http://www.asyura2.com/15/senkyo189/msg/759.html
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「視聴者の意思を経営に反映する直接民主主義的な回路が整備されていないのはNHKをめぐる制度的欠陥」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17987.html
2015/8/1 晴耕雨読
toriiyoshiki氏のツイートより。https://twitter.com/toriiyoshiki
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NHKは国営放送ではない。
視聴者が払う受信料で成立している公共放送。
にも拘らず、スポンサーである視聴者の声が直接反映される仕組みがない。
国民の代表である議会が選んだ内閣が経営委員を選定し(議会が承認)、経営委員会が会長を選任する。
幾重にも間接的な「擬制の民主主義」システムである。
だから、百田尚樹や長谷川三千子さんなどというトンデモな人を経営委員に指名し(百田さんはもう辞めたが、安倍さんは留任を望んでいた)、政府の意向をNHKの経営方針に反映させることができる。
予算には国会の承認が必要なので、政府与党は様々なかたちでNHKの経営に介入する道を確保している。
そうした制度をさらに政府寄りに逸脱する動きもある。
籾井氏の会長就任が事実上の「安倍人事」であることは明らかで、経営委員会の議事録を読めば、籾井会長が経営委員会に縛られることを嫌い、会長権限を強調することで軋轢を生んでいる。
経営委員会が再三に渡り会長に注意を与える異常事態である。
ともかくスポンサーである視聴者の意思を経営に反映する直接民主主義的な回路が整備されていないのはNHKをめぐる制度的欠陥である。
従って視聴者が自らの意思を直接示そうとするこうした行動には意味があるとぼくは思う。http://bit.ly/1LTM8j9
信じて欲しいが番組の作り手は視聴者を見ている。
だからぼくは、できるだけ直接的な対話の回路を確保したくて、こうしてネットにも積極的に参画している。
テレビ、とりわけ受信料で成り立っているNHKは可能な限り視聴者との双方向のコミュニケーションを目指すべきだというのが一貫した信念だ。
だが、残念なことにNHKという組織のなかには、視聴者ではなく政府の方を見ている人間も少なくないのが現実だ。
そして、得てしてそういう人間が権力を握る。
番組が一匹狼的な気質を持つディレクターによって個人商店的に作られることが多いのに対し、組織として行動するニュースは影響を受けやすい。
もちろんNHKスペシャルなど「番組屋」と「記者」が協力して作る番組も少なくないし、異質な組織原理に属する者たちの協働が効果を発揮することも少なくない。
しかし、一方では、NHKの歴史は「番組」と「ニュース」の軋轢の歴史でもあった側面は否定できない。
それが典型的なかたちで噴出したのが「ETV2001」事件、従軍慰安婦を扱った番組が放送直前にズタズタに改変された問題である。
当時のプロデューサーだった永田浩三さんが証言しているように、本来組織的には番組制作過程に参画する権限のない政治部上がりの国会対策担当者が内容に介入している。
永田さんによれば、国会対策担当者がナレーションに朱を入れていったということだ。
通常では考えられないことである。
永田さんは、当時の番組制作局長が「NHKは(国会の予算審議を控えた)この時期、政治とは戦えないのよ」と漏らしたことを書き残している。
このケースは政治部など「ニュース」セクションの論理が「番組」の中身に露骨に介入したことで記憶される。
その背景には当然、政治家の意向がある。
当時内閣官房副長官だった安倍晋三氏は、事前にお伺いを立てに行った(そのこと自体が大問題なのだが…)幹部に「公平中立にやってください」と言った。
「公平中立に」という言葉が「政治圧力」と言えるかどうかは議論があるだろう。
しかし、当時のNHK幹部が「圧力」を感じていたのは疑いなく、その結果が国会対策担当者の介入や放送直前の幹部によるカットという前例がないほどの過剰反応につながった。
政治家の意向を「忖度した」のである。
最近、安倍政権になってNHKの報道論調が政府寄りになった、安倍政権の広報機関と化しているという指摘がある。
事実ではない、と思う。
NHKのニュースは以前から一貫してその傾向があった。
政府関係者の発言がトップニュースとして扱われることが少なくなかった。
「何が伝えるべきニュースなのか」を判断するのが報道姿勢の根幹だと思うが、ぼくはNHKの「ニュース判断」を以前から全く信用していない。
視聴者の感覚ないしニーズと乖離していると感じてきた。
外から遮断された内向きの論理で動いているとしか思えなかった。
その背景には、一面記事は政治の動きであるべきだという活字メディアから引き継いだ事大主義的体質に加えて、伝統的に政治部出身者が権力を握ってきたという歴史も影響しているのだろうと思う。
ぼくら一匹狼的な番組制作者が幹部に呼びつけられて「お前らは問題意識で番組を作っているのか!?」と叱責(!)されたのは1980年代末、政治部出身のシマゲジさんが絶大な権力をふるっていた時期の話である。
そして件の「ETV2001」事件はやはり政治部出身の海老沢会長時代に起きたことだ。
元プロデューサーの永田浩三さんは「ETV2001」番組改変事件の"主犯"は当時会長だった海老沢氏その人であると著書で断定している。
ぼくには真偽の程はわからない。
いずれにせよ、そうしたなかで30年以上番組を作ってきたぼくにとって、現在の籾井体制が(個人の資質の低さはさておき)とりたてて酷いとは思えないのが正直なところである。
むしろ安倍さんをはじめとする政治の劣化が臨界点を超えたことで、矛盾が広報体質のNHKで顕在化しているのではないか。
NHKが長年の体質から抜け出ることは容易なことではないだろう。
ぼくら番組屋はもちろん、心ある多くの報道記者たちもこれではいけないと思っているのだが、属人的というより組織風土の問題なので一朝一夕には変わらない。
視聴者の主体的で健全な外からの圧力による「民主化」が必要だと思う次第。
言うまでもなく、内部の人間もそれぞれの現場でちゃんと自分の仕事をすることで戦っていますのでご安心ください。
これまで30年以上こけつまろびつやってきたんだから、ここで挫けてなるものか(笑)。
デモに参加するような人間は仕事ができないなどと言える客観的根拠はどこにもないはず。
あえて翻訳すれば、批判精神を持った人間は邪魔、不要ということか。
周囲をイエスマンで固めたいのかな。
…ホリエモンも器が知れたな。
これではまるで昭和時代の頑迷老害経営者ではないか。
ところで私も、学生時代…それも就活の最中にデモに参加した経験があります。
で、いまの会社はその事実を摑んでいたと思うが、気にしなかった。
その結果、仕事ができたかできないかは他の評価に任せるしかないけれどw
結局、出世しなかったのは確かです。
しかし、誰よりも長く第一線のディレクターであり続けたこともまた事実。
顧みて後悔はないなあ…。
僕が人事担当者なら、デモをするぐらい気骨のあるやつ、デモの企画・演出ができるくらいマネージメント能力に長けたやつを採用するけれどね。
さっそく購入。
保坂さんにはかつて仕事でお世話になったことがある(ETV特集「日本人中国抑留の記録」…思えば前世紀の話である)。
思想先行ではなく、あくまで事実を先行させる碩学ともいうべきジャーナリスト。
こうしたナマの政治的発言は珍しい。http://bit.ly/1fNAFVT(【戦後70年特別企画】 昭和史研究の第一人者が決意の激白 安倍首相の「歴史観」を問う!)
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とうとう明るみに出てしまったんだね。
時間の問題だとは思っていたけれど。
回答者を急かすようにしてアンケートを集めたと聞いたが、公表は遅れに遅れた。
理由を知る立場にはないが想像はつく。
最近のNHKの問題点の一端がここにも現れていると思う。http://bit.ly/1MWX6CW(憲法学者へのアンケート結果を隠蔽して官邸に媚び売るNHK )
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これで刑事民事の双方から原発事故を起こした東電の責任が追及されることになる。
先日、朝日新聞の「プロメテウスの罠」に触れて書いたように、東電にとって言い逃れのできない様々な事実が浮かび上がってくるだろう。
この国の司法の健全さに期待したい。http://bit.ly/1MWXrWh
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国が原発事故による避難指示の解除や補償の打ち切りを急ぐ背景には、原発再稼働をスムーズに進めたいという思惑があるとみて間違いない。
さらには2020年の東京オリンピックまでに原発事故が収束したという「かたち」をとりたいという思惑も。
安倍政権が推し進めようとしている無理が綻ぶ夏である。
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http://bit.ly/1LTM8j9
【大拡散希望】『NHK大包囲開催!』 8月1日 (土曜) 18時〜 雨天決行 場所 NHK放送センター 正面口前 http://t.co/tAJZAUHhz8
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