ばしたり、勝手に自分の意見を叫んだりするケースが少なくない。(~_~;)

 首相が野党議員に対して、審議中に野次を飛ばすこと自体も、かなり問題だと思うのだけど。<これが自国の首相だと思うと、マジな情けない&嘆かわしいっす。(ノ_-。)> 
 mewは、安倍首相が過去の類型の言い間違いを、「まあ、いいじゃん、それぐらい」と言ったのをきいて、改めて、「この人は、法律や解釈の細かいことなど、どうでもいいって考えているんだな〜」と感じた。
 そして、そのような考え方や感覚は、磯崎首相補佐官の「法的安定性は関係ない」という発言と重なる部分があるようにも思えた。(ーー)

<安倍首相の言葉は、TBSが「まあ、いいじゃないか、それぐらい」。時事通信や毎日新聞は、「まあ、いいじゃん、そんなこと」と報じているのだが。mewには「まあ、いいじゃん、それぐらい」にきこえたです。(++)>

* * * * *  
 
『国会では、お盆休み明けの安倍総理大臣も出席して安全保障法制の審議が行われました。ところが、答弁の間違いをめぐって安倍総理が「それくらいいいじゃないか」とヤジを飛ばし、注意を受ける一幕がありました。

 「周辺事態を審議するときによく議論されましたが、『大森6事例』ということで」(中谷元防衛大臣)

 審議が紛糾したのは、中谷防衛大臣が「周辺事態」の際に起こりうる事例を混同して答弁した場面です。本来は過去の防衛庁長官による「野呂田6類型」という事例を挙げるべきでしたが、誤って「大森6事例」と別人の法制局長官の名前を挙げたのです。

 「大森と野呂田が一緒になっています」(民主党 蓮舫代表代行)

 蓮舫議員が誤りを指摘して審議が止まった「その時」でした。

 「まぁいいじゃない、それくらい」(安倍晋三総理大臣)
 「良くないですよ! ちょっと待ってください。総理は『そんなことどうでも良いじゃん』と、ちょっと説明して。どういうことでしょうか?」(民主党 蓮舫代表代行)

 安倍総理は「どうでもいいとは言っていない」と釈明しましたが、審議は再びストップ。委員長が総理を注意しました。

 「総理に対しまして、この席から恐縮ではありますが、自席でのご発言は控えていただきたいと思います」(参院特別委員会 鴻池祥肇委員長)
 「私の自席での発言は撤回させていただきます」(安倍晋三総理大臣)

 安倍総理は、衆議院の審議でも「早く質問しろ」などとヤジを飛ばして謝罪に追い込まれています。(TBS15年8月21日)』

『安倍晋三首相は21日、参院平和安全法制特別委員会で民主党の蓮舫代表代行の質問中、自席から「まあいいじゃん、そんなこと」とやじを飛ばした。蓮舫氏の抗議を受け、鴻池祥肇委員長(自民)が「自席での発言は控えてほしい」と注意。首相はすぐに発言を撤回した。

 蓮舫氏は、中谷元防衛相の答弁が、武力行使の一体化に関する大森政輔元内閣法制局長官の「大森4原則」と、周辺事態を例示した野呂田芳成元防衛庁長官の「野呂田6類型」を混同していると指摘し、質疑を一時中断。その際に首相にやじられ、「どうでもいいとはどういうことか」と反発した。
 首相は「本質とは関わりないと言った。どうでもいいとは言っていない」と反論したが、委員長の注意を受けて発言を取り消した。 
 首相は5月に衆院特別委でも、自席から民主党の辻元清美氏に「早く質問しろよ」とやじを飛ばし、抗議を受けて陳謝している。(時事通信15年8月21日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 実は、この時、蓮舫氏は、主に中谷防衛大臣に対して、自衛隊法95条の2(武器等防護)などを挙げて、法文上また法理上の歯止めが欠けていることを指摘。その気になれば、他国と共にいつでもどこでも武力行使ができるようになると問題視して、ビシビシと追及していたのだ。(・・)

 チョット小難しい話になるのだが。今回、安倍内閣が強引に11もの法案をまとめて審議している。^^;
 その中で、重要影響事態法案には、自衛隊が他国軍の後方支援を行う際に、「原則として、国会の承認が必要」「弾薬の提供は可能だけど、武器の提供は禁止」「危険時には支援を中止」することなどが規定されている。(-"-)
 
 この重要影響事態法案もザル法ゆえ、後方支援も、結局は米軍との武力行使の一体化(=一緒に戦闘行為)につながるのではないかと懸念されているのであるが・・・。
 蓮舫氏は、自衛隊法95条+αの改正案では、自衛隊員が米軍やその他の軍隊の武器を防護するために武器使用ができるようになると。しかも、この条文には、「国会の承認」や「危険時の中止」など歯止めになる規定も設けられていないことを指摘したのである。(・o・)

 さらに、この「武器」には空母から核兵器まで含まれる上、地域的な限定も付されていないとのこと。また条文上は、「自衛隊員」が主語になっていることから、現場の判断で武器の使用も可能となり、「米軍の武器を守るため」という大義名分のもと、米軍などと一体化した武力行使(戦闘行為)がなされるおそれがあるとして、中谷大臣を追及したのである。(・・)

* * * * *

『安保関連法案中の、自衛隊が米軍等の武器を防護できる自衛隊法改正案について、蓮舫代表代行は「自衛隊が米軍の戦闘機から空母、原子力潜水艦まで、全てのものを守ることができる法案だ。仮に守っている艦船にミサイルが飛んできた場合には迎撃できるか」と質問し、中谷防衛大臣は、「戦闘行為の一環であればできない。しかし、不測の事態で確認できない場合では、米国等の船舶にミサイルが飛来した時、戦闘行為ではないと判断した場合に防護はできる」などと答えた。

 「戦闘行為でないミサイルはどうやって飛んでくるのか。迎撃していいミサイルかどうか判断するのは防衛大臣か」と重ねての質問に中谷大臣は、「テロリストや不審船がミサイルを使用してくる場合は、本事情により対処することは排除されない。国や国に準じる組織でない場合は武力行使にはならない。いろいろな情勢に応じてだが、現場が判断する」と答え、現場任せの実情が明らかになった。

 蓮舫代表代行は、「この法案が成立したら、わが国を守るという名目で地球上どこでも外国の軍隊の武器を守り、ミサイル迎撃等の火器使用が可能となり、相手から見たら集団的自衛権の行使に映る」と厳しく指摘した。

 「武力攻撃が発生していない重要影響事態では、外国軍隊の武器を自衛官は防護できるのか」との問いには、中谷大臣は、「可能だが、戦闘行為が発生したら行わない」と答えた。

 「自衛隊法改正案では、重要影響事態法案に規定されている実施区域の指定・変更、任務の一時中止など危険回避の条文はあるか」との質問には、中谷大臣は、「自衛隊法改正案にはないが、重要影響事態法案にはある。自衛隊法改正案はわが国防衛のためであり、危険を顧みずにわが国を防衛し、国民の負託に応える行動をするため」と答えた。

 蓮舫代表代行は、「突発的に武力攻撃が始まらないとは限らない。そのリスクの担保が取られていない」として、自衛官の安全確保が条文にかかれていないことを指摘した。(民主党HP15年8月21日より)』

* * * * *

 ところが、mewはこれも大問題だと思うのだけど。しっかりと勉強して、理詰めで追及して来る蓮舫氏の質問に対して、担当大臣である中谷防衛大臣は、ほとんど自力で答えることができず。(-"-)

 やがては、質問されるたびに、防衛省の役人が代わる代わる大臣の後ろに飛んで来て、どう答えればいいか説明したり、メモを渡したりするようなバタバタ状態に。アタフタしていた中谷大臣は、アタマの中が混乱してしまったようで、ごまかしっぽい曖昧な答弁や言い間違いをするケースが増えていたのである。(~_~;)

<時には岸田外務大臣が説明したり、安倍首相がフォローしようとしたりすることも。安倍っちにフォローされるようじゃ、アウトだわね。(>_<)
 中谷くんって、防衛大出身で、以前はもう少し賢い&きちんと説明できる政治家だと思っていたのに。何でこんなおXXになっちゃったのかしら?防衛省の役人とお勉強していないのかしら?^^;>

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 そんな風に蓮舫氏にやり込められている中谷大臣の様子を見ていて、安倍首相はハラハラ、イライラを募らせていた様子。(~_~;)

 そこで、毎度ながら、蓮舫氏に指名されていないのに、自ら何度も手を挙げて、自分で答えようとしていたのだけど。蓮舫氏に「安倍首相ではなく、中谷大臣にきいている」と言われ、鴻池委員長にも指名してもらえなかったため、なかなか答弁できず。
 しかも、それまで蓮舫氏が条文の文言など細かい&小難しいことを取り上げていたことに対して「細かいことをネチネチききやがって」とかなりイラ立っていたのではないかと察する。^^;
 
 そんな折、中谷大臣が、武力行使の一体化に関する「大森4原則」と、周辺事態を例示した「野呂田6類型」を混同して「大森6事例」と言ったのを、蓮舫氏が指摘。それを受けて、安倍首相のクチから思わず「いいじゃん、それぐらい」という言葉が飛び出たのである。(@@)
 
 まあ、安倍首相としては「そんな小さな間違いは、いちいち問題にする必要がないだろう」と思って、中谷大臣を擁護すべくこのような野次を飛ばしたのだろうけど。
 mewはそういうところに、磯崎首相補佐官と同様、安倍首相と仲間たちのアブナさやXXさを感じてしまうところがある。(ーー)

* * * * *

 法律なるものにおいては、一つ一つの条文、文言はと〜っても大事なものであって。法律を作る時は、法の趣旨がきちんと反映されるように、また誤った理解や解釈がなされないように、そして「法的安定性」を確保するために、実に細かいところまで注意して、条文の表現や文言を決める必要がある。(**)

 またその際には、その法律に関連する内閣法制局の解釈も、と〜っても重要になって来るわけで。それで、昨日も中谷大臣が、かつて武力行使の一体化に関する「大森4原則」の話を持ち出して、「大森6事例」と言ってしまったのであるが。(しかも、当初、間違いを指摘しても、気づかなかった。)

 大森政輔元内閣法制局長官の「大森4原則」<@戦闘行為が行われているか又は行われようとしている地点と当該行動がなされる場所との地理的関係、A当該行為の具体的内容、B他国の武力行使の任に当たる者との関係の密接性、C協力しようとする相手の活動の現況、等の諸般の事情を総合的に勘案して、個々的に判断される>は、日本の武力行使の一体化に関する大原則、重要なルールについて述べたもので。周辺事態に関する野呂田6事例とは全く別のものだし。
 ましてや日本のあり方を大きく左右する安保法制に関して、担当大臣が重要なルールを間違えてしまうようでは困るので、誤りを指摘されても当然のことではないかと思うのだ。(・・)

* * * * *

 でも、安倍首相や仲間たちにとっては、実際のところ、これまでの憲法や法律の理念とか、常識的な考え方とか、ましてや何だか面倒な感じの細かい&小難しいことは、「いいじゃん、そんなこと」というレベルの話なのである。(~_~;)

 磯崎首相補佐官は、「法的安定性は関係ない」「法的安定性で国が守れるか」と発言して、問題視されているのであるが。
 安倍首相もよく「安保法制の必要性」を強調しているように、彼らは、自分たちが国を守るため(彼らの天敵・中国に勝つためにも?)必要だと思えば、立憲主義や憲法9条の存在を無視したり、解釈を勝手に変えてしまっていいと考えているのである。(-"-)

 実際のところ、安倍首相は、もともと日本の戦後体制を壊すことを目標ににしていて。現憲法を否定しており、立憲主義や憲法9条を尊重する気はさらさらないのだし。<磯崎首相補佐官も、「立憲主義なんて言葉はきいたこともない」とかつぶやいていたし〜。>
 それゆえに、内閣法制局や歴代首相が何十年もの間、守って来た「集団的自衛権の行使は憲法9条で禁じられている」という憲法解釈を尊重せず。国民の意思を問うことも、国会で議論することもなく、昨年7月に、勝手に安倍内閣の閣議決定して、憲法解釈を変えてしまったわけで。
 安倍首相にしてみれば、「大森4原則」も「野呂田8類型」も、どうでもいいことなのだ。(-"-)
 
* * * * *

 でも、今回の安保法制は、日本の国のあり方を大きく変えるような&憲法改正と同じぐらい重要なものであるだけに、自分の担当する安保法制の中身を理解できていない防衛大臣の下で、法案を審議して、成立させてしまうことに大きな問題を感じるし。

 しかも、憲法や法律の何たるかを知らない安倍首相の下で、このような法律を作ることほどアブナイものはないわけで。昨日の国会審議を見て、改めて何とか今国会での安保法案の成立を阻止しなければという気持ちを強くしたmewなのだった。(@@)
 
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