6. 2015年8月19日 15:45:35
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小沢代表記者会見文字起こし 小沢一郎「19日盛岡市,東京以外で初めての野党党首結集。連携協力し選挙戦でも国会でも,やっていく」 2015/08/19 15:03 銅のはしご
2015年8月18日(火) 定例代表会見 生活の党と山本太郎となかまたち 小沢一郎 代表 安倍総理「戦後70年談話」 ✑ 彼自身の歴史認識の本音を言うわけにもいかなかった中で,総理大臣としてどう思っているのかという考えが,まったくきちんと表明されていなかった 戦後70年 ✑ 太平洋戦争の敗戦という事実を認め,謝罪すべきは謝罪し,糺すべきは糺し,将来に向けての隣国,世界との協調というスタンスをもっと早く取るべきだったのではないか ✑ 1つの象徴的なこととして,戦後70年の機会にいわゆるA級戦犯の合祀問題という障害を取り除き本来の靖国神社の姿に戻して,もっと早く皆が行ける形にすれば,国内的にも,国民自身の意識としても,対外的にも,もっと良かった。おかしな文章を掲げるよりも,ずっと良かっただろう 岩手県知事選 ✑ 東京以外のところで野党の各党党首が揃って記者会見<8月19日野党5党党首の結集> または街頭に立つことは未だかつて,なかった。今後の選挙戦,あるいは当面の終盤の国会で野党が揃って政府提案の安保法制について成立を何としても阻止することで力を合わせようということを皆で確かめ合いながら,世間に対してもアピールする機会にしたい ✑ 安倍政権は,岩手県ではもう戦わずして敗退,選挙戦を放棄した。政権与党が知事選に候補者をようやく出したと思ったら,負けそうだから引っこめる。まったく醜態を晒した政権与党としては非常にあるまじき不見識なやり方,結果だ 安倍政権の退却と政権交代 ✑ 野田内閣は,国民にウソを吐いたことになり国民から強烈なしっぺ返しをされた。安倍内閣は高い支持率の下で,数を頼んで,あまりにも権力的な,偏った政治的な発想のやり方をずっと続けてきたが,国民の非常に大きな反発を招いて,あるときを境目に潮目が変わり,権力的な政治は退却戦に移った ✑ 参議院選挙は,1年後だ。私は何とかして皆で連携して,政権交代をもう一度実現したい https://www.youtube.com/watch?v=fWwqdsqMnis&feature=youtu.be 2015/08/18 に公開 小沢一郎代表は8月18日、国会内で記者会見を行い、戦後70年安倍総理談話、野党5党代表の共同記者会見、自公の岩手県知事選候補者擁立見送り、盛岡市長選などの質問に答えました。 21:10 文字起こし
【 記者質疑 】 FRANCE10 ; 安倍総理が出された「戦後70年談話」について,どのようにお考えになるかを。 小沢 一郎 代表 ひと言で言えば,彼自身が,俗に言われている侵略とか謝罪とかおわびという類いのことについて,彼自身の考えがまったくきちんと表明されていなかったんじゃないかな。 「さんざん謝罪したんだから,もういいだろう」みたいな,あるいは「次の世代の人たちにまで謝罪させたくない」とかね。 それは,あなたは,総理大臣としてどう思ってるのかということが大事なんだよ。 侵略ということについても,まったく明確なあれ(≒認識)がないし。 僕はいつも言っているけれども,そういう意味で,ちょっと安倍さん自身の歴史認識が,本音では(談話で出したこととは)ちょっと違うんで。 しかし本音を言うわけにもいかない<苦笑>という中で,まったく自分の考え方で述べたのだとは思いませんね。何とかかんとか,ちょっと言葉を入れこんでお茶を濁そうとしたような感じを受けます。 光文社FLASH ; 安保法制や「70年談話」で,終戦,原爆忌の季節が過ぎようとしているが,もし,そういった問題がなかったとして戦後70年の節目で,国会あるいは国民を巻き込んだ形で,どういったことを我々は考えるべきだったと小沢代表はお考えでしょうか。 小沢 一郎 代表 過去があって現在があり,現在があって未来がある。 ですから,とくに太平洋戦争の敗戦ということが非常に大きな時代の変化のときだったわけですけれども,その歴史的な事実を,もっと早くですね,しっかりと認め,そして謝罪すべきは謝罪し,糺すべきは糺すと。 そして将来に向けての隣国,世界との協調というスタンスをもっと早く取るべきだったのではないかと,私は思います。 そしてとくに具体的な事例として問題になるのが,靖国(神社)の参拝ちゅうのが,歴史認識と関連してあります。 私は,今の靖国神社は正常な形ではないと思っておりますから,そこに参拝するのはいかがかと思います。まったくの一国民,一市民としてならば別ですけれども,国家の高い公職の立場にある人がやるべきではないと。 私ならば,いわゆるA級戦犯の合祀問題という障害を取り除いて,そして本来の靖国神社の姿に戻して,皆が行けるような形に,たとえば,もっと前が良かったんだけど,今(戦後)70年とすりゃあ,こういう機会にね,きちんとやれば,国内的にも,国民自身の意識としても,それはまた対外的にも非常に1つの象徴的なこととして,おかしな文章を掲げるよりも,ずっといいかなっていう気がしますね。象徴的なこととして言うと,それが一番分かり易いんじゃないかな。っていう気がします。 岩手日報 ; 明日<8月19日>盛岡で野党5党<生活,民主,維新,共産,社民>の代表が共同記者会見を開かれるが,その狙いを。 小沢 一郎 代表 そもそも達増(拓也)知事は,県民党的な全県的な立場で選挙をするという姿勢でずっとやってきました。ですから政党は,いわば勝手連的な応援団ということになるわけですけれども,私としては各党が支援してもらうことが,より選挙戦を有利に戦えることになります。そういうことで,民主党始め各党に支援のお願いをしてきたところです。 各党ともこれを支援するということになりまして,さあいざ選挙戦の本番と思ったところに<苦笑しつつ> 予想できないような平野氏の(立候補)辞退になったんですが,しかし,それはそれとして,やはり20日の5時までは,まだ誰が出るか分かりませんし。 お願いして回っている間に,一度,5党で揃い踏みをしようという話しがありましたので,それじゃあ19日の午後に皆さんの都合が合うので,その日に行こうということになりました。 ですから,切っ掛けと,もし選挙になれば知事選挙戦の応援ということですけれども,現実の岩手県の選挙戦ということと同時に,やっぱり,野党の各党党首が揃って,東京以外のところで顔を揃えて記者会見なり,あるいは今回は街頭はやらないことになりましたけれども,そういうことは多分,未だかつて,なかったんではないかなあ。(野党党首)5人全員揃うちゅうのは。 ですから,そういう意味で今後選挙戦において,あるいは当面の終盤の国会においても,野党が揃って政府提案の安保法制については,成立を何としても阻止することで力を合わせよう。そういうことも皆で確かめ合いながら,世間に対してもアピールするという機会になればなと,そう思っております。 岩手日報 ; 岩手県県庁所在地・盛岡市で市長選挙<8月23日投開票>が行われている。現職<谷藤裕明氏>と新人<内舘 茂氏 ・ 推薦=民主党県連,生活>の一騎打ち。近々岩手県議会議員選挙<9月6日投票>も,16の選挙区のうちの10の選挙区で,与野党対決という表現は適切かどうか分からないが,行われる。 今回の野党5党の会見は与野党対決を演じるというアピールにつなげるお考えはあるかを。 小沢 一郎 代表 対決を演じるんじゃなくて,野党が連携して,協力して,今後の選挙戦でも国会でもやっていこうということのアピールになれば良いんじゃないかということです。 盛岡市長選挙は,必ずしも全党が揃うということではない。ただ,県議選については,希望郷・岩手に参加し達増県政を支えていこうという人たちについては,知事も我々も皆一緒になって応援していこうという方向だと思います。 河北新報 ; 改めて平野氏の立候補見送りと,自民党が知事選に候補者を出さなかったことについての受けとめを。 小沢 一郎 代表 今の質問のとおり,1つは,平野さん自身の評価だよね。今回は,平野氏はそもそも自由党のときに我々が皆で推して,小泉内閣だったと思うけれども,対決して,あの全盛の小泉内閣のときでも勝利した候補者です。 そういうようなそもそものスタートから考えてみますと,その後,彼は自分の歩みを始めたわけで,とくにまた彼自身も民主党も離党し,自民党に入党するという噂もあったんですが,それは実現しなかったようですけれども,今回も結局は自民党の支援を得るということになったわけです。彼のそういう生き様ということと,そして彼の出馬のときの話しと,辞退のときの話しが,まったくこれ噛み合わんね。筋道違うんじゃないか。 出馬のときは確かメインの理由が「震災の復興と岩手県政の発展」を「私じゃなきゃダメだ」っていうことで出たはずですけれども,辞退のときには「安保法案がテーマになってきちゃったんで,辞めた」ちゅうことを(言っている)。それはもう,まったく県知事,県政とはね直接関係のない話しですから,ちょっと支離滅裂な話しじゃないかと思います。 それともう1つの側面としての,政府与党=自民党のあれ(候補者を出さない)ですけれども,政権与党が知事選に候補者をようやく出したと思ったら,なんか負けそうだから引っこめるという<笑>,まったく醜態を晒したと言いますか,政権与党としては非常にあるまじき不見識なやり方だと,結果だと,思います。 安倍政権,国民の高い支持率の下で,数を頼んで権力的なやり方をずっと続けてきたんですけれども,あるときを境目に潮目が変わり,今度のことで言えば,岩手県ではもう戦わずして(敗退),選挙戦を放棄。 埼玉知事選でも,問題外。沖縄では(辺野古埋め立て工事の)1か月中止と。まあ事実上は中止だろうと思いますけれども。 そういうことで国民の支持を急速に失って,安倍政権の権力的な政治は退却戦に移ったように,私は思っております。 光文社FLASH ; 今の「退却戦」にも繋がるが,安保法制が衆議院通過のときの緊急会見(※)でも,いくつかの条件をクリアできれば野党が次の衆議院選で圧勝できると仰られた。「郵政選挙」以来,片方が圧勝で片方が弱小という形が続いてきているように思う。現行の選挙制度に慣れてくればやがて将来的には与野党が伯仲するような政治になるとお考えかを。 小沢 一郎 代表 与野党の伯仲という言い方ちゅうかねえ,そういうことではなくてね,中選挙区制を続けていたら政権与党は,ずうっともう負けないね。長期政権になる。だから戦後の,自民党中心に半世紀,長期政権だったわけですね。 これじゃあ,もう,民主主義じゃないと。 やはり政権交代,その緊張感の中で切磋琢磨して政治を運営するちゅうのが民主主義の機能だから,そのためには中選挙区ではダメだと。 ですから,得票数と議席数が大きく乖離する結果が生まれがちなんですけど,それでいいと,私はそう思ってまして。 ですから,2009年<民主党政権交代>と次の野田内閣の解散で<2012年・自民政権交代>と,まったく今度は逆になっちゃったですね。それはもう,そういうことでいい,と。 やっぱり野田内閣は,国民にウソを吐いたことになりましたから,国民から強烈なしっぺ返しをされたということだろうと思います。 ですから今回,いい気分で安倍内閣やってきたと思いますが,やっぱり,あまりにもこれまた権力的な,そしてちょっと偏った政治的な発想のやり方が,国民の非常に大きな反発を招いているということですので。 またこういうことでは,政権を替える以外にないというふうに国民は考えてんじゃないでしょうか。 ただ,じゃあどこに入れるかなっちゅう形になっちゃいますんで,そういう意味で野党の責任は重いと,そう思っております。 私は何とかして,皆で連携して,政権交代をもう一度実現したいと,そう考えております。 フリー記者 ; 盛岡市長選では,民主,生活の推薦で相手は自公<支援>。小沢先生は街頭に立ちますか。 小沢 一郎 代表 これは<内舘 茂候補の>推薦を要請されたので,しましたけれども,その他の政党がするわけじゃありませんので,私が街頭に立つということはないと思います。僕はだいたいその,地方選挙で街頭に立ったことはほとんどないので。国政選挙ならば,それはやりますけれども。多分そういうことにはならないと思います。 フリー記者 ; 次に山形市長選挙<9月13日投開票>が注目されているが,遠藤大臣(山形1区)が (東京オリンピック・パラリンピック)大臣就任後初めての国政クラスになる。 相手<梅津 庸成・候補>は,小沢さんの愛弟子であるわけで<小沢代表・笑顔>,小沢さんは行かれますか。 小沢 一郎 代表 僕が行って役に立つならば,多少知り合いもありますから。そういう点では,役に立ちたいとは思っております。 フリー記者 ; じゃあ,期待してます。<会場・笑。小沢代表・笑顔> 河北新報 ; 平野達夫参議員が知事選に出なかったことで,無投票の可能性が高まった。参院補選も行われないということで,野党が結集して与党候補に勝つチャンスが失われてしまうという見方にもなり得ると思うが。 小沢 一郎 代表 今回はね。だけど,とにかく皆でやろうちゅうことで,まとまってたわけだから,そのことをきちんと県民にも国民にもアピールしようというためで,5人が集まるわけだ。 もう1年後だよ,参議院選挙は。 私は,今回岩手県のほうは知事選がなくなりつつあり,参院補選もないけれど,今後のことについて皆で力を合わせようということに役立てればいいと思います。 はい,有り難う。 http://4472752.at.webry.info/201508/article_19.html |