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佐野研二郎氏とオリビエ・ドビ氏(C)AP
訴訟ラッシュも? 傷だらけの「五輪エンブレム」撤回秒読みか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162813
2015年8月18日 日刊ゲンダイ
取り下げも秒読みか。東京五輪エンブレムの酷似問題で、制作者のアートディレクター佐野研二郎氏(43)はエンブレムに続き、トートバッグのコピペ問題でも訴えられそうになってきた。ネット上では「東京パクリンピック」なんてからかわれる始末。もうゴリ押しするのは無理だ。
佐野氏によるエンブレムデザインの盗用を主張しているベルギーのデザイナー、オリビエ・ドビ氏らは14日、国際オリンピック委員会(IOC)を相手取り、地元裁判所に使用差し止めを求めて提訴したことを明らかにした。裁判は来月22日に始まる予定だ。
さらに佐野氏自ら、スタッフによる複写、要するにコピペを認めたトートバッグについても、“原作者”の米国人デザイナーが「法的手段も検討する」と話しているという。
そんな佐野氏を「真似する人じゃない」などとかばっていた女性アートディレクターまで、ネット上で盗用疑惑を指摘されるなど、騒動の火に油を注ぐ事態になっている。
「佐野氏といえば、業界では超有名人です。それだけに世界中の関係者やネット住民が、血眼で過去の作品を洗い直している。業界内では五輪エンブレムやトートバッグ以外にも訴訟ラッシュになるのでは、とささやかれています」(グラフィックデザイナー)
いくら佐野氏が、トートバッグはスタッフによる複写で、五輪エンブレムは「模倣は一切ない」「私が個人で応募したもの」とオリジナリティーを主張したところで、ドビ氏側は裁判で一連のコピペ問題を突いてくるはず。不利な状況だ。
佐野氏に著作権なしとなれば商標もへったくれもないのに、東京五輪の組織委員会は「国際商標登録上問題ない」と繰り返すばかり。取り下げる気はなさそうで、CMもバンバン流れているが、そもそも、こんな“傷だらけのエンブレム”を支持する日本人がどれほどいるというのか。
大阪芸術大芸術学部の純丘曜彰教授(芸術計画学科)は「(五輪エンブレムは)早く取り下げるべき。裁判になれば勝てないでしょう。勝ってもイメージが悪すぎる」などと指摘していたが、その通りだ。
それだけじゃない。
前出のグラフィックデザイナーは「五輪エンブレムの『応募資格』そのものの不透明さも指摘されていたのです」と、こう続ける。
「東京ADC賞、TDC賞、JAGDA新人賞など指定された7つのデザイン賞のうち2つを過去に受賞していることが条件だったのですが、その半数以上が、審査員である業界の“重鎮”が会長や理事長を務める団体の賞で、残りはロゴというより広告デザイン全体に与えられる賞だったりする。ロゴを専門にしているデザイナーよりアートディレクターの方が、それこそ重鎮の息のかかった人間の方が受賞しやすい。そんな業界の閉鎖性を批判する声も少なくなかったのです。この際、いったん取り下げて、業界全体のウミも出し切るべきでしょう」
新国立競技場問題しかり、“ムラ社会”でゴニョゴニョやろうとすると、ロクなことはない。
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