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政界地獄耳 生活保護費と奨学金
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1525642.html
2015年8月20日9時4分 日刊スポーツ
★6日に国から1つの方針が示された。福島市に住む30代女性と高校2年の長女の母子家庭で、高校に通うための奨学金が収入と見なされ、生活保護費の減額処分を受けていたが、国は奨学金を収入と認めず、市の決定を取り消す裁決をした。
★昨年4月と5月、長女の高校入学に伴い市教育委員会などから、返還義務がない給付型の奨学金計9万円を受け取ったが、市はこれを収入と認定。奨学金分の9万円が生活保護の支給額から差し引かれた。6月に女性が不服として県に処分取り消しを求め審査請求し、11月に棄却され国に再審査を請求していた。ただ、市は昨年10月までに、処分を取り消さないまま、生活保護の減額分を追加支給しているが、国はこの処分も取り消させた。感情的には役所のしゃくし定規対応に不快感を持った人も多いだろうし、奨学金は学校に直接支払われれば問題はなかったのではないかと感じる人もいるだろう。まして認定したのが税務署ではなく市や県だということだ。
★昨今、生活保護費を不正に受給するなどの実態が多く伝えられる。しかし、本当に生活のため必要な、子供の貧困を防ぐための策としての生活保護はセーフティーネットとして極めて有効であり、文字通り生命線だ。国には少子化担当相と大臣もおかれている。政府も奨学金の在り方、生活保護や就労援助などさまざまな策を講じている。生活保護費は自治体の物価によって金額が変わるし自治体予算と地方交付税が利用される。今回の訴えは税金を不正に使わないためには受給せずの荒っぽいルールから奨学金は収入にあらずと裁判所が認定したおかげで市や県は戸惑わずに済むという問題を解決させた。だが、それを当然のルールにできないところに複雑さが残る。国の一層の努力が必要だ。(K)※敬称略
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