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「「米国と合意した。それがすべてなんです。国会は関係ない、と」小池晃議員緊急インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18086.html
2015/8/13 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
まもなく17時より、「安保法制成立を前提とした自衛隊の『工程表』が存在した!?岩上安身による日本共産党・小池晃議員緊急インタビュー」の模様を実況します。http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi … @iwakamiyasumi
岩上「本日は昨日の国会で“爆弾”質問をした日本共産党・小池晃議員のもとにきました。よろしくお願いします」
小池晃「よろしくお願いします」
岩上「防衛省の統合幕僚監部が5月時点で、安保法制成立を前提とした「今後の方向性」を検討していたという(続)」
岩上「衝撃の内部文書を11日、小池晃議員が委員会で暴露。まさに戦前の軍部の独走。 中谷大臣は答弁不能で散会。内部文書の『日程表』には、『8月に法案成立。2月に法施行。南スーダンPKOについては年明けの2月から新法制のもとで運用する』と記述」
小池「この時点では、南スーダンへの自衛隊派遣が延長されることも決まっていませんでした。国会無視ですよ。この内部資料は統合幕僚監部が出していました」
岩上「資料はどこから?」
小池「情報源秘匿は鉄則。戦争法案に怒っている人は自衛隊にもいます」
小池「戦争法案は、日米新ガイドラインの具体化です。ようは、米国との合意をまずやって、そこで決めたものを法制化したんです」
岩上「ガイドラインは国会で審議されたことがない。しかも法的にカバーしていない部分まで合意してしまう」
小池「憲法違反です」
小池「そんな大事なことを2+2と総理だけで決めてしまった。右も左もなく、日本の主権はどこになるのか、という話です」
岩上「小池さんは『日本の独立と主権をないがしろにする異常な対米従属の姿勢だというふうに言わざるを得ません』と。日本愛国党のような」
岩上「法案が違憲かどうかだけでなく、この国が属国か主権国家かが問われています」
小池「日米新ガイドラインがすべての出発点です。政府はあくまで『指針』と言いますが、今回、いかにガイドラインを実行するかを決める法案だということが率直な形になりました」
小池「中谷大臣が『突然のご指摘でございまして』と言いましたが、事前に提出し、配布していい、と言われたので配付したんです」
岩上「オトボケだったんですか?」
小池「オトボケです。2時間も前に持っていたんです。国会では事前配付のルールがありますから」
岩上「知らなかった、と中谷さんが言えば文民統制が機能していないことに」
小池「知っていた、と答えれば、やってはいけないことを知ったうえでやったことに。どっちをとっても行き詰まりです。答弁では承知していない、というようなこと言っているから大問題」
小池「同盟調整メカニズムは今回のガイドラインの肝」
岩上「これまで『武力攻撃事態等において運用される調整メカニズム(BCM)』から、日米新ガイドラインで設けられた『平時から利用可能な常設の同盟調整メカニズム(ACM)』へ変更されることが明記」
小池「調整メカニズムは有事に作られ、米軍と自衛隊が調整される。しかし今度のは平時からです。ここまではガイドラインに書かれている。しかし今回の内部文書では、運用を調整する「軍軍間」の調整所が設置されるという。これはガイドラインには出ていません」
小池「自衛隊がいつから軍になったのか。結局、日米の共同司令部ですよ。日米の軍備には圧倒的な力の差があるんです。主体的に判断なんてできませんよ。指揮下に入ることは間違いない。主体的な判断で空中給油なんてできるわけがない。指揮下でしかできない」
岩上「学習院大学教授・青井未帆さんは『制服組』(自衛官)が実際の知識を持っているんです。米国とデータを共有しているので、事実上の指揮権が日本にあるとは考えられない。米軍の制服組を中心に決定されていくことになるのではないか、ということです…と」
岩上「専門家である制服組の意見に政治がどう異論を挟めるでしょうか。そう考えると、NSC(国家安全保障会議)での議論が形式的なものになる可能性が高い、と青井さんは言っています」
小池「そうですね」
岩上「これクーデターです。主権はどこにあるのか」
小池「米国と合意した。それがすべてなんです。国会は関係ない、と」
岩上「全世界の戦費の50%が米軍。でも財政赤字でパンパン。GDPも17%程度。だから肩代わりする。それが日本の現状」
小池「鴨がネギ背負って鍋に飛び込むようなものです」
岩上「安倍総理は、昨年末から河野克俊統合幕僚長と20回以上会談しています。今年の2月19日には、中谷元防衛相、外務省の平松賢司総合外交政策局長、丸山則夫アフリカ部長、防衛省の深山延暁運用企画局長、河野克俊統合幕僚長らと会談しています」
小池「中谷大臣はこの内部資料の中身は知っていたと思いますよ」
岩上「防衛省は6月に成立した『防衛省設置法などの改正案』で、防衛官僚が主体の「内局」にある「運用企画局」を廃止し、陸、海、空自衛隊の部隊運用は制服幹部主体の「統合幕僚監部」に一元化」
岩上「従来、防衛大臣が統合幕僚監部や自衛隊に指示、承認、監督する際、文官の官房長や各局長の補佐を受けていたが、今後は制服幹部も大臣を補佐することに。専門的な軍事知識を持たない総理や防衛相は制服幹部の直言に反論できず、言いなりと化す懸念も」
小池「米軍と一体化した自衛隊が独走していく。そういう仕組が作られている。法的安定性や憲法を否定する政権と防衛省改革が相まってこういう暴走が進んでいる。その底にあるのは対米従属です。この法案は撤回するしかない。ガイドラインも閣議決定も破棄ですよ」
小池「立憲主義の否定にみんな怒っている。その背景には対米従属がある。今度のことでより鮮明になった。米国の言うとおりのシナリオに沿っているとなればさらに反対の声は強まると思います」
岩上「安保法案賛成デモでは、星条旗が掲げられていました」
岩上「ネオナチの連中、ネトウヨの連中もデモ隊に入っていました。そして安倍政権支持、安保法案賛成!って言っています」
小池「真の保守は独立国にする、という覚悟があってこそ。対米従属の右翼なんて右翼の風上にも置けないと思いますよ」
小池「僕も『スパイを送っている』などとtwitterで言われますが。対米従属に怒りを持つ、人間の感情がわからないのか」
岩上「『共産党が内部資料を入手したことが問題だ!入手ルートを洗い出すべきだ!』とネットの声も」
小池「なぜこうなるかな」
岩上「あらかじめ検討くらいする、という批判もありましたね」
小池「法の成立から施行まで期間があるのは、その間に検討するからであって、法案が成立もしていないのにやるべきではないんです」
岩上「ちょっとここでひとつお聞きしたい。毎日新聞が参院選の野党協力について、『沖縄県選挙区以外では行わない考えを示した』と報じています」
小池「ニュアンスが全然違います。委員長の発言は一般論としてこれまでも言ってきた」
小池「共産党の選挙協力に関する一般論です。来年はこうします、なんて一言も言っていません」
岩上「来年の夏などとは言っていませんね」
小池「毎日が『来年の選挙』とつけただけです。今こんなことを議論すべきじゃない。とにかく今は廃案で力を合わせる時」
岩上「今、というのはいつまでですか?」
小池「闘いの展開はわかりませんからね。廃案が見えてきています。今から来夏のことを考えてもしょうがないですよ」
岩上「でも、今は解釈改憲ですが、参院選の結果では憲法が変わる。意識しないといけません」
小池「おっしゃるとおり。だからこそ今の闘いが大事で、野党で一致していけるのかということです。国会前の集会に野党の党首が揃ってアピールする。なかったことですよ。今後は、この闘い次第です。その先は、その後考えます」
岩上「でも、市民もこの間の運動で疲れています。何か今後のことを伝えなければ報われないのでは。もう一言いただけませんか?」
小池「もう言ったじゃないですか。毎日新聞の書いているような単純なことを言っているわけでない、ということです」
小池「とにかく水面下も含めて、かつてないやりとりも行われています。闘っているときに手の内は見せられませんよ。あくまで野党間には、政策的な一致と共闘の意思は必要です。何もかも一緒では同じ政党ですから、どこまで一致するか、ということです」
小池「命をかけて民主主義を守ろうとしている人たちの期待を裏切らないように頑張りたいと思います」
岩上「自民党・武藤貴也議員が基本的人権が日本的精神を損なっていると言ったり、SEALDsは利己的だと言ったり。これは自民党全体に通づる腹の中では?」
小池「そういうことはありますが、これは自民党の自滅につながる。財界からみても異常ですよ。今の歯止めなき暴言が続けば、対外的にも信頼を失う。武藤某の話は戦争だと認め、麻生さんは『法が通ってからにしろ』と法が通る前に言っちゃう。バカの連鎖ですよ」
小池「自民にも『この法案はおかしい』と思っている人はいます。政治家は世論を気にする。立ち往生にできると思います」
以上で実況を終えます。
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