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小松法制局長官に続き香川財務次官も(C)日刊ゲンダイ
今度は財務次官が…首相の周辺ではなぜ腹心が亡くなるのか
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2015年8月13日 日刊ゲンダイ
またひとり、安倍首相を支える官僚が“殉職”した。前財務事務次官の香川俊介氏が9日、58歳の若さで死去した。昨年亡くなった前内閣法制局長官の小松一郎氏(享年63)に続く高級官僚の訃報で、香川氏は今年の7月まで現役の次官だった。退官後、たった1カ月で力尽きたことになる。何とかならなかったのか、と思ってしまう。
竹下政権で小沢一郎官房副長官の秘書官として1989年の消費税導入に貢献した香川氏は、8%への増税に道筋をつけた人物だ。2010年から3年に及んだ官房長時代、自公民の3党合意による「税と社会保障の一体改革」の議論を支え、14年4月の消費税率8%への引き上げを実現させた。12年秋に食道がんが見つかったが、手術で再起。13年にはギラン・バレー症候群を発症しながらも6月に主計局長、14年7月に次官に就任した。
香川氏と交流があったジャーナリストの須田慎一郎氏はこう言う。
「『一体改革』は消費税を5%から段階的に10%に引き上げるワンパッケージの政策。体調不良とはいえ、主計局長で退官すれば職務を途中で放り投げた格好になってしまう。それには納得がいかなかったようです。体調が比較的安定していたこともあって次官を引き受けたのでしょう。本来ならば今国会が閉会するまで務めなければなりませんが、限界だった。結果的には次官のポストが寿命を縮めてしまったのかもしれません」
安倍政権は15年10月に予定されていた消費税10%への引き上げの先送りを決めて、「国民の信を問う」という大義名分で昨年12月に解散総選挙に打って出た。
「増税先送りに反対していた香川さんは、安倍政権に裏切られ、省内からも突き上げを食らい、相当なストレスを抱えていた様子でした。4月下旬には杖なしでは歩けないほどで、検査の結果、肺へのがん転移が見つかった。6月には日中財務対話に出席するため、麻生財務相の訪中に随行する予定でしたが、それもドタキャン。体調悪化は深刻でした」(財務省関係者)
安倍政権が血道を上げる安保法案をサポートした小松氏も、抗がん剤治療で週1回通院しながら、働き続けた。小松氏も香川氏も、安倍首相への退任あいさつは車イス姿だった。
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