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見直しを繰り返す(C)日刊ゲンダイ
10分で方針決定&工程表ナシ 「新国立」再計画も空中分解必至
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162845
2015年8月19日 日刊ゲンダイ
早くも雲行きが怪しくなってきた。スッタモンダの末に「白紙撤回」された新国立競技場整備計画。政府は14日、再検討における「基本的な考え方」を発表。「できる限りコストを抑制し、現実的にベストな計画を策定する」と宣言したが、このままだと再計画も“迷走”しかねない状況になってきた。
自民党の河野太郎衆院議員は17日のブログで、〈新国立競技場のあやまちを繰り返さないために〉と題し、政府の「基本的な考え方」の公表経緯をこう批判している。
「午後4時45分から午後4時55分までの10分間だけの(関係閣僚)会議であったことも、(自民党の)行革推進本部としては問題視しています」「わずか10分間の会議で、事務方が用意したペーパーを追認するだけでは、JSCが設置した有識者会議と何ら変わりはありません」
河野の“身内批判”は珍しくないが、さすがに「たった10分で方針を決めるのはヒド過ぎる」と言いたかったのだろう。中身をよく把握、確認せず、気付いた時は後の祭りじゃあ、同じ失敗を繰り返すだけだ。何のために白紙撤回したのか分からない。本当に「10分」で決めたのか。政府の担当者に聞くと、アッサリと認めた上でこう言った。
「それだけしか時間が取れなかったのです」(新国立競技場整備計画再検討推進室)
いやはや、こんな調子で本当に大丈夫なのか。
不安はこれだけじゃない。民主党の蓮舫参院議員が再計画の「工程表」の提出を求めたところ、文科省側が「資料として存在していない。出せない」と回答したというのだ。「工程表」は、安倍首相が前計画を白紙撤回する際に「見直しても間に合う」と判断した“根拠”だったはずだ。それが「ナシ」とはビックリ仰天ではないか。
文科省に聞くと、「こちらが窓口ではありません。再検討推進室ではないか」(新国立競技場整備計画経緯検証委員会事務局)、「担当者が席を外しているので答えられない」(スポーツ・青少年局企画課)と、これまたクラクラするような対応だ。一体どの部署が新国立整備計画について情報を管理しているのか、サッパリ分からない。
「要するに役所はどの部署も新国立整備計画と関わりたくないのですよ。白紙撤回で文科省の担当局長が詰め腹を切らされたことも影響しているのでしょう。だから、再計画について聞いても、ノラリクラリでらちが明かないのです」(野党議員事務所)
どうやら誰も責任を取らないウヤムヤ体質は全く変わっていないらしい。安倍首相は「内外の人々に長く愛される競技場とする」なんて言っていたが、再び二転三転する可能性は高い。
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