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東京五輪のボート、カヌーの競技会場「海の森水上競技場」のイメージ図。レーン手前がゴール。観客席は当初、左側に計画したが、土壌が悪く整備費が高騰。変更して対岸に移動させた(写真:東京都オリンピック・パラリンピック準備局提供)
トンデモ五輪施設 491億円ボート会場の「ありえない」立地〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150817-00000013-sasahi-soci
AERA 2015年8月24日号より抜粋
巨額の建設費が大問題になった新国立競技場だが、きな臭い五輪施設計画は他にもある。ボートの「海の森水上競技場」だ。
「ボート会場予定地がゴミの埋め立て地との認識は持っていました。ただそこまで(建造物が)腐食に弱いとは……」
そう話すのは、東京都オリンピック・パラリンピック準備局の花井徹夫施設輸送担当部長。言っているのは、都が東京湾岸に計画する2020年東京五輪のボート・カヌー競技会場「海の森水上競技場」のことだ。
当初、施設整備費を「69億円」と発表。ところが、諸経費を含めると「1千億円超」というとんでもない金額が出てきたのだ。花井部長は主な高騰要因を「観客席下などの地盤が弱く、腐食も引き起こすため」と説明する。ただ、そんなことは百も承知で選んだ場所なのではないのか。
結局、膨れ上がった整備費を問題視した舛添要一知事が昨年11月に見直しを表明。主要施設を「ゴミ地盤」ではない反対側に移すことなどで、491億円に圧縮した。それでも当初公表した整備費の約7倍だ。ある建設業関係者はあきれる。
「69億円が1千億円超となり、今度は491億円。民間企業ならこんなことをしていては全員クビ。開催決定前に詳しい調査が難しいのは分かるが、いくらなんでも10倍超はないでしょう。見直し後も本来の69億円がベースになっているのか」
実は建設工事では、設計会社の取り分はプロジェクト請負金額の3〜5パーセントが目安。総額が減れば設計会社の実入りも減るため、減額とはなりにくいのだ。
「設計会社は造り方は知らないから金額もいい加減。新国立で分かるでしょ」(業界関係者)
海の森には、ボート関係者からも疑問の声が上がっている。バルセロナとアトランタの五輪ボート競技日本代表で、現在は社会人チーム監督の岩畔道徳(いわぐろ みちのり)さんは言う。
「コースサイドに風力発電の風車がある。あり得ない。風が強い場所だと証明しているようなもの。ボートなどの水上競技には静かな水面が絶対条件です」
構造にも大きな問題があるという。岸辺はコンクリート堤防で切り立った構造。水面付近の風を防ぐ効果はあるが、これでは動力船やボートが起こす波が反射しあう。しっかりした消波と強風対策が必要だが、それだけコストがかさむことになる。
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