さて、１様。
旧日本軍の腐敗堕落残虐性は
「満州における官僚や商人」同様、
10年頃より権力内部で深刻な問題に
なっており、安岡正篤が、13年に
為政三部書（原名　三事忠告）を
書かなければならなかった程だ。
三事忠告とは、
　廟堂（内閣大臣）忠告
　風憲（法務警察）忠告
　牧民（地方行政）忠告
からなる元の張養浩の文を
書き下したものだが、刷り終わると
満支の官僚や商人に対しではなく、
２千部を軍当局に配布。その後も
時局悪化につれ！中将、大佐、
特務機関、放送局へ配布された。
曰く『重民』。

だが、昭和天皇自身が
中国におけるアヘン売買を承認し、
敗戦に恐怖して自身の命乞いのために
沖縄と人民を売ったのだから、
イワシの頭はてっぺんから腐っていたわけだ。
『敗戦後の人間宣言』は当てにならず、
『卑怯者』『絶望的に格下人格』は、
戦争責任者＝昭和天皇に投げる言葉だろう。
八紘一宇（敗戦後は公文書記載は禁じられている）
とは、まさに帝国主義的侵略戦争なのに、それを
理想化した欺瞞性にこそ、腐敗堕落残虐の養土が
あった。