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安倍政権の反知性主義 止まらぬ“首相親衛隊”暴言に党内からも批判〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150813-00000001-sasahi-pol
週刊朝日 2015年8月21日号より抜粋
7月30日、自民党の武藤貴也衆院議員(36)が自身のツイッターに、安保法制に反対する学生団体「SEALDs」について、<「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく>と書き込んだ。
「戦争法案ではない」と説明してきた安倍政権のちゃぶ台を返すような内容が激しく批判されたが、武藤氏は撤回を拒否。さらに、2012年のブログで日本国憲法の三原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」について<大きな問題を孕んだ思想だ>などと書いていたことも発覚し、火に油を注いだ。
「SEALDs」中心メンバーの奥田愛基(あき)氏(23)がこう呆れる。
「『基本的人権』がおかしいと言うような人が政権与党にいていいのか。戦争に行きたくないのが利己的と言うが、個別的自衛権の話とごっちゃにしている。僕は他国で起きた戦争に日本が参加して、責任がとれるのかと言っている。武藤さんは本当に法案を理解しているのか」
滋賀4区選出で2期目の武藤氏は、07年から09年まで嘉田由紀子県知事(当時)を支持する与党系の県議会会派の政策スタッフとして働いていた。当時を知る関係者がこう語る。
「スタッフ時代は遅刻常習者で、遅れても謝らない。当時は国粋主義的な発言もなく、ダム見直しを訴えていたのに、09年4月に自民党の公募候補者に選ばれるとダム推進派に豹変し、みんな呆れていた。昨夏の県知事選では自公推薦の候補が触れない戦略をとっていた集団的自衛権について最終日の応援演説で力説してしまい、公明党が激怒した」
問題は、政権発足初期には下火だった身内からの失言が、このところ続出していることだ。
7月26日には礒崎陽輔首相補佐官(57)が講演で「法的安定性は関係ない」と発言。6月に「メディア威圧発言」が問題視された大西英男衆院議員(68)は、懲りずに再稼働に反対するテレビコメンテーターを「各個撃破」しろと続ける。
止まらぬ自民党議員の反知性主義的な暴言の要因は何か。反知性主義の現代日本版として「ヤンキー化」が各所で進んでいると指摘するのは精神科医の斎藤環氏だ。
「今の自民党にも『ヤンキー化』の兆候が強く見られます。安保法制で『自民党感じ悪いよね』という空気が醸成されてきたことに反応し、外部への攻撃で身内の結束を固めようとしている。ボスより周囲が強硬派なのもヤンキーの特徴。発言者にすれば、安倍首相が言いたくても言えないことを自分が代弁してあげているつもりなのでしょう」
斎藤氏は武藤氏の派閥の長、麻生太郎財務相が6日の派閥の会合で「自分の気持ちが言いたいなら法案が通ってからにしてくれ」と語ったことに注目する。
「発言の内容自体を批判しなかったことで、武藤氏の発言が自分たちの本音だと裏付けてしまった。派閥が弱まり単一カルチャーとなった今の自民党では、武藤氏の発言のような考え方が党内の主流になり、それが国民の本音でもあると“洗脳”に近い状態で無批判に受け入れているのではないか。そういう集団に長くいると、知性が削り取られてしまう」(斎藤氏)
(本誌・小泉耕平/横田 一)
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