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「どうでもいいなら総理を辞めろ!」お盆明けの国会前で若者ら8000人以上が安保法制廃案を求め抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/259149
2015/08/21 IWJ Independent Web Journal
自衛隊の内部資料の発覚、安倍総理の懲りない野次、お盆明けに早くも大紛糾の参議院審議に、国会前には多くの国民が集結。8000人以上が怒りの声をあげた。
2015年8月21日の参議院特別委では、共産党の小池晃議員が暴露した内部資料を巡り、中谷防衛大臣、安倍総理がともに「内容に問題はない」と答弁し、野党は猛反発。この日の抗議では、「法案の中身を先取りして進めている」「国会の議論を無視した暴走だ」と批判の声が多くあがった。
また国会では民主党の蓮舫議員の追及に対し、安倍総理が「まぁいいじゃない、それくらい」と野次を飛ばし議場が紛糾する場面もあった。安倍総理は衆議院の審議でも「早く質問しろ」と野次を飛ばし問題となっている。にも関わらず反省する様子のない総理の姿勢に、若者らは「『どうでもいい』なら総理を辞めろ!」「野次を飛ばすような総理はいらない!」とシュプレヒコールをあげた。
▲お盆明けということもあり、前回よりも多くの参加者が集結した。
抗議を主催するSEALDsの奥田愛基さんは、「まだまだやれることはたくさんある。あと3週間か4週間頑張りましょう」と訴えた。8月23日には、全国各地でSEALDsを含めた多くの団体がデモを行う。また8月30日には、国会10万人包囲と全国100万人大行動が行われる予定だ。
2015/08/20 戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動の記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/258850
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記事目次
・内部資料を追及する小池議員「安倍総理はいら立ち、追い詰められている」
・SEALDs TOHOKU・エミさん「被災地だからこそ戦争法案反対を訴えていきたい」
・歴史学者・久保亨氏「安倍談話は日露戦争美化という偏った歴史認識に基づいている」
・日本大学2年生・チアキさん「戦争しないと言い切るあり方は、次の世代へ手渡す記憶と誓いのバトン」
・「戦争を経験した昔の自民党の人たちは、こんな自民党にしたくはなかっただろう」
「どうでもいいなら総理を辞めろ!」お盆明けの国会前で若者ら8000人以上が安保法制廃案を求め抗議
■内部資料を追及する小池議員「安倍総理はいら立ち、追い詰められている」
自衛隊の内部資料を暴露し、政府を追及している共産党の小池晃議員は、スピーチで「まるでクーデターだ」と批判した。
▲「まるでクーデターだ」内部資料について舌鋒鋭く批判の声をあげる小池議員
「5月26日、衆議院の本会議で安倍晋三が初めて法案を説明したその日、350人の自衛隊の高級幹部が集まって、来年の南シナ海のPKOには新しい法案で出て行くんだって議論していた。まるでクーデターではないか。 国民には丁寧に説明すると言って、なんにも説明しないくせに、自衛隊の中だけで、丁寧に丁寧に説明しているのが安倍晋三だ」
小池議員はさらに、内部資料には国会で一度も説明されたことのない「日米の軍軍間の調整所」や「日米共同計画の存在」などが明記されていることを紹介。 国民への説明と実態の矛盾を指摘した。
「安倍晋三はお母さんと子どもたちが米国の船に乗って避難してくる時に守れないとか言っていたが、(資料には)そんな話は一言も出てこない。結局、中東やアフリカまで行って自衛隊と米軍が肩を並べて戦争する国にする。その狙いがはっきりと出ている文書だ」
・【安保法制国会ハイライト】自衛隊の「軍」表記も国会無視の検討も「内容に問題なし」!? 中谷大臣の呆れた答弁に小池晃議員が喝「国会の自殺行為を本当に認めていいのか」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/259049
・【安保法制国会ハイライト】「検討ではなく研究」… 中谷防衛相が苦しい弁明 自衛隊の内部文書めぐり国会紛糾〜社民党・福島みずほ議員が南スーダンでの「駆けつけ警護」に関して政府側を追及
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/258933
・2015/08/12 「自衛隊が米軍の指揮下に入るのは間違いない」――“調整メカニズム”で「軍軍間」協力!? 秘密文書で発覚した「独立と主権を蔑ろにする異常な対米従属」小池晃議員に岩上安身が訊く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257515
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そのうえで小池議員は、「こんなインチキを今日の委員会で安倍首相は『中谷大臣の言うとおりだ』と認めた。こんな嘘つきの防衛大臣も、総理大臣も、絶対にこれ以上のさばらせるわけにはいかない」と強調。さらに、これまでのどの論戦よりも安倍総理が苛立った様子で、小池議員の出した資料をテーブルに叩き付けていたことを紹介し、「(安倍総理は)追い詰められている。もう一歩です」と参加者を鼓舞した。
■SEALDs TOHOKU・エミさん「被災地だからこそ戦争法案反対を訴えていきたい」
東北で「SEALDs TOHOKU」を立ち上げたメンバーの一人であるエミさんは、「今まで安倍政権は震災・原発事故で被害に遭った方々の、財産や人権の問題としっかり向き合ってきていない。その問題を放置して武力ばかり拡大している」と批判。安保法案と、原発や被災地の復興の問題は「政府が国民を無視しているという点で根本的には同じ」だと訴えた。
▲静かな口調で訴えるエミさん
東北では、学生が声を上げたり政治的な行動をすることへの抵抗が、根強く存在しているという。
「それでも8月9日にデモをしたとき、600人以上の人が集まり、地元メディアが大きく取り上げました。目には見えなくても、地元の人たちの意識が少しずつ変わってきているように感じています」
こう語るエミさんは、「被災地だからこそ、東北から強く、戦争法案反対を訴えていきたい。戦争法案反対の大きなうねりを、全国で一丸となってつくり出すことが今、一番重要」と語った。
2015/08/09 【宮城】「私たちは目立ちたいわけではない。社会の意思決定は私たち自身がしていくものだと、自分たちの姿で示したい」SEALDs TOHOKUが仙台市内で初のデモ! 600人が戦争法案廃案を訴え
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257114
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■歴史学者・久保亨氏「安倍談話は日露戦争美化という偏った歴史認識に基づいている」
「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人の一人で 歴史学研究会の委員長も務める、信州大学人文学部教授の久保亨(とおる)氏は、安倍総理が8月14日の「戦後70年談話」の嘘とごまかし、その恐ろしい本音を指摘した。
▲「安倍談話」の欺瞞を指摘する久保亨(とおる)氏
談話で安倍総理は「いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない」などと一見、侵略戦争の反省とも取れる文言を散りばめているが、その主語が存在しない。久保氏によれば、これを英語に訳すと「We」、中国語では「我们(Wǒmen)」と、どちらも「我々」という抽象的・一般的表現になってしまい、実際は村山談話が言ったような「私は反省する」 という文言は存在しないのだという。
また、「もうひとつの大問題」として久保氏は、「日露戦争の美化」をあげた。談話では、 「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」と書かれている。久保氏は、「何を言っているんだ」と憤りをみせた。
「日本とロシアが戦争をした場所は中国と朝鮮です。そこでたくさんの中国人や朝鮮人が傷ついてた。そして、お互いに利権を争った醜い戦争だった。今でも中国の人、朝鮮の人は、あの日露戦争を恨んでいる。そのことを考えないで日露戦争を美しく描く。まあこういうのは実は司馬遼太郎がやったことがあるんですが、とにかく非常に偏った歴史観を持っているのが安倍晋三という人物です」
安倍総理の歪んだ歴史認識を批判した久保氏は最後に、 「こんな人物が考える集団的安全保障という美名のもとでのいまの法律は、戦争をするための法律以外の何ものでもない」と断じた。
■日本大学2年生・チアキさん「戦争しないと言い切るあり方は、次の世代へ手渡す記憶と誓いのバトン」
「現政権に対して強い怒りを持ってここに来た」という 日本大学芸術学部2年のチアキさんは、等身大の言葉で安保法制の廃案を訴えた。
▲テレビや新聞でこの安保法制の問題を知ったというチアキさんは、等身大の言葉で「おかしい」と訴えた。
「70年前、戦時中に生きて来た人と、戦後70年の現代に生きる私とで、生まれた時代以外に違っていることはあるのでしょうか。 自分にとって当たり前の日常を、当たり前に営んでいくという普遍的な感覚は、時代に関係なくあるものだと思います。いつの時代でも、こういった(自分たちと同じ)普通の人が戦争を行っています」
戦争は 悲しく馬鹿げていること、と語るチアキさんは、最後に参加者に訴えた。
「今まで70年間、日本が戦争をしていないのは、先の大戦で辛い体験をしてしまった人たちが、さらにその子どもたちが絶対に過ちを繰り返さないように、戦争の記憶を2015年の今ここにまで伝えてくれていたからです。
今まで続いてきた戦争をしないと言い切るこの国のあり方を、私たちの世代で途絶えさせるわけにはいかないのです。これは次の世代へと手渡さなければならない記憶と誓いのバトンです」
■「戦争を経験した昔の自民党の人たちは、こんな自民党にしたくはなかっただろう」
この日も、抗議には老若男女、幅広い年齢層の参加者が集まった。
茨城から一人で参加したという高校1年生(16歳)の少年は、IWJのインタビューに、「衆議院の強行採決は、絶対に民主主義を無視している。安倍総理の独裁政権になっていると思う」と、安保法制に反対の声を上げる理由を話した。
▲この日も数多くのプラカードが並んだ。
「安全保障関連法案に反対する武蔵野美術大学有志」 の一人である53歳の非常勤講師の男性は、 「ここで大人たちが声を上げないと学生たちも上げづらい雰囲気になるので、まず、大人から声をあげてほしいと毎日思っている」と話した。
夫婦でクリスチャンだという64歳の男性は、「昔の自民党の戦争を経験した人たちは、こんな自民党にしたくはなかっただろうと思う。今、(自民党の)中では村上(誠一郎)さんしか反対を言っていない。他の人はみんな黙っている」と現在の自民党を批判した。
▲安倍総理のお面を被りナチスの宣誓ポーズをする参加者(撮影:ぎぎまき)
(取材:川島安乃・ぎぎまき・阿部洋地、写真:城石裕幸、記事:原佑介・平山茂樹・遠田哲也、記事構成:佐々木隼也)
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