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2015年8月16日 くろねこの短語
「深い反省」という言葉は尊いが、それを利用する新聞・TVはあざとい。自らの言葉で権力と戦うのがジャーナリズムってもんだろう。
桜島の噴火警戒レベルが4(避難準備)から5(避難)に引き上げられそうだ。東京でノホホンとしているわが身には、周辺住民の不安は計り知れないものがあるんだが、同時に心配なのが川内原発だ。九電は特別な対策を講じる気配がないようで、確かに桜島の噴火がダイレクトに川内原発を襲うことは現実離れしているとは思う。でも、イッチャンの問題は、こうした自然のシグナルに対してどう謙虚に取り組むかってことなんだね。心のどこかに「たかが桜島の噴火くらいで・・・」なんて驕りがあるとすれば、それが一番怖い。なんてったって、「最大で15センチの降灰が積もるだけで原発の安全性には何の影響もない」なんて能天気なこと言ってるのが原子力規制委員会委員長ですからね。
・レベル5、全域避難も想定=桜島、従来規模上回る噴火で―火道拡大か・気象庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150815-00000101-jij-soci
それはともかく、昨日の全国戦没者追悼式での天皇のお言葉に「深い反省」という表現があったというので、新聞・TVはそのことを鬼のように報道してます。それはそれでいいんだけれど、それにしたって天皇のお言葉にこんなにもスポットが当てられるってのはちょいと異様だね。で、予想通りに、一昨日のレレレのシンゾーの談話と対比することで、グチャグチュ言っとります。
でも、こういう報道のあり方ってどこかいびつだ。考えようによっちゃ、メディアが天皇のお言葉を利用して政権批判しているようなもので、本来なら自らの言葉で政権と戦うことがジャーナリズムってもんじゃないのか。毎日新聞は「終戦の日:きょう 自戒を胸に報じる=主筆・伊藤芳明」の見出しで、新聞の戦争加担、戦争責任などに言及した紙面作りをしていたようだけど、すべてのメディアが自分たちの戦争責任を見つめ直すことこそが最優先事項で、「深い反省」はまずメディアがすべきことなんだね。
・「大戦 深い反省」 天皇陛下 踏み込んだ「お言葉」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015081690071147.html
・終戦の日:きょう 自戒を胸に報じる=主筆・伊藤芳明
http://mainichi.jp/shimen/news/20150815ddm001040141000c.html
秘密保護法の時だって新聞・TVはまるで役に立たなかったどころか、その危険性を真摯に報道せずに、へたすりゃ意図的にミスリードしたふしもある。安保法制=戦争法案またしかり。憲法学者の「違憲」表明を待つまでもなく、集団的自衛権行使容認閣議決定の時に新聞・TVがしっかりとこの法案の本質を突いていれば、ひょっとしたら安倍政権そのものを退陣に導くことだってできたかもしれない。少なくとも、レレレのシンゾーが国会審議前にアメリカと法案成立を約束するなんて事態にはなっていなかっただろう。
60年安保では、在京新聞7社が「暴力を排し議会政治を守れ」と題する共同宣言を掲載して、反対運動に水を差したことがあったけど、いまこそ「安倍政権は議会政治を守れ」「アベ政治を許さない」と声を高らかに宣言してみやがれ・・・って悪態ついたところで、お後がよろしいようで。
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