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白井聡氏が語る 戦後の日本はなぜ尊敬されないのか?  対米従属のメンタリティーを断つことが 日本が尊敬される道
http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/509.html
投稿者 ダイナモ 日時 2015 年 8 月 12 日 08:22:16: mY9T/8MdR98ug
 

戦後70年を迎え、日本は安定した東アジアをつくるために、歴史認識問題を巡る相克をどう乗り越えればいいのか。京都精華大学専任講師の白井聡氏は、対米従属を絶つことが、尊敬される日本への道だと主張する。果たして、安倍政権に戦争の総括をすることはできるのか。(インタビュー・構成/『週刊ダイヤモンド』論説委員 原 英次郎)

――アジア諸国と安定した関係をつくり上げることが、日本のメリットになるはずですが、中国、韓国との関係は悪化したままです。  

 いま何が起きているかというと、特に第2次安倍政権になってから、もはやアジアの中で生きていくことを放棄したのかと思われる――そうとしか受け取れない言動が繰り返されています。

 一体そこを政権中枢や財界はどう考えているのか。今やっていることの方向性を見ると、これは、中国との戦争準備。非常に危険な火遊びをやっていると思います。なぜそれを誰もストップさせないのか。財界もチキン野郎ばかりになったということなのでしょうか。 

 今の政権には歴史問題に関して和解を導くという意思が見えません。なぜ、信頼関係が築けないか。中国や韓国から見れば、問題の核心は何かというと、戦後の日本は、アメリカという「強いお兄ちゃんがバックにいるんだぜ」という状況を抜きに、「自分自身で、裸一貫で、俺たちと一度でも話そうとしたことがあるのか。一度もないだろう」ということです。だから日本の異常な対米従属が続いている限り、真の信頼関係は絶対に築けない。


アメリカをバックにして敗戦を否認する構図とは

――日本の歴史認識はそういう構造の中で、創り上げられたということですね。

 その点は『永続敗戦論』で説明したことがベースになります。つまり日本の場合は、敗戦という事実をいかにしてごまかすか。敗戦したことは分かっているけれども、その意味するところを認めない、という歴史意識が成立してしまった。そんな都合のいい状態は、アメリカをバックにすることによって可能になった。

 戦後間もなくして冷戦が始まったため、アメリカは日本を反共産主義の砦とするために占領政策を転換して、戦前のファシスト勢力を温存するという決断を下した。だから日本の支配層はアメリカに対しては無制限対米従属になるわけですが、その引き換えにアジア及び国内に対しては、敗戦を否認することを続けてきたわけです。

――太平洋戦争ではアジア諸国は日本の被害者です。もし、あの戦争が自衛のための戦争だったと正当性を主張するのであれば、それは当時植民地を持っていた欧米諸国に言うべきですが、アメリカには何も言えませんね。

 そういう構造すら、実はアメリカによって意図的につくられたという側面もある。松田武さんがお書きになった『対米依存の起源』という本の中で、米国の国務長官を務めたダレスが、戦後日本の運営手法について赤裸々に語っていることが紹介されています。それは何かというと、日本人のレイシズム(人種主義)を利用する。欧米に対するコンプレックスとアジアにおいては自分たちだけが近代人なんだという差別感情を利用する、と。そうすれば、日本人はわれわれに従属する一方、アジアで孤立し続けるだろう、とダレスは見通していた。見事にその策略にはまり続けて、戦後70年が過ぎた。


アジア諸国は日本に対して「我慢」をしなくなった

――ただ、戦後日本はサンフランシスコ平和条約や2国間の条約で、戦争処理を行ってきました。にもかかわらず、21世紀に入ってから、中国、韓国を中心に、歴史認識問題で対立が先鋭化してきたことを、どう理解すればよいでしょうか。

 端的にいえば、背景にあるのは国力の差が相対的に縮まったということでしょう。要するに、アジアに対して傲慢な態度を取り続けることが可能であったのは、彼我の間に圧倒的な国力の差があったから、彼らはぐっと我慢してきた。「こいつ本当は全然反省してなくない?」と思ったけれども、「仕方ない、ここはぐっと我慢だ。名より実を取るしかない」と。

 今、彼らの国力も上がり、そんな我慢をする必要はなくなった。1965年の日韓基本条約にしろ、72年の日中国交回復にしろ、日本にとってみればとても寛大な条件で国交を樹立させてもらった。寛大な条件というのは、それはあくまで、日本があの戦争や植民地支配に関しては、こちらが一方的に悪かったということを認めるという態度をちゃんとキープする限りにおいて、私たちは寛大に振る舞う、ということだった。だから、日本側がそこからはみ出す言動をしてきたら、あちらは「それは約束が違うだろう」と、当然ブチ切れる。

――歴史認識問題は、現象としては古くは教科書問題、南京事件、今の尖閣問題、竹島問題と慰安婦として現れていますが、根底には日本の戦争に対する認識が誤っていると、批判しているわけですね。

 どの問題を取っても、「敗戦の否認」をできる限りやりたいというスタンスに貫かれています。その悪影響は、歴史認識の問題だけでなく、領土問題にも及びます。日本は中国、ロシア、韓国と3つの領土問題抱えているが、たぶん今の政府はこれを解決する気はない。本当に解決したいのであれば、あの敗戦そのものであるポツダム宣言やサンフランシスコ平和条約(注)に何が書かれているのかを、もう一度直視するほかないし、日本国民にも説明しなくてはならない。

 外務省の依拠する「固有の領土」なる概念は、まさにそれを直視しないことによって成り立っている。故にそれを振り回している限り、領土問題は絶対解決できない。今の政府は敗戦の否認を屋台骨として成り立っているわけだから、解決する能力がそもそもないと、私は見なさざるを得ません。


あの戦争をきちんと総括すべき死者にむち打つことになっても

――それでは、どうすれば歴史認識を巡る対立を克服できるとお考えですか。

 これを解消する方法を考えると、やはり戦争責任の問題に行き着く。戦争責任については対内的な問題と対外的な問題のどちらが優越するかということが、盛んに論争されてきた。ただ、いまとなってはっきりしてきたことは、対内的な責任と対外的な責任というのは、一体的なものだということです。

 結局のところ庶民感情のレベルで、なぜ日本人が対外的な戦争責任に向き合えないのかというと、「私たちだって犠牲者だ」という意識があるからだと思う。例えば、従軍慰安婦問題でも何がことの発端かと言えば、要は日本軍兵士による強姦が猖獗を極めたから。それを防止するために、軍が慰安所を作ったことから問題が生じている。

 では、なぜそんなにひどい軍紀の乱れが生じたのかというと、あの戦争の訳の分からなさに起因している。世界恐慌が波及して国内がぼろぼろになり、「もう戦争しかない」と海外侵略に活路を見出して、それで庶民は有無を言わさず戦地に送られた。大変な苦労をして帰国し、戦後の焼け野原から再出発し、復興して経済発展すると、今度は「お前らはあんなひどいことをした」と言われる。「これは不条理だ。受け入れ難い」、そういう感情がずっとあるのでしょう。

 蛮行の責任に向き合えないのは、責任を最も取るべき人たちがほとんど誰も責任を取らなかったから。お偉いさん方が責任を取らないのに、なんで下々のワシらが悪者呼ばわりされなきゃならないの、と。極東軍事裁判はありましたが、そのそもそもの問題点は、裁く主体が日本国民ではなかったということにある。つまり、我々は自分の手で責任者を裁いていません。

 そう考えてみると、対内的にあの戦争の責任、間違った国家指導に対する責任追及をやらない限り、対外的な責任にも絶対に向き合えない。対内的な責任に向き合えない政府が、対外的な責任をきっちり取れるわけもない。逆に言えば、日本の社会が対内的な責任にきっちり向き合うようになった時には、対外的な責任の問題を、前向きに解決していく糸口がはっきりと見えてくると思います。

 具体的には、もう一度我々も日本国民として、あの戦争に対する責任を国内的に総括する一種の儀式をやらなければだめです。死者にむち打つことになったとしても。


安倍政権に戦争の総括はできない本気でやるなら退場してもらうべき

――戦後70年たった今、日本人の一体だれが戦争責任を総括できるのでしょうか。

『永続敗戦論』の中で、石破茂地方創生担当大臣が『文芸春秋』にお書きになったことを引用しました。石破さんは「戦後レジームからの脱却は、先の戦争に対する検証なくしては、ありえない。この検証プロジェクトは、安倍総理主導のもと、政府として取り組むべきことだと思う」と、正しいことを言っている。

 ただ、「では、それは誰がやるの? 安倍首相を中心にして、そんなことできるわけがないだろう」と、僕は突っ込みたくなる。戦争責任をあやふやにすることによって権力の座にとどまった支配勢力の後継者である彼らに、できるわけがない。A級戦犯に指定された後、アメリカによって取り立てられた岸信介は、この勢力のシンボル的存在です。で、その孫であることを誇りにしている安倍さんが、あの戦争をまともに総括するなど、空想もいいところ。本気でやるためには彼らに退場してもらうしかないのです。

 自民党(自由民主党)にはリベラルな部分もあると言われてきて、確かにそれが当てはまる時期があったけれども、「では今はなんなの?」ということです。リベラリズムもなければ、デモクラシーを尊重するわけでもない。まさに自由でも民主でもない。なぜこんなことになってしまったのかと言えば、結局のところ常に極右勢力――要するに戦前的なものとの連続性を無批判に肯定した勢力――を、ずっと内部に抱えてきて、ついに清算しなかったからです。


対米従属のメンタリティーを断つことが「日本が尊敬される」道

――日本の戦争責任、歴史認識を考える場合、実はアメリカとの関係をどう考えるかが、1つの大きなカギですね。

 問題は何かというと、世界に類を見ない日本の対米従属の特殊性にある。その特殊性の核心とは、アメリカは日本を愛してくれているという妄想です。対米従属という国策もあらゆる国家の方針を比較したうえで選択されるのであれば、それは健全です。しかし、そうではなくて、妄想の上に成り立っている。そう考えると日本の対米従属は国際問題ではなく、国内問題だということが分かる。

 特殊な対米従属によって形成されたメンタリティーは本当に根深い。それを断つことができた日には、アメリカからも、あるいは日本がかつて侵略した相手からも、それ相応の敬意を受けることができると思う。今のような形でやっている限りは、絶対に尊敬なんかされません。


(注)

●ポツダム宣言の領土に関わる箇所 
(八)カイロ宣言ノ條項ハ履行セラルベク又日本國ノ主權ハ本州、北海道、九州及四國竝ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ

●サンフランシスコ平和条約の領土に関わる箇所の一部抜粋
第二条
(a)日本国は、朝鮮の独立を承認して、済州島、巨文島及び欝陵島を含む朝鮮に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
(b)日本国は、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
(c)日本国は、千島列島並びに日本国が1905年9月5日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。


しらい・さとし
1977年生まれ。一橋大学大学院博士後期課程修了、博士(社会学)。専門は政治学・社会思想。早大非常勤講師、文化学園大学助教など経て15年4月から現職。『永続敗戦論』で石橋湛山賞、角川財団学芸賞


http://diamond.jp/articles/-/76413  

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コメント
 
1. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月12日 09:04:08 : E1lRrqAmBUaXw : OsjOQMKuRE
おボッチャマ育ちで厳しい世間の現実を知らない青二才くんの政治論はまるで高校生の弁論のようで幼すぎておもわず笑ってしまった。

まず、「戦後の日本はなぜ尊敬されないのか?」というけれど、日本人はどこの国の人たちよりも尊敬されていますよ。

尊敬という言葉はふさわしくないな。安心されているというべきかもしれない。
アフガニスタンでも日本人だけですよ。殺された人もいますけど、おおむね、警戒されないで現地で活動が続けられている。

「尊敬」なんかべつに勝ち取らないでもいい。安心できる相手だと世界中から思われていることは間違いないのだから。
どうして「尊敬」が必要なの? 

じゃ米国は尊敬されているのか? 中国は? ロシアは? 大国はどこもプレッシャーを与えているだけで尊敬なんかされていないよ。

>特殊な対米従属によって形成されたメンタリティーは本当に根深い。それを断つことができた日には、アメリカからも、あるいは日本がかつて侵略した相手からも、それ相応の敬意を受けることができると思う。今のような形でやっている限りは、絶対に尊敬なんかされません。


なにをバカなこといってるんだろうね、この白井というボクちゃんは。笑
敬意なんか受けなくていいんですよ。平和と繁栄を維持して世界のために貢献しているいまの日本でいいんです。
また「敬意」なんか生き馬の目を抜く競争国際社会ではどうでもいいものですし、そんなもの幻想でしかありません。
大事なことはこれまでどおり日本は肩身を狭くしてお追従笑いしながら、どこにも頭を下げて生きていけばいいんです。それで平和と繁栄が保たれるのならお安いことですよ。
わけのわからないこといってるんじゃないですよ、おボッチャマ。笑



2. 2015年8月12日 10:19:32 : dQOpQJhurg

京都精華大学専任講師の白井聡がいつも頓珍漢なのは対米従属が、軍事財界と自衛隊の巨大利権に根を張ったものだということを隠すことだ。
頓珍漢な与太で誤魔化していることだ。
対米従属の主軸は自衛隊と軍事財界なである。
憲法9条を徹底させ、自衛隊と軍事財界と軍事基地という日本の病原菌を一掃すれば対米従属など消える、イヤでも尊敬される。
新しい経済構造が出来、繁栄が訪れ、アメリカと財界のケツを舐める外務・防衛官僚のようなクズ公僕はいなくなる。
http://esashib.com/honkonbodo01.htm
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-19/2012031915_01_1.html

白井聡が決して踏み込まない軍事危機を捏造し税金を奪うだけの甘ったれた利権構造が対米従属の本質である。
防衛費なるインチキに今国民は毎月毎月5000億円を取られている。
毎月5000億円でどれだけ多くの国民を毎月救えることか、真面目に考えてみろ。
日米安保詐欺同盟や自衛隊・軍事基地などは過去の汚物として処理しなければ国民の生活は奪われ続け悲惨なものになる。
宣伝リンク認定27275140.html


3. 2015年8月12日 12:18:32 : kDVop4u7Ig
白井先生の論評に同意です。大変勉強になりました。戦後70年の総括(歴史認識)は絶対に必要不可欠です。
<対内的な責任と対外的な責任というのは、一体的なものだ>中曽根元首相曰く<民族が負った傷は三代
百年は消えない>「敗戦の年1945年」〜1845年の百年間を遡って、歴史上の『因果関係』を検証しましょう。

相手国を知り、自国を知ることです。自国に都合の良いことばっかりを言っても、国際社会には通用しない。
1882年(明治15年)に“岩倉具視”は清を仮想敵国とする。何故でしょ?「日清戦争」の前夜の(1894,7,16)
「日英通商航行条約」や「日露戦争」の2年前(1902,1,30)に、締結した「日英同盟」もイギリスの思惑に
利用されてたと言えますね!南アジア及び清の権益を守るためやシベリア鉄道建設着工などロシアとフランスの
接近に対抗するための「便利屋同盟」じゃないのかな。今も昔も、日本単独で近隣国を制圧する『力』はない。

敗戦以降の日本はアメリカの属国です。アメリカは自国の需要と国益に適うような策略を用いて意のままに
日本を『操縦』してきたね。真の独立国家になるための努力は必須なこと。米国からの脱却しかないのです。


4. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月12日 14:33:49 : E1lRrqAmBUaXw : 9t9sMMlshA
>敗戦以降の日本はアメリカの属国です。アメリカは自国の需要と国益に適うような策略を用いて意のままに
>日本を『操縦』してきたね。真の独立国家になるための努力は必須なこと。米国からの脱却しかないのです。

これは理論的には賛成だし、そのとおりだとおもう。
だけど、現実的にはただの机上の空論、空夢だとおもいます。


5. 2015年8月12日 14:50:30 : QmyrjoZuIs
>01,02さん
白井聡氏の論点は、戦争の総括がなされていないという事で、歴史認識を事実と変えてしまった、そこから現在の状況が作り出されているという事なのだが、お二人の論点はずれているのではないだろうか。

6. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月12日 21:29:25 : E1lRrqAmBUaXw : 9t9sMMlshA
>5. 2015年8月12日 14:50:30 : QmyrjoZuIs
>01,02さん
>白井聡氏の論点は、戦争の総括がなされていないという事で、歴史認識を事実と変えてしまった、そこから現在の状況が作り出されているという事なのだが、お二人の論点はずれているのではないだろうか。

そこまでバカじゃないつもりですがねえ。笑
白井の高校生の作文のような馬鹿げた文章は一読すりゃ論点がすべてわかりますよ。
でもあまりにも幼稚でバカバカしい論じゃないですか。
図書館で読んだ書物をつなぎ合わせたような書生の空論。
ざっくり読み解くと、
日本が中韓との軋轢や齟齬が絶えないのは戦後日本人に「敗戦の否認」という意識がこびりついているからだと。
この意識を解消するにはこれを解消するには戦争責任の問題を自らの手であきらかにしなければならいと。

そんなバカな話がありますか。
まず白井の「日本人」の定義が曖昧でめちゃくちゃ。
戦後生まれのわたしたちは白井の考えているような「日本人」ではなく、たんに「日本という法制下で生活している存在」にすぎないですよ。
それほどまでに日本的なものや日本人的なものは時代の流れのなかで薄められている。
白井が考えるような「敗戦の否認」意識を内側に隠し持つ「日本人」って戦争体験や敗戦体験をもつかなりお年をめした方々にしかあてはまらないでしょ。

わたしたちのように日本人としてではなく、国境や民族を越えた一世界人という視点をもてる存在から見るとあまりにも古い思考パターンでしょ。

なんというか、世界とか歴史とか、冷静に眺めてみるとなんとバカバカしい茶番なのかとおもうねえ。
だって静かに考えてみればいい。
日本人としてではなく一人の人間として。「世界人」という存在になったつもりで。

(倖い、わたしたちは戦後生まれなので過去の日本の歴史にとらわれることなく、国境や民族を越えた世界人の一人としてじぶんや社会や世界を眺める想像力をもてる時代にいる)

するとね、とっても不思議なことがふぉわっと浮かんでくるでしょう。
あれ? とね。

どうして「加害者」とか「謝罪」とか「戦争犯罪」は、すべて戦勝国ではなく敗戦国にしか存在しないのかと。

戦争なんだから戦勝国にも戦争犯罪はあったはずだし、相互に同じだけの犯罪がなければおかしい。互いに殺し合っているんだから。
互いに精神が異常な状態にあって人殺しを奨励しあっているのが戦争ですから。
しかし、なぜかいつも戦勝国が敗戦国を裁き、敗戦国が戦争犯罪を犯したことになっている。

これは人類誕生以来すべてそうです。
嘘だと思うのなら戦争に勝っていながら敗戦国に謝罪したり、お詫びを続ける戦勝国の例を出してくださいな。
皆無でしょ?

ね。こう考えてくると、どうもこの手のお話すべてが茶番だなと思えるんですよ。
要するに勝てば官軍。それだけのことじゃないのと。

白井のいうように日本人が歴史と向き合い、戦争責任を総括するというのならそれは日本一国ではできないことですよ。
すべての戦争当事国が反省しないことにはね。そもそも白井の論は浅はかすぎる。

その茶番に付き合う人たちって、いったいどういう神経をしているのか。そう思うし、ばかばかしくて付き合ってられねえよ、こんな欺瞞的な世界と思うんだよね。

はっきり確かなのは白昼に鳴くあのセミの声だけだとね。


7. 2015年8月12日 22:37:21 : kDVop4u7Ig
>嫌ネトウヨ、ネトサヨ<ばかばかしくて付き合ってられなえよ>誰に「付き合って」と頼まれたのかしら?
自分の考え方や方向性に同調できる「政治家・有識者」を応援することは『個人の自由』【オタクは関係ない】

お金が欲しいから、他人の家に押し入って、金品を強奪して、抵抗されて、「殺し合い」だから、悪くないか!

阿修羅で持論を書き込むより、自民党本部に直訴すべきです。「慰霊祭」も「記念行事」も全て『茶番』だと。


8. 一主婦 2015年8月12日 22:38:22 : rfKiZAFzfsBYA : 48m7LBJItE
>>1. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 様

>おボッチャマ育ちで厳しい世間の現実を知らない青二才くんの政治論はまるで高校生の弁論のようで幼すぎておもわず笑ってしまった。

貴方、白井先生の論を上から目線で↑の様に、白井先生を貶していますが、私は白井先生の論に賛同します。貴方のこのコメントと比べても月とすっぽんだと思いますよ。どちらが月かは、言わずとも分りますよね?白井先生の戦争責任問題と、歴史認識問題を巡る相克をシッカリとすべきと言う提案ですね。白井先生のおっしゃることは、大切で重大なことだと思います。まさしく、それがなおざりにされているから、日本は国連の「敵国条項」が未だに解かれていないのです。ドイツは、そこをシッカリとしましたので、敵国条項は事実上解かれました。


>>4. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ様

貴方は、QmyrjoZuIs さんに、01さん(貴方)と02さんは、論点がずれている。との指摘を受けていますね。それでも、貴方はお分かりにならないで、この↓の外れっぱなしのコメントですものね。白井の高校生?ですって!そしたら貴方は幼稚園児かしら、もしかして乳児かもしれませんね。もう!あきれます。

>そこまでバカじゃないつもりですがねえ。笑
白井の高校生の作文のような馬鹿げた文章は一読すりゃ論点がすべてわかりますよ


そして、あなたは、意味不明の日本人論を長々と語り、その後で↓の発言。

>どうして「加害者」とか「謝罪」とか「戦争犯罪」は、すべて戦勝国ではなく敗戦国にしか存在しないのかと

↑の答えを、貴方にお教えして差し上げましょうか?
「加害者」とは、日本が「侵略」をした事を指します。侵略は国際法規上戦争犯罪になります。そして「謝罪」とは、その「侵略」に対して、日本が相手国に「謝罪」すると言うことです。この戦争犯罪の侵略に対する謝罪は「敗戦国」だから謝罪するのではありません。「侵略国としての加害国」として「被害国に謝罪」をするということです。お分かりですか?

例えば、アメリカは日本に対する「戦勝国」ですが、長崎や広島で行った、一般市民を殺戮した原爆投下は、国際犯罪になります。国際的に訴えたなら、アメリカは敗けます。ですから、本当はアメリカも原爆投下に対する「謝罪」を日本にすべき国なのです。日本が訴えない為あやふやにされています。この戦争犯罪は「戦勝国」「敗戦国」に関係なく、「戦争犯罪」として認められれば「謝罪」の対象になります。ロシアのプーチンさんが、広島と長崎はアメリカを、戦争犯罪で訴えるべきと提言して下さっています。

貴方の、コメントを注目して拝見していますが、殆どのコメントがずれ過ぎていて気になります。白井先生をこき下ろす程の知識の方ではないと思いますが、貴方は、白井先生よりも優秀だとご自分で思っていらっしゃるのですか?それは、それは、なんとも・・・


9. 2015年8月13日 02:43:23 : IJjjrLkBu1
  1さんのように、最初に人となりを見て即座にバイアスをかけてしまうのは良くない。白井は、と呼び捨てにするということは、普段から良い印象を持っておらず、まず、白井の文章そのものをこき下ろす、というのが目的になっている感がある。 
  日本人はとかく、意見に付くより人に付く、という傾向があるらしい。例えば、組織の中においても、相手の立ち位置を見て賛同するか否かを決めている。企業内での会議であっても、部長の意見には反対出来ないとか、新人が意見を言うなどは生意気であり聞く必要が無い、などの判断が先に立つ。
   かくして、本音と建て前の使い分けが跋扈し、会議は実の無いものになり、後の酒の席で部長の批判をしたり、新人社員に「実は僕も君の意見には同意だよ、だけど、あの場合、僕の立場も有ってねえ」などと、ガス抜きするのである。
  与党などは料亭政治でこれをやっているのだろうが、これでは社会は全く良い方向には動かない。建前が固定化し、本音が隠されてしまえば、停滞しかない。
  誰の意見か、というより、どういう意見か、を重視すべきである。

10. 嫌ネトウヨ、ネトサヨ 2015年8月13日 05:20:54 : E1lRrqAmBUaXw : ewQKf97jZw
借り物のことばで語るのではなく、じぶんの言葉でコメントすることを心がけているます。

だからそれが人から見てみんなとは違う「穿った」見方に映るのは仕方がないことかもしれませんが、わたしはそれでいいのです。

あたまのいいコメント、知識にあふれたことばより、間違っていても稚拙でもいいから、じぶんの頭で考えたじぶんのことばで語ることを大切にしていんです。

しかし世の中にはじぶんのことばで語るひとをみると嫌悪感や反発を感じる方が多くいる。日本人はとくにそうです。

そういう人にはつける薬はないと思っておりますのであえて反論や弁解はしません。

  汝のなしうるところをなせ、あとはひとの言うにまかせよ ゲーテー

これからもこれでやっていきます。


11. 2015年8月13日 07:15:25 : VacRUjkAyw
嫌ネトウヨ、ネトサヨさんの考えは支持しませんが、考え方は支持します。

違う意見を見るとすぐ説教したがる方が多いのには閉口します。
人に説教すべきなのは、命に関わる問題だけではないでしょうか?

ちなみに、日本は人畜無害で可愛い国として愛されてきましたが、尊敬されてはいませんよ。これは、観光客のリップサービスを聞いている方には分からないことですが、日本がアメリカの子分であり、意思を持たない国だということは広く知られています。

日本人もたいへんだねえ、でもそれで満足なんだよね、という感じですね。


12. 2015年8月13日 14:36:43 : QmyrjoZuIs
嫌ネトウヨ、ネトサヨ様

あなたの言われる事は歴史など関係ない。敗戦をいかにしてごまかすかという事でここ70年日本はやってきました。そこに問題があるのです。

あなたは戦争体験はないですね。

生死をさまよったのは戦場に駆り出された人だけではありません。都市で戦火に追われた人たちは戦争の実感がありますが、地方では空襲もなく都市と違いのんびりと暮らしていた人たちは戦争の実感がありません、それもすっかり忘れてしまっているのが現状です。
戦争を知らない世代でも、戦争がどんなものであったかを研究している人は日本がどうすべきであるかよくわかっています。
あなたは何をすべきか言う事が無いと受け取れます。

ポツダム宣言の13番目の項目で日本本土が破壊されれば日本人の感覚も変わったのではないかと思いますが、不幸にして日本の国体がそのまま残ってしまった。それが今につながっている事が今の日本の不幸の源です。

結局残念ながらあなたの根っこはネトウヨと同じだという事がわかりました。


13. 2015年8月13日 14:52:19 : IJjjrLkBu1
   10さんは、アカデミズムに君臨しているらしい者に対して、まずは一撃与える、ということを本望としているように見えてしまう。
  そういう見方で見れば、白井という人がアカデミズムに所属し、それを民衆が有難く拝聴しているから、あえて反対の論を立てる、それが理解できないなら仕方ない、という生き方であることは解った。
  だが、本当に誰でもがいわゆる肩書きをまず見て、その内容如何にかかわらず同調したり反発したりするかと言えば、それは言い切れないだろう。
   何が教授だ、という蔑視の返す刀で、それに傾倒する(らしい)民衆をも侮蔑しているのではないか。
   学術の場で研究を繰り返している者の論でも、賛同できるものもあれば、反論したくなるものもある。それは10さんに限らず、皆同様である。
   技術に秀でた職人であっても、作ったものをどういう意図で使用するかによっては、一概に評価することは出来ない人間も存在する。
   いずれにしても、確かにアカデミズムに居る者だからインタビューが為され、論を展開できる、という利点があるのだろうが、それは統治機構に君臨する者も同様である。国民がデモで発する声は騒音だと公然と言い放ち、自分の声は国会で堂々と発せられる、この落差は如何ともしがたい。
   だからといって、これはダメ、あれは良い、とバイアスをかけ、レッテルを貼っていては、一つの方向に停滞するばかりである。
    とにかく、白井が高校生並みの文章(高校生に失礼だが)を書き、それを有難がる連中、という前提で論を闘わせるのでは、10さんの良さは伝わらないのではないかと思う。白井が書く文章、ではなく、その意見の中味が大事なのである。
    もしこれが無記名、無名の者の論であれば、自分はどう考えるか、ということが肝心であろう。違う意見を排除する連中の存在、を批判するためには、まずAの意見の内容にのみ反応するべきであり、その意見を呈したAを呼び捨てにしたり、高校生の文章だ、などと貶めたりすることは、余計なことであろう。
  

14. 2015年8月14日 11:40:36 : QmyrjoZuIs
>01.さん
笑ってしまうのはあなたは何でも人の会やものをケチをつける、バカにする。
あなたは本など書いた事が無いでしょう。
文学など情緒的な表現がありますが、白井氏の論文のように理論を積み重ねで読者の理解させるという事は自分の言葉でわかりやすき表現知るのがいい。
本を出版するという事に意味がわかってい無い。本は売れなくてならない。誰にでも理解できる表現で。
嫌ネトウヨ、ネトサヨさんはそのことがわかっていない。高校生の作文だという。このような表現は素晴らしい、それが理解できないということは日本語がわかっていないということだ。
昔難解な文章を書いてお互いに「自分の言葉で書け』「人間がわかるうんしょうで書け」と非難の応酬をしていたほとがいたがこれなどは技の骨頂。いまだにそれを支持しているのか日本語がわかっていないのか話にならない。
白石のろんぶん「永続戦争論」が複数のしょうをもらえたか、理解できないであろう。
あなたが本を書いたらその本を買ってあげましょう。本を書くということの意味がわかっていない人が書けるわけもないですが。
賞などもらえるはずがないですが何にでもケチをつける恥ずかしいですね。
日本人のクズです。



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