http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/271.html
Tweet |
ケネディ駐日大使と原爆ドーム(C)日刊ゲンダイ
暴走首相は今こそ原爆死没者慰霊碑の「誓い」を胸に刻め 日本経済一歩先の真相/高橋乗宣
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162469
2015年8月7日 日刊ゲンダイ
広島は7日、被爆から70年の節目を迎えた。「原爆の日」の平和記念式典には、米国からケネディ駐日大使が昨年に続いて参列したほか、核軍縮を担当するガテマラー国務次官も参列した。米政府がワシントンから政府高官を平和式典に派遣するのは初めてだということだ。
オバマ大統領は就任以来、「核兵器なき世界」の実現を目標に掲げてきた。さすがに「核廃絶」にまでは至らないものの、実際の作戦立案で核兵器の役割を縮小させるなど、着実に「核」に頼らない国づくりを進めているようだ。
国際社会の最難題のひとつだったイランの核開発問題も先月、同国と米英ロなど6カ国は問題解決の最終合意に達した。問題発覚から13年かけて結実した今回の合意は、オバマの提唱する「核兵器なき世界」にとって大きな前進となるだろう。
北朝鮮の核開発問題は依然として残ったままだが、国際社会は核兵器を遠ざける方向へと確実に傾斜している。
〈安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから〉
広島平和記念公園に置かれた「原爆死没者慰霊碑」の石碑には、そう刻まれてある。この碑文に込められた「反核の平和への誓い」が世界の趨勢となりつつある中、最も「過ち」を繰り返しそうな政治指導者は誰あろう、被爆当事国の安倍首相ではないか。
安保関連法案の国会審議では、我が国への原油輸送ルートである「ホルムズ海峡」の機雷掃海に固執。さもホルムズ海峡が、「日本国民にとっての生命線」のように位置づけてきたのだが、イランの核問題の解決によって、機雷封鎖の脅威は薄れた。
つまり、戦争法案は、その存在価値をますます失ったということだ。それなのに、なぜ安倍首相は法案成立を急ぐのか。平和憲法を踏みにじり、戦後日本の在り方を根本から変えようとする必要性はどこにもない。
昨年は式典での挨拶に「コピペ」疑惑が浮上するなど、どうも安倍首相には原爆犠牲者の冥福を祈り、平和を切望する気持ちが欠けているように思えてならない。むしろ、過ちを繰り返そうとしているようにさえ思える。
今年こそは慰霊碑に刻まれた碑文をじっくりと読み、決して「過ち」を繰り返さないよう、しっかりと心に刻み込んで欲しい。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK190掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。