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オータムリーフの部屋
仏教団体すべてが戦争に協力した
http://blog.goo.ne.jp/autumnleaf100/e/5a8c8dbd6142f36e2642ab504e98386f
2015-08-10
−−私たちの教団は、先の大戦において国家体制に追随し、戦争に積極的に協力し、多くの人々を死地に送り込んだ歴史をもっています。その過ちを深く反省し、このたびの『安全保障関連法案』に反対致します。「積極的平和主義」の言辞の本に、愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈は「立憲の精神を蹂躙する行為というしかありません。
今、改めて全ての人に問いたい、「私たちはこの事態を黙視していて良いのでしょうか」「戦火で犠牲になられた千万の人々の、深い悲しみと非戦の誓いを踏みにじる愚行を、再び繰り返しても良いのでしょうか」−−大谷派・東本願寺
大谷派(東本願寺)は、太平洋戦争で軍部に積極的に協力していた。「一殺多生は仏の禁ずるところではなく、むしろ愛国の正義道徳である」といい、お国のために我が身を捨てることを推奨していた。同じく大谷派の暁烏敏も「萬歳の交響楽」の中で「太平が続くと、人間が利己的になる。この利己心を打破するには、戦争は最もよい導きである。戦時に働いてをる軍人は、既に利己的な生活を解脱せしめられて神仏の生活に入らしめられてをるのである。この意味において戦争は人間を浄化せしめるものである。戦争は人間浄化の重大な神業である。私共は戦ひのために戦ひを好むものではないが、戦ひは人間を浄化する神仏のなさしめたまふところであると信じておる。戦争は沢山の人の命を奪います。この点痛心の至りである。しかし、よく思えば、戦ひのために捨てる命は国の命として永遠に生きるのである。天皇陛下万歳と唱えて戦場に屍をさらすものは、神仏の国に生まれるのである。私共日本人にとりて救済の言葉は天皇陛下万歳の叫びであります。」
国家神道を国是とした明治維新政府によって、日本の仏教は大弾圧を受けた。そういう経緯があるから、仏教界は「天皇万歳!」とは行かないと思っていたが、浄土真宗大谷派(東本願寺)は、先のアジア太平洋戦争で軍部に積極的に協力していた。満州国を建国した日本は、多数の農民と同時に、1935年に弥栄(いやさか)村に「布教所」を設け、現地の中国人に日本語教育を始めている。武力で土地を奪い、僧侶がなだめすかす作戦だ。高僧の誉れ高い人物でもこのテイタラクだから、36歳のチンピラ議員が反原発、脱ダム路線の嘉田由紀子前県知事のところから鞍替えして安倍チルドレンとなり、戦争反対派は自己中とほざくのも仕方のないことである。自分の利益でコロコロ信条をかえるのが政治家であり、自己中の権化だからだ。
戦争協力はもちろん浄土真宗だけではない。第二次世界大戦前の日本において、『法華経』にもとづく政教一致の世界統一という理想世界をめざして、展開された日蓮主義運動を考えると、もともと日蓮宗というのは教理的に国家と結びつきやすい。その証拠に、日蓮宗は、田中智学が右翼組織「国柱会」を結成して、積極的に戦争に協力した。宮沢賢治や帝国陸軍・石原莞爾中将など、著名な会員も多く、満州国建国の思想的バックボーンとして、国柱会の思想は多大な影響を及ぼした。宮澤賢治も会員だったことに驚いたが、自己を犠牲にして社会に奉仕することを美徳と考える彼の作風を考えると、国家が間違った方向に突き進む時、簡単に間違った思想に誘導されてしまうことに納得するとともに戦慄を禁じ得ない。
しかし、日蓮宗は戦後になっても、「戦争責任」について反省決議が出るどころか、政教一致の野望はいまだに捨てていないようである。
日蓮宗には宗派が多い。創価学会が破門された、あるいは脱退したのは日蓮正宗である。
日蓮正宗の教義とは・・・
@釈迦は日蓮の弟子で、日蓮が本仏である。
A日蓮正宗の総本山の住職は日蓮の直属の弟子で、血脈と称して、日蓮と同格の威厳と権限を有する。
B日蓮の書いた曼荼羅は、その時々にしか効果がなくて、唯一絶対の曼荼羅は日蓮正宗だけにある。
C日蓮正宗を信じないと不幸になる。
日本の仏教団体は「仏の教え」よりも「国策」と愛国主義を是とし、進んで軍部のプロパガンダに協力した。侵略戦争という殺人を愛国の正義として推奨したのである。軍部に睨まれるのが怖かったのだろうが、消極的抵抗すらしていない。穏健と思われている仏教ですら、この体たらくである。その時の政権におもねて、コロコロ信条をかえる人物ほど信用できないものはない。
もちろん良識の少数派僧侶もいた。真宗大谷派の植木轍誠(コメディアン植木等の父)は、「戦争は集団殺人だ」と言って治安維持法で捕まり四年間投獄。竹中彰元も「戦争は罪悪である」と説教して密告され、特高警察に捕まった。大谷派は僧侶の身分を剥奪した。大谷派が竹中師の名誉を回復したのは2007年になってからだという。信じられないほど腐敗した団体だ。
普通が一番いい。鶴瓶は、残留孤児だった人びとが日本で苦労を強いられている現状に胸を痛め、「戦争って、普通のことが普通じゃないんだっていうね。普通がいいんですよ。普通が」と戦争がもたらす不幸に言及した。
蛭子さんは流れ星を見て「人の一生も同じなのかと思ったら、すごく恐ろしくなって。以来、死なないことが人生の目標になったんです。怒りを表情に出すことはしませんでした。もしオレが手を出せば、相手は殴ってくるかもしれません。ちょっとの憎しみでもたちまち大きくなります。その憎悪の連鎖が、しまいにはナイフで刺されることにつながるかもしれませんからね。とにかく相手から嫌なことをされても、怒りの感情を出さない。暴力に頼らない別の対処法を考える。それが憎しみの連鎖を断ち切る唯一の方法。これは大人になった今でも変わりませんね。好戦的な発想は好きではありません。最近、中国や韓国との関係がギクシャクしてからの、相手の攻撃的な言動により攻撃的な態度で返しているような人たちを見ていてそう思います。向こうが高圧的に来ても、受け流しておけばいいんですよ。その間に、歴史や法律を勉強したり、戦争をしなくてもすむ仕組みを調べたりするほうがいいんです。国同士だとちょっとした『憎しみ』が戦争につながるんですから、その連鎖を早い段階で断ち切ることが大切。それができるのは「弱さ」を武器にすることだと思うんです。」
米国傀儡の安倍首相の友達を助けるたとえ話より、よほど説得力がある。
自分の命を守る自己中のどこが悪い。そんな論理で非難する人間はまず自分が自衛隊に入って範を垂れよ。自分の生き方は自分で決めるもの。戦時中、消極的抵抗をつづけた庶民は多かったに違いない。
白バラ
1942年6月頃から1943年2月まで、ドイツ・ミュンヘンで6種類の反ヒトラーのビラを作成、配布したり、深夜に街中の壁にタールでスローガンを書くなどの抵抗運動をした大学生を中心としたグループ。
フラワーチャイルド
1960-70年代のアメリカのヒッピーのことで、ベトナム戦争を背景に、平和と愛の象徴として花で身体を飾っていたためにこう呼ばれた。『武器ではなく、花を』は、彼らの有名なスローガンである。
良心的兵役拒否
人々の良心義務と神の義務の衝突を回避するための良心的兵役拒否者制度。兵役義務だけではなく、産業徴用、民間防衛のような義務など、良心的戦争拒否も是とする制度がほしい。
太平洋戦争でも知識人を中心とする個人的抵抗にはさまざまな類型があった。
消極的抵抗としては,社会主義者の荒畑寒村らのような完全沈黙、作家の谷崎潤一郎や永井荷風、東大教授で政治学者の南原繁らのような非便乗の良心的活動、積極的抵抗には、文化人の個人雑誌発行、逃亡などによる軍隊拒否、獄中抵抗、国外での反戦活動などがあげられる。彼らの抵抗は弱く微力であったが、良心に恥じない行動をとったことで誇り高い人生を全うしたと言えよう。
失言を批判されたら、誤解があると言い訳して謝り、政治信条?の変節は日常茶飯事、ごますりしかいない日本の政治の劣化はもうどうにも手当のしようがないように思える。
理想はひとりの青年の夢想ではなく、また単なる抽象的観念でもなく、われわれの生活を貫いて、いかなる日常の行動にも必ずや現実の力となってはたらくものである。(南原繁)
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