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ヒトラー閣下のパロディーが教える「アベ独裁の最期」
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2015/08/16/post-252.html
サンデー毎日 2015年8月16日号
牧太郎の青い空白い雲 連載533
チャールズ・チャップリン監督・製作・脚本・主演の 「独裁者」(原題:The Great Dictator)は、1940年に公開された米映画。
時は、第一次世界大戦の最中。ドイツのユダヤ人街に住む「床屋のチャーリー」は強制収容所から逃げ出す。この時、ナチスの鉤(かぎ)十字に似せた双十字が特徴の「double cross」(英語で「裏切り」の意味)軍服を着て逃げ出したのがコトの発端。ヒトラーに容貌が似ていた床屋は、本物の総統と間違えられ、オストリッチの首都で言論の自由や民主主義を否定し「ユダヤ人や黒人は劣った民族だ。ただ服従せよ!」と迫るはずだったが......床屋はどうしたことか、「自由の獲得のために、勇気を持って、立ち上がろう!」。兵士たちは拍手喝采......と、まあ、そんなストーリー。政治風刺映画史上、ナンバーワンの傑作だ。
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一人二役のチャップリンとヒトラーの間には共通点がある。
チャップリンは1889年4月16日生まれ。ヒトラーは同年4月20日。わずか4日違いだ。2人ともトレードマークが口ひげ(もっともチャップリンは「ヒトラーの口ひげは、自分のオリジナルキャラのチャーリーを下品にしただけ」と文句を言っていた)。
二人とも貧乏人の出。チャップリンはロンドンの貧しい家に生まれ、ヒトラーも青年期、浮浪者収容所で生活していた。
そんな共通点があって「ヒトラーを演じるのはチャップリンしかいない」。その結果、ヒトラーは「どこか間抜けな独裁者」と見られるようになった。
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最近、ユーチューブに映画「独裁者」にも負けない?ヒトラー動画が登場。大人気になっている。
この動画、2004年公開の映画「ヒトラー〜最期の12日間〜」をパロディー化したもので、ヒトラーを安倍総理閣下に見立て、実際のセリフとはまったく違う"創作字幕"を付けている。例えば「総統閣下は、『安保法制』審議にお怒りのようです」と題した動画。時間にして約4分。話は終戦直前、地下壕の一室でヒトラー(=安倍首相)が部下から"戦況報告"を受けるところから始まる。
「国民の8割以上が説明不足を感じており、野党は『戦争法案は憲法違反だ』と攻勢を強めています」「憲法学者は『憲法違反だ』と発言しました」と部下が報告する。ヒトラーは「安全保障法案は合憲、と思っているものだけ残れ!」と命令すると、部下はぞろぞろ退室し、残ったのは......。ヒトラーは怒り心頭。「なんのために、マスコミとボルシチ食ってると思ってんだ!」とわめき散らす......。
思わず、噴き出してしまう。NHKで流してほしい名作だ!という意見もある(笑)。
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安倍さんの顔写真に口ひげをつけると、ヒトラーに似ている。しかも人相が悪くなっている。「慌てるヒトラー」とソックリである。
なぜ、慌てているのか?
この1カ月半で、安保法案に関する「環境」は一変した。国民が「安倍の嘘(うそ)つき」に気づいたことが最大の理由だが、安倍さんが気を揉(も)んでいるのは公明党である。
7月28日付の『夕刊フジ』のコラム「山口那津男の本音でズバッと」。安保法制の必要性を強調しているが、その見出しは「安保法案議論たっぷり時間を」とある。
どうやら、法案に賛成だが、強行採決、60日ルールには反対する!という意思表示?
創価学会が揺れて、多くの会員が安保法案反対デモに参加している。公明党は大いに揺れている。
参院選の「1票の格差」を是正する公職選挙法改正案の採決で、格差2倍以内に抑える案を提出していた公明党は、自民党の改正案に反対した。山口代表は「投票価値の不平等を解消するには至っていない」とワザワザ記者団に説明した。
「なんでも自民党の言いなりではない」と言いたいのか?
公明党は安倍閣下を裏切るか?
ヒトラー総統閣下のパロディー動画を見ていると「間抜けな独裁者の最期」が見えるような気もしないではない。
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