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「A級戦犯や戦争指導者を祀る靖国神社への参拝を続けるなら謝罪を続けることも宿命でしょう:深草 徹氏」
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2015/8/16 晴耕雨読
一日本国民として明治以来の歴史を、心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ぶのは誰も異存のないところでしょう。
しかし、そんなことは侵略と植民地支配により周辺国に多大な被害を及ぼした日本国の首相が、戦後70年の終戦記念談話において、言うべきことではないでしょう。
「アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。」
しかし、琉球処分、朝鮮の植民地化、台湾出兵、日清戦争と台湾割譲、日露戦争と満州進出、21カ条要求。
侵略とアジア同胞の抑圧の連続でしたね。
第一次大戦では、わが国は、孤立したドイツ帝国のアジア・太平洋地域の拠点を攻撃して漁夫の利を得ました。
第一次大戦を機に波打ち始めた戦争違法化の流れに、わが国は、面従腹背。
内に社会・政治運動の弾圧・朝鮮人や左翼の虐殺、外にシベリア出兵、張作霖爆殺、山東出兵。
世界恐慌以前のことです。
「わが国は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようとした」。
随分と評論家的な語り口ですね。
「国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった」。
違いますね。
天皇制と軍国主義が、満蒙の特殊権益、中国大陸における死活的利益をかざして侵略を推進したのです。
「日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした『新しい国際秩序』への『挑戦者』となっていった」。
これは昭和維新を唱えた右翼・青年将校の弁明のようですね。
きっとネトウヨも拍手喝さいではないでしょうか。
「進むべき針路を誤り」。
本当は正しい道であったと言いたいようですね。
「戦後七十年にあたり、国内外に斃れたすべての人々の命の前に、深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の、哀悼の誠を捧げます」。
まるで人ごとのように聞こえますね。
まず言うべきことは、アジア諸国で侵略軍の手により奪われた2000万の尊い命とそれら諸国への心底からの謝罪でしょう。
「戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません」。
いろいろとあげてきた戦争犠牲者。
その最後に忘れられそうになっていた従軍慰安婦のことかと思わせる人々のことがわずかに語られています。
残虐行為、非人道行為こそ、はっきりと語らなければなりません。
「これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある」。
現在の平和は、戦争の悲惨さ、残虐さ、非人間性を語り継ぎ、平和の大切さを訴え続けている有名・無名の人々のたゆまぬ努力によって守られているのです。
それを無視して日本を再び戦争への道に引き込もうとしているのは安倍首相、あなたですよ。
「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」。
ならば憲法9条を遵守しましょう。
「侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない」。
本当にそう考えるなら海外で米国と共同して武力行使をすることを認める安保法案は撤回するべきでしょう。
「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」。
それなら靖国神社への国会議員、大臣の参拝をやめることが先決問題です。
A級戦犯や戦争指導者を祀る靖国神社への参拝を続けるなら謝罪を続けることも宿命でしょう。
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