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2015-07-29 07:20
安倍首相の超保守系サポーター議員が、またオウンゴールをして(mew見解では、ゴール前でPKを与える反則を犯して)、安倍政権&安保審議の足を引っ張っている。(@@)
安倍首相の超側近&子分である磯崎陽輔首相補佐官が、25,26日に地元・大分の講演会で、安保法制に関して「法的安定性など必要ない」などの問題発言を行ない、メディアに大きく取り上げられることに。 (゚Д゚)
この発言には、野党だけでなく、与党からも批判や苦言を浴呈されている上、安保審議でも追及されており、政府にとって痛〜い材料になりそうだ。(~_~;)
<後述するように、磯崎首相補佐官と萩生田総裁特別補佐は、mewにとってかわいくない存在だったので、磯崎くんが、ここでやらかしてくれて、思わず「ふ・ふ・ふ」とほくそ笑んでしまっているところが。(~n~)>
磯崎氏は週末に地元・大分に戻り、25日には超保守界の広報マドンナ・桜井よし子氏の講演会に参加。(ゲストは安倍ブレーンの百地章氏よ〜。^^;)
また、26日には自らの支援者を対象に国政報告会を開いていたとのこと。その中で、「法的安定性は関係ない」などの問題発言を行なったという。
『参院議員の礒崎陽輔氏の発言をめぐる問題です。礒崎氏は現在、安全保障担当の総理補佐官で、東大法学部出身の元総務官僚です。秘密保護法、安保法制作りを担当した安倍総理の側近です。安保法制に関するこの人の発言をめぐって、参議院で始まったばかりの論戦が大荒れです。
「集団的自衛権の話で、憲法違反だと長谷部先生が言った憲法に自衛権というのは何も書いてない、一字もない。憲法に書いてないのに憲法違反なんかあるはずがない」(礒崎陽輔首相補佐官〔大分市・25日〕)
この週末、大分市で講演し、「憲法に一文字も書いていない」という理屈で「集団的自衛権は憲法違反になるはずがない」と主張した礒崎総理補佐官。安倍総理の側近の一人ですが、その発言に批判が集中しています。
政府は、安全保障関連法案をめぐり「憲法の範囲内で法的な安定性は確保されている」と説明してきましたが、こんな発言をしたのです。
「必要かどうかも議論しないで 法的安定性を欠くとか法的安定性でね、国守れますか、そんなもので守れるわけないんですよ」(礒崎陽輔首相補佐官〔大分市・25日〕)
礒崎氏は、翌日の講演でもこう主張します。
「法的安定性は関係ないんですよ。我が国を守るために必要な論理かどうかを気にしないといけない」(礒崎陽輔首相補佐官〔大分市・26日〕)(JNN15年7月28日)』
* * * * *
『■礒崎陽輔・首相補佐官
憲法9条全体の解釈から、我が国の自衛権は必要最小限度でなければならない。必要最小限度という憲法解釈は変えていない。
政府はずっと、必要最小限度という基準で自衛権を見てきた。時代が変わったから、集団的自衛権でも我が国を守るためのものだったら良いんじゃないかと(政府は)提案している。考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない。我が国を守るために必要なことを、日本国憲法がダメだと言うことはありえない。
本当にいま我々が議論しなければならないのは、我々が提案した限定容認論のもとの集団的自衛権は我が国の存立を全うするために必要な措置であるかどうかだ。「憲法解釈を変えるのはおかしい」と言われるが、政府の解釈だから、時代が変わったら必要に応じて変わる。その必要があるかどうかという議論はあってもいい。
来年の参院選は、憲法改正が絡む話でしっかりと勝たなければならない。参院もできれば、自民党で単独過半数を取りたい。その中で憲法改正を有利に進めたい。(大分市での国政報告会で)(朝日新聞15年7月26日)』
また、磯崎氏は「9月中旬までに安保法案を成立させたい」と強調していたそうで。内閣(政府)の一員が、立法機関の審議、採決日程にクチを出したことに、野党から批判の声が出ている。(-"-)
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先に言えば、12年末に安倍第二次政権が始まってから、このブログにちょこちょこ登場するようになった(mew的にはかわいくない&ウザイ)安倍側近が2人がいるのだ。
ひとりは今回の主役・磯崎陽輔首相補佐官、もう一人は萩生田光一総裁特別補佐だ。(-"-)
この2人は安倍晋三氏の超側近&子分で、それぞれ首相、総裁の補佐役として安倍氏をサポートしているほか、安倍氏&超保守仲間たちがホンネとも言えるような考え方を、公の場ではクチにしにくい彼らに代わって、TV番組や講演会などで発信する役割も担っている。(**)
実は、2人はこれまでもmewから見たら、アブナイor問題となるような発言や動きを(しかも、時にエラそ〜な感じで)いくつもやっていたのだ。<このブログでは何回か扱ったけど。磯崎氏や萩生田氏がとりあえず自分の考え方だとして外で、チョット過激な発言をして、周囲の様子を見るようなケースもあるのよね。^^;>
ただ、これまでメディアは、彼らが好き勝手に問題ある言動をしていても、なかなかそれを取り上げようとせず。野党が追及しても、国民に十分に伝わらなかったこともあって、攻めきれずに終わることが多かったのが実情で。それが彼らを図に乗らせ、その言動を助長させた部分があるかも知れない。(~_~;)
しかし、国民からの安倍政権、安保法制に対する不信感、反発が強まっている今、さすがにメディアもそれらに関する問題発言は放っておいてくれないようで。今回は、野党の攻撃を後押ししてくれそうな感じが。<昨夜は、安倍首相や超保守仲間との会合に参加して、反省はどこへやらで、お酒で赤い顔をした磯崎氏が「何もありません」と繰り返し言いながら帰る姿の映像を流していたTVもいくつかあったし。>
今回は、そう簡単に、何事もなかったかのようにして、逃げられないのではないかな〜と(期待込みで)思ったりもしている。(@@)
* * * * *
話を本題に戻すと・・・。法律を作る際に、最も重視すべきことのひとつは「法的安定性」に配慮することだ。(・・)
もし何かに関して、国のルールである法律を作っても、政府や国民が安定的にその内容や意味がほぼ同じようにとらえられなければ、社会が混乱して、秩序を守ることができなくなってしまう。 そこで、政府や立法機関はできるだけ国民に意味がわかりやすい&解釈しやすい条文を作るように配慮すべきだと考えられているのだ。(++)
<ましてや、政府にとって都合のいい法律を作るために、憲法の解釈を政府の好き勝手に(しかも、超レア説によって)変えてしまうなんて、言語道断。(-"-)>
ところが、安倍内閣はこの安保法案に、これまで歴代内閣が「憲法9条に違反する」として禁じてきた「集団的自衛権の行使」をどうしても入れ込みたくて、昨年7月に強引に閣議決定で、憲法の解釈を変更してしまったのである。(ーー゛)
これに対して、大多数の憲法学者や弁護士などの専門家が、集団的自衛権の行使は違憲だと主張。<自衛隊の海外での武力行使や戦闘の後方支援も違憲だと主張する人が多い。>
また政府が勝手に解釈改憲を行なうのは、法的安定性を害するとの批判が出ている。(**)
* * * * *
でも、以前から書いているように、安倍首相&仲間たちは、憲法の存在や法的安定性などお構いなしで、自分たちが国にとって必要だと思う&自分たちが正しいと思う政策や法律作りは、強引にでも実行に移していい」と思い込んでいるのである。(-"-)
(関連記事・『いくら必要でも、違憲の法律はダメ!立憲主義が理解できぬ安倍自民党』)
そもそも彼らは、戦後に作られた現憲法を否定している上、戦前志向が強いため、現憲法を尊重する気もないし。憲法が国の政治権力をコントロールするために存在するという立憲主義の考え方や、本当の意味での「法の支配」の理念とか法的安定性の重要性とかも解できないor軽んじてしまうわけで。
それが、昨日の記事に書いた「憲法を守って、国が滅びていいのか」という言葉にもつながるし。磯崎氏の「法的安定性でね、国守れますか、そんなもので守れるわけないんですよ」「我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない」という言葉にもつながるのだ。(-"-)
* * * * *
しかも、法律に疎い素人がそう言うならまだ致し方ないとして。磯崎氏は、もともと東大法学部から総務省に入省しており、憲法や法学の知識は十分あるはずだし。何と『分かりやすい法律・条例の書き方』(ぎょうせい、2006年)なる本まで出しているとのこと。(・o・)
そんな人が「法的安定性なんて必要ない」と言ってしまうのだから、つくづく極端なアブナイ政治思想や政治権力というのは、恐ろしいものである。_(。。)_
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この磯崎氏の発現に関しては、野党から批判が続出しているのはもちろん、与党内からも苦言を呈する声が出ている。(**)
『礒崎首相補佐官が安全保障関連法案について、「法的安定性は関係ない」などと発言していたことが分かり、与野党の幹部から批判が相次いでいる。
礒崎首相補佐官が26日、安保関連法案について、「法的安定性は関係ない」などと述べたことについて、民主党の枝野幹事長は「法の支配のイロハのイも分かっていない」などと厳しく批判した。
民主党・枝野幹事長「ルールはその時々の都合でころころ変わるということだから、行政に携わる資格なしと思っております」
また、自民党からも批判の声があがった。
自民党・谷垣幹事長「(法的安定性は)関係ないとおっしゃったのだとすると、極めて配慮の欠けたこと」
こうした中、礒崎氏は、集団的自衛権を限定的に行使できるよう憲法解釈を変更したことを、野党などが「法的安定性を損なう」と批判していることに反論したものだと説明した。
礒崎首相補佐官「法的安定性が変わるからおかしいという議論だけで憲法違反だという言い方はおかしいのではないかと、従来からの主張をしたまで」
また礒崎氏は、安保関連法案の審議について、「9月中旬までには何とか終わらせたい」とも述べており、野党側は「審議も始まっていないのに厳重に抗議する」などと反発している。(NNN7月27日)』
<実は磯崎氏は27日の夜までは、批判に反論して突っ張っていて、菅官房長官も擁護していたのだけど。党内や公明党から批判が強くなったため、28日朝に仕方なく謝罪したのよね。^^;>
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『野党側は「言語道断だ」と非難しています。
「安倍総理の応援団を自認する考え方も近いとされる方々が次々と問題発言するのは、どうも安倍総理の本音を代弁するかのような 、そういうことを勘ぐりたくなるような発言」(民主党・高木義明国対委員長)
民主党の高木国会対策委員長は、自民党の大西英男議員が先月、「マスコミを懲らしめる」と発言した問題と並べて批判したほか、菅官房長官も苦言を呈しました。
「誤解を受けるような発言はですね、そこはやはり慎まなければならない」(菅義偉官房長官)
この問題は、28日から本格的な論戦が始まった参議院の特別委員会でも取り上げられました。
「総理、こんなけしからん、法的安定性をどうでもいいと思うような補佐官は更迭すべきだと思いますよ」(民主党・福山哲郎参院議員)
「誤解を与えるような発言は当然慎むべきである。当然、官房長官からも注意をしたところでございます」(安倍首相)
安倍総理は、菅官房長官が礒崎氏を注意したと明らかにしましたが、民主党は礒崎氏が参考人として特別委員会に出席し、説明すべきだと求めました。
「任命権者である総理がご判断することですから、一緒に一蓮托生でどんどん深く沈んでいくことを選択されたいのであれば、それはそれでいいのではないか」(維新の党・柿沢未途幹事長)
重要法案の参議院での審議は、冒頭から大揺れになっています。(TBS15年7月28日)』
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この磯崎発言は、まさに安倍首相らの本質的な考え方や安保法案の問題点をまさに具現化するものであるだけに、mewは、野党やメディアはこの発言に関して、徹底的んじもっと追及して行くべきだと思うし。<国民にも何が問題なのか、わかりやすく説明すべき。>
昨日、取り上げた下村大臣と同様、磯崎補佐官は安倍首相を近くで支えて、激励役になって来た大事な存在であるだけに、今回の件は安倍首相にとって大きなショックだったに違いないし。<昨日、国会でも心身ともに、かなり疲れている感じだったものね。^^;>
もし磯崎補佐官が辞任することになれば、安倍首相のエネルギーはさらにダウンして、安倍政権を終焉に追い込むことができるのではないかと、ひそかに期待しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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