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GDP減でも「景気回復」(甘利経産相・談)とは。(日々雑感)
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/821.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 8 月 18 日 06:24:51: EaaOcpw/cGfrA
 

http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-5035.html
2015/08/17 16:13

<内閣府が十七日発表した二〇一五年四〜六月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・4%減、この成長が一年続くと仮定した年率換算で1・6%減となり、三・四半期(九カ月)ぶりにマイナス成長に転じた。GDPの約六割を占める個人消費が冷え込んだことや、輸出が振るわなかったことが響いた。

 一四年四月の消費税増税後に落ち込んだ個人消費は緩やかな回復傾向にあったが、一五年四〜六月期の水準は増税直後の水準に逆戻りした。記者会見した甘利明(あまりあきら)・経済財政担当相は「消費が振るわないのは、生活用品や食料品の値上がりといった消費者物価の上昇に賃上げが伴っていないという肌感覚が消費者にあるからだ」との見方を示した。

 実質GDPを項目別にみると、個人消費は前期比0・8%減と四期(一年)ぶりのマイナスとなった。エアコンなどの家電製品の販売が伸び悩んだほか、衣類や食料品など幅広い品目で消費が落ち込んだ。

 円安を追い風に好調を維持していた輸出も4・4%減と、六期(一年六カ月)ぶりにマイナスに転じた。中国経済の減速が響いたほか欧米向けも不振で、パソコンや携帯電話に使われる液晶部品や自動車、鉄鋼製品などの輸出が減少した。輸入も落ち込み2・6%減。企業の設備投資は0・1%減で、三期(九カ月)ぶりのマイナスとなった。

 民間住宅投資は1・9%増と二期連続でプラスになった。公共投資も補正予算が組まれたことなどが影響し、2・6%増となった>(以上「東京新聞」より引用)


 日本の最大貿易相手国・中国の景気後退を反映して輸出が4.4%減となり、政府広報機関のマスメディアによるペア大宣伝とは裏腹に実質的な賃上げのない春闘の結果として個人消費も対前年比0.8%減により4-6月期のGDP-1.6%の結果となった。しかし甘利経産相はそれでも「景気は回復期にある」との判断を示している。

 この人は経済が全く解っていないのではないだろうか。この先行き、明るい材料は何もない。中国の景気後退は現実となり、不動産バブルや株バブルは中共政府の自由市場原理を無視した強権発動により、見掛けだけゾンビのように現状を維持しているようにみえるが、そうしているうちに実体経済は傷口をさらに大きくして大きく崩壊するだけだ。ただ時間の問題だということが習近平主席をはじめとする中共政府には解っていない。

 更に5日ほど前に天津港湾部で大爆発事故があって、世界で貿易額二位の国際貿易港が使用不能になっていることも忘れてはならない。中国経済はさらに大きく落ち込む要因を抱え込んでしまった。

 日本の対外貿易がGDPに占める割合が14%前後と低いとはいえ、政府が景気対策として財政支出する割合がせいぜい対GDP数パーセントなのと比較すると対中貿易の減少は小さくない影響を日本のGDPにもたらすだろう。そして個人消費が回復する要因は皆無だ。政府は個人所得減税もしないばかりか、年金から天引きする介護保険料などを引き揚げてしまった。安倍自公政権は「国民の生活が第一」の政治とは真逆を実施している。大企業優遇で個人を痛めつける政治を行って「景気が回復」するとは決して思えない。

 

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コメント
 
1. 2015年8月18日 06:30:38 : jXbiWWJBCA
ふらつく安倍政権を見て余裕が出てきた中国
安保関連法案に想定外の逆風
2015.8.18(火) 柯 隆
安保法案、衆院特別委で可決 自衛隊の役割拡大定める
衆議院平和安全法制特別委員会で、野党議員の質疑に答えるために挙手する自民党の安倍晋三首相(2015年7月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO〔AFPBB News〕
 最近、日本人は本当に面倒くさい民族だなと感じている。先週は毎日のように、戦後70年談話にどういう文言が盛り込まれるかという話題ばかりだった。おまけに、中国と韓国がそれに対してどう抗議してくるのか、という憶測まであった。

 そもそも、なぜ新たな談話を作る必要があったのだろうか。日本政府は村山談話のほかに河野談話や小泉談話も発表している。安倍首相は「未来志向」という言葉が好きなようだが、このタイミングで70年談話を作る必要性は一体どこにあったのだろうか。

 東アジアの不幸は、まさに未来志向になれないところにある。だが、安倍首相はこれまでの政府談話では満足できなかったようだ。だとすれば、安倍首相は「村山談話を踏襲する」と言うのではなく、「村山談話を踏襲せず、新たな安倍談話を作る」と明言すべきであった。

 安倍政権の政治についてコメントすれば、脱デフレを目指したアベノミクスについてはそれなりの評価をしてもいい。しかし、70年談話を発表する意図は結局不明瞭だし、安保関連法案については、正直言って姑息で中途半端と言わざるを得ない。

 筆者の専門ではないが、素人の立場から見ても、憲法を改正せず解釈を変えるだけで集団的自衛権を認めようとするやり方には無理がある。それは、中国や北朝鮮が日本に脅威を与えているかどうかとは別問題である。

米国のアジア戦略のキーパーソンは日本の首相ではない

 安倍首相は中国に対して「戦略的互恵関係の構築」をメッセージとして送り続けてきた。しかし、安倍政権が対中外交を戦略的に練り上げているとは思えない。

 安倍首相が本当に展開したいのは、1期目に提起した「価値観外交」(民主主義や人権尊重といった価値観の共有を基盤とする外交)ではなかろうか。しかし、東アジアでは価値観外交は成功しない。韓国や東南アジアの小国は、価値観よりも経済的な実利を重視する。そのため中国に妥協するので、東アジアは割れてしまうのだ。

 安倍政権は東アジアで価値観外交を推進できないので、TPPの締結にその希望を託そうとしている。TPPは国際貿易を自由化するという枠組みとしてだけでなく、中国に対抗する連合の役割としても期待されている。

 しかし、これは無謀な挑戦と言わざるをえない。日本にとってもアメリカにとっても、中国は最も重要な貿易相手国である。仮に中国を封じ込めることができたとしても、日米は大きな損失を被ることになるだろう。何よりもTPPは簡単に締結できない。参加する国や地域はそれぞれが自国の国益を最優先に考えているからである。

 戦後70年目に改めて東アジア情勢を鳥瞰すれば、その複雑性は一目瞭然であるが、問題は日本の立ち位置がはっきりしないことである。

 永田町では、小泉内閣時代からアメリカに寄り添っていれば日本の安全が担保される、という考えが主流になっている。日本を安心させるために、オバマ政権のヒラリー・クリントン国務長官(当時)はアジア回帰の意向を示唆した。

 アメリカとしては、当然のことながらアジアでの影響力を誇示していきたいに決まっている。しかし、アメリカにそんな余力があるのだろうか。

 そして日本にとって問題なのは、今やアメリカのアジア戦略のキーパーソンが日本の首相ではなく、中国の国家主席に代わってしまっているということだ。

余裕が出てきた中国の対日外交

 中国政府が安倍政権を注視するのは、アベノミクスをはじめとする経済政策よりも、むしろその保守性にある。中国の日本専門家は安倍一族を徹底分析し、それに関する専門書がいくつも出版されている。

 アベノミクスは一定の成果を出したが、安保関連法案が俎上に載ったところから、安倍政権はふらつき始めた。安倍首相の初心はぶれていないのだろうが、その論理の構成と展開は大混乱している。

 安保関連法案の必要性を説明する安倍首相の答弁を聞くと、いつも失笑させられるところがある。「米軍が敵国に攻撃された場合、同盟国としての日本は米軍を守らなければならない」と言うのだ。世界最強の米軍が日本の自衛隊に守ってもらわなければならない事態が、本当にあるのだろうか。

 中国政府は70年談話がどんな内容になろうと、すべて織り込み済みだったはずだ。安保関連法案でふらついている安倍政権を見て、中国の対日外交には余裕が出てきた。

 それを誤解しているのは安倍政権だけだ。7月の谷内局長の訪中では中国に厚遇されたので、「対中外交の勝利」と受け止められている。だが実際は、安倍政権の対中外交が中国にとってコントロール可能な範囲にあるから、中国側に余裕と安堵感が出てきたのだ。

失速してしまいかねない安倍政権

 安倍首相は歴史にどのような功績を残せるのだろうか。安保関連法案は最終的に採択されるだろうが、その合憲性に関する裁判はこれから多発すると予測される。なによりも、多岐にわたる問題に力を分散しすぎているため、アベノミクスの成長戦略も腰折れする可能性がある。内政が安定しなければ、強い外交はあり得ない。

 安倍政権が誕生してから、日本では言論統制が強まっていると言われている。むろん、中国のような力による統制は行わない。日本の場合は、政権を批判しにくい空気を作り出している。

 ここまでは想定内のことだろうが、首相補佐官など安倍首相に近い人物たちは問題発言を連発している。ここに来て、安倍首相は任期を全うできるかどうかも不透明になってきた。さまざまな政策に意欲的に取り組んでいるが、このままでは失速してしまいかねない。

 最後に、日本にとって中国が脅威であるとすれば、力による対処法はもはや効果がない。この先、重要なのは、TPPのような枠組みで対処するのではなく、グローバルのルールに則って行動してもらうように中国を取り込むべきであろう。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44520


2. 日高見連邦共和国 2015年8月18日 08:56:06 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

死んでろ、余り(甘利)!!(怒)

3. 2015年8月18日 11:29:48 : bYUTlGq7cE
GDP減少を、「景気は踊り場にさしかかっている」と表現した放送を聞いた。

「上り階段の途中で平坦な場所に差しかかった」意味か、あるいは「下る途中に平らな場所にさしかかった」のか、後者ならば楽観視できようが、実際は前者なのだ。
不況を、無理やり良く見せようとの意図が見え見えだ。
こうした手法は先の敗戦の「大本営発表」に類似している。


4. 2015年8月18日 20:21:49 : 1hBSnHCCaY
爆買いを 見ろと甘利は 虚勢張り

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