http://www.asyura2.com/15/senkyo190/msg/145.html
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※関連参照投稿
「TPP、綱渡りの8月 3つのシナリオ検証:二国間合意の“集大成”でしかないTPP、内実が「日米FTA」でもいい米国」
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/283.html
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臨時国会 目算狂う
TPP巡る審議窮屈に 来夏参院選に影響も
【ラハイナ(米ハワイ州)=坂口幸裕】環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意が先送りになったことで、秋の臨時国会で関連条約や法案を処理するという政府・与党の目算が狂ってきそうだ。来年の通常国会にずれ込めば、来夏の参院選に影響が出かねない。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の先行きを懸念する声もある。
首相も驚き
「えっ、そうなの?」。首相は1日、大筋合意が先送りになったとの報告を電話で受け、驚きの声を上げた。首相官邸には交渉団の出発前から「今回が最後の交渉になる」との見通しが報告され、楽観論が広がっていた。同日中に首相が大筋合意を歓迎するコメントを発表する準備もしていただけに、動揺は隠せない。
「我々はできるだけ早く国会に出せるようにというスケジュール感をもっていた。今回大筋合意ができれば、確実に臨時国会に間に合うはずだった」。甘利明経済財政・再生相は7月31日(日本時間1日)の記者会見で嘆いた。
政府高官はこれまで「8月初めに大筋合意すれば、秋の臨時国会でTPP関連法案も整備できる」と語っていたが、シナリオは大きく変わりかねない。
米国内の手続きを考えると、8月末に大筋合意しても、各国首脳による署名は11月末になる。日本が国会審議に入るのはそれからだ。
「11月下旬から特別委員会で審議することも可能だが現実的ではない」。首相周辺は1日、臨時国会中の条約の批准や関連法案の成立が厳しくなってきたとの見通しを示した。
農業票に懸念
政府・与党が秋の臨時国会にこだわってきたのは「参院選への不安材料は早めに取り除きたい」(首相周辺)からだ。TPPには農業団体などの反対論が根強い。来年の通常国会でTPPを巡る攻防が続けば、農業票の離反を招きかねないとの懸念がある。
政府・与党は来年の通常国会で、農業対策を盛った2015年度補正予算や16年度予算を成立させる考え。参院選前に農業票をつなぎ留める狙いがあるが、交渉がまとまらなければ、予算編成の準備にも支障を来す。
首相はTPPをアベノミクスの柱と位置づけてきた。8月下旬と見込む大筋合意まで不透明になれば、政権に大きな打撃になる。
[日経新聞8月2日朝刊P.2]
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