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(回答先: 戦後70年談話:21世紀構想懇談会報告書全文:「戦後レジーム」世界観+米国型グローバリズム、安保法制・TPPなどを正当化 投稿者 あっしら 日時 2015 年 8 月 07 日 03:50:45)
「満州事変以降、侵略を拡大」 70年談話で有識者懇報告書[日経新聞]
2015/8/6 16:59
安倍晋三首相が戦後70年談話の作成のために設けた私的諮問機関「21世紀構想懇談会」の座長を務める西室泰三日本郵政社長は6日、首相官邸で首相に報告書を手渡した。報告書では「(1931年の)満州事変以後、大陸への侵略を拡大し、無謀な戦争でアジアを中心とする諸国に多くの被害を与えた」と明記し、先の大戦を侵略戦争だったと位置づけた。
首相は報告書の内容を踏まえ、14日にも発表する70年談話の表現ぶりについて最終調整に入る。
報告書では「1930年代以降の日本の政府、軍の指導者の責任は誠に重い」と指摘。日本の戦後の歩みについては「戦前の失敗から学び」、「もう二度と戦争の悲惨な事態を繰り返してはならないとの決意の下」で、平和国家としての歩みを進めたと評価した。
今後の取り組みでは、歴史への理解を深めるための近現代史教育の強化を促した。これまでのような中国や韓国との2国間の歴史研究だけでなく、多くの国が参加する歴史の共同研究を実施し、グローバルな視点から過去を振り返るべきだとも提言した。
中国との関係では「歴史問題はなお2国間の大きな懸案として存在する」と指摘。その上で「過去への反省を踏まえ、これまで掛け違いになっていたボタンをかけ直し、和解を進める作業が必要だ」とした。
韓国とは「韓国の理性と心情の両方に日本が働きかける」ことを通じ、真の和解に向けて日韓が一緒になって韓国の国民感情に向き合っていくことが必要だとした。
懇談会の委員は16人で首相が示した論点にそって2月から計7回の会合を開き、議論の結果を報告書にまとめた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS06H4D_W5A800C1000000/
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「欧米交え歴史研究を」70年談話有識者懇
近く報告書 「謝罪」「おわび」は賛否
安倍晋三首相が発表する戦後70年談話を巡って有識者が話し合う「21世紀構想懇談会」は21日、最終会合を開いた。近く報告書をまとめ、首相に提出する。歴史共同研究はこれまでのように中韓両国だけでなく、欧米諸国の研究者も交えた多国間の枠組みを提唱する見通しだ。先の大戦への「謝罪」や「おわび」の文言については賛否が割れており、どういった提言をするかが焦点だ。
首相は報告書を踏まえ、中韓両国の反応も見極めながら表現を調整し8月に談話を発表する。
懇談会の座長を務める西室泰三日本郵政社長は会合後、首相官邸で記者団に「途中経過でどんな議論があったかを(首相は)しっかり勉強なされている」と述べた。
報告書はA4用紙で30枚強になる見込みだ。政府が近現代史教育を拡充する必要性を提言する。
過去の歴史共同研究は日中間では南京事件の犠牲者数などで、日韓間では戦時中の労働者の強制連行の問題で、それぞれ見解の対立が際立った。有識者からは「2国間で共同研究しても歩み寄りは期待できない」との意見が出ていた。
談話の焦点となる「謝罪」や「おわび」を巡っては、有識者の間でも「日本の侵略とアジア諸国への植民地統治が、大きな悲劇を生んだことは事実だ」「アジア諸国との和解に必要なのは謝罪ではない。未来志向で交流を深めていくことが大事だ」など意見が割れた。西室氏は21日に「まだ委員の意見を集約しきっていない」と明らかにした。両論併記の可能性もある。
首相が報告書をどこまで自らの談話に反映させるかは定かではない。首相自身は70年談話で先の大戦への「痛切な反省」を表明する意向を示しているが「謝罪」や「おわび」を盛り込むかは明言していない。報告書には日本が他国を「侵略」したとの認識を盛り込む方向だが、首相が採用するとは限らない。
首相周辺は「首相はおわびをするしないで悩むのは自分で最後にしたいという考えだ」と解説する。「謝罪ばかりでは、中韓両国からいつまでも外交上の『歴史カード』に使われる」(首相に近い自民党議員)との考えもあるようだ。
首相談話とは
▼首相談話 戦後50年の1995年に村山富市首相(当時)が「植民地支配と侵略によってアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」とし「痛切な反省の意」と「心からのおわびの気持ち」を表明する談話を発表した。戦後60年の2005年には小泉純一郎首相(同)が村山談話を継承する小泉談話を発表。いずれも閣議決定した。
安倍晋三首相は70年談話の歴史認識について「歴代内閣の立場を全体として踏襲する」意向を示している。政府は中韓にも一定の配慮をみせるため70年談話の閣議決定見送りを検討している。
[日経新聞7月22日朝刊P.4]
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