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政界地獄耳 「談話」と「お言葉」の合わせ技
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1524639.html
2015年8月18日8時15分 日刊スポーツ
★8月14日、首相・安倍晋三は戦後70年談話を発表。間接的な「お詫び」や「反省」などと言葉を巧みに紡ぎ、格調高く仕上げたものの、安倍本人の信条というより、あちこちの顔を立てた役人作成の総花的な原稿のようになった。
★それでもその原稿を当初は首相の私的談話として扱い、安倍流を貫くかと思われたが、閣議決定した背景には今後は世界中でこの70年談話が、最新の政府見解として引用されていくことになる現実を読み込み、元首相・村山富市の50年談話、元首相・小泉純一郎の60年談話との比較ではなくなり、また、今後戦中存命者がいなくなるであろう戦後80年談話は発表されないことを織り込んでの思惑が今回の安倍談話には含まれていたのではないか。その意味では談話作成において有識者懇談会を開いて注目させておきながら、その目的は閣議決定とする安倍スタンダード、すなわち戦後レジームからの脱却を具現化させたことではなかろうか。「お詫び」が入ったかどうかより、過去と未来を語る「談話」への脱却の成功がこの談話のポイントかも知れない。
★一方、15日の全国戦没者追悼式では天皇陛下が「先の大戦に対する深い反省」を表明した。陛下の「お言葉」は例年ほとんど同じ内容だが、今回は大幅に変更され「戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」と国民とともに平和を希求することで、より直接的に「ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い」続けるという表現に強められた。今年の陛下の「お言葉」がより踏み込んだ中身になることを想定し安倍談話は書き込まれたかもしれない。安倍戦後70年談話と陛下の「お言葉」が組み合わさると、重厚で日本からのメッセージが生まれるという寸法だ。(K)※敬称略
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