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http://mewrun7.exblog.jp/23480542/
2015-07-28 21:15
これは24日にアップした『安倍盟友の下村を引責辞任に追い込み、安倍政権&安保法案を潰すきっかけにhttp://mewrun7.exblog.jp/23460942/』の続報になるのだが・・・。
新国立競技場の計画見直しに関して、下村文科大臣の責任を追及する声が増加。野党だけでなく、与党サイドからも、引責辞任論や更迭論が高まっており、辞任は時間の問題かと思われていたのであるが。<mewも、TVや様々な報道を見ながら、ヨシヨシ、シメシメと思っていたのだけど。(~_~;)>
そんな中、今日28日の朝、下村文科大臣が閣議後の記者会見で、新国立競技場建設を担当していた久保公人スポーツ・青少年局長が辞職するとの人事を発表した。
下村大臣は「自己都合の辞職。新国立競技場を考えて人事異動したのではない」「後進に道を譲る勇退。年齢も踏まえて総合的に判断した」「定例の人事異動」だと説明していたのであるが。久保氏は定年まで一年半以上残っている上、辞職も急に決まったとの話も出ており、建設計画の白紙撤回に伴う事実上の更迭との見方が強い。(-"-)
何だか下村大臣が、(さすがに笑ってはマズイので)かすかな笑みを伴って安堵の表情を浮かべていたように見えたのは、mewだけではあるまい。
もしこのまま担当官僚であった局長が更迭されて、下村大臣は辞任しないまま事態の幕引きがはかられるとすれば、まさにトカゲの尻尾きりだと言えるわけで。野党や国民は、そんな安易な解決を決して許容すべきではあるまい。(**)
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『文部科学省は二十八日、二〇二〇年東京五輪・パラリンピック大会の主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)建設の担当者だった久保公人(きみと)スポーツ・青少年局長(58)が辞職する人事を発表した。下村博文文科相は同日の閣議後の記者会見で「定例の人事異動」と強調したが、久保氏は定年まで一年半以上あり、建設計画の白紙撤回に伴う事実上の更迭との見方もある。
人事は、八月四日付。久保氏の後任には、高橋道和内閣官房教育再生実行会議担当室長(54)を充てる。
旧文部省出身の山中伸一次官(61)も退任し、後任には旧科学技術庁出身の土屋定之文部科学審議官(62)が昇格する。
下村氏は「新国立競技場を考えて人事異動したのではない」とし、久保氏の人事についても「後進に道を譲る勇退。年齢も踏まえて総合的に判断した」と更迭かどうかは明言しなかった。自らの責任については「批判は謙虚に受け止めたい。(近く発足する第三者による)検証委員会で私のことも含め、きちっと議論していただきたい」と述べるにとどめた。(中日新聞15年7月28日)』
『菅義偉官房長官は「責任問題うんぬんというよりも、任命権者が総合的に判断したのを官邸が了解した」と語った。(日経15年7月28日)』
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実は23日に、舛添都知事のこの発言をきいて、mewはちょっとイヤ〜な気がしていたのだ。(-_-;)
『新国立競技場の建設計画の白紙撤回をめぐり、東京都の舛添要一知事は23日、都内の講演で「担当局で不祥事があったら局長は辞任し、更迭されるのは当たり前。信賞必罰をできない長は自ら辞任するべきだ」と述べ、事業を所管する下村博文・文部科学相に担当局長の更迭を求めた。さらに「(文科相を)任命したのは内閣総理大臣。(文科相が局長を更迭しない場合は)任命責任までいく。大人の常識が通らない世界が文科省だ」と語った。(朝日新聞15年7月23日)』
どうやら舛添知事は、知事に重要な情報をなかなか伝えず、エラそ〜に&勝手に建設計画を仕切っていたこの局長の仕事ぶりや態度に怒りを覚えていたようで。<しかも、下村大臣にも重要な情報をあげていないことがあったらしい。^^;>それで、まず直接の担当責任者だった局長を辞任させよと言ったようなのだが。
mewはこの発言を知って、「え?これじゃあ、局長を更迭すれば、下村は辞任しなくていいことになっちゃうじゃん」「公然と逃げ道を与えるなよ」とブツブツ言っていたのである。(@@)
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後述するように、先週後半から下村大臣の辞任、更迭論が高っていて、下村大臣自身も盟友の安倍首相もかなり追い詰められて来ていたのではないかと察する。^^;
<また安倍っちが下村くんに「絶対に辞めちゃダメだ」って説得してたかも?「ボクが何とかキミ
を守るから、最後までそばにいて欲しい」とかね。(>_<)>
そこで、舛添知事の言葉をヒントにしたのかはわからないが、とりあえず早めに局長に責任をとらせてしまおうと。そして、その後の様子を見て、うまく下村責任論がおさまるようならうなら,そのまま続投させたいと考えているに違いないのだ。(`´)
で、おそらく先週後半から局長を説得して、今回の辞任(自主的な勇退)発表にこぎつけたのではないかと思われる。(~_~;)
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先週の記事でも、与野党内から下村大臣の責任論、更迭論が出始めているという話を書いたのだが。
最近、安倍官邸の本を出して、官邸情報に詳しいと見られているジャーナリスト・田崎史郎氏が『新国立競技場問題の「戦犯」下村文科相・退任へのカウントダウンが始まった』なる記事を出すなど、さらにアチコチのディアに「下村責任論」が出るようになっているし。
26日のNHKの討論番組などでは、与党の公明党やほぼ与党の次世代までもが、公然と下村大臣の責任論について発言するようになっていて。稲田政調会長もかばいようのない感じになっていたのである。(@@)
『新国立競技場問題の「戦犯」 下村文科相・退任へのカウントダウンが始まった!
2015年07月27日(月)現代ビジネス 田崎史郎「ニュースの深層」
第2次安倍内閣が2012年12月26日に発足して以来、第2次改造内閣(14年9月3日)を経て、現在の第3次内閣(同12月24日)でも留任・再任されている閣僚は6人だけだ。副総理兼財務・金融相の麻生太郎、経済再生・経済財政相の甘利明、官房長官・菅義偉、外相・岸田文雄の留・再任は当然と受けとめられた。
国土交通相・太田昭宏は「公明党枠」だから、異を唱える人はいない。不可解なのは文部科学相・下村博文だ。下村は麻生、甘利、菅、岸田並みの仕事をし、内閣で重要な位置を占めていると言えるのだろうか?
イメージダウンの象徴
下村は今春の衆参両院の予算委員会で、学習塾関係者による「博友会」をめぐる政治資金疑惑で野党から厳しい追及を受けた。下村は何度となく「団体の運営に直接関与していない」と答え、なんとかしのいだ。15年度予算が4月9日に成立し、追及の火の手は衰えたが、下村の疑惑が安倍政権のイメージダウンを招いたのは否めない。
この問題が収束したのもつかの間、5月になると、20年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設費問題が浮上した。5月18日、東京都知事・舛添要一との会談で、下村が500億円の負担を求めたのに対し、舛添は「都が負担する根拠がない」と激しく反発した。
下村は6月9日の記者会見で「一貫して明確な責任者がどこなのか、よくわからないまま来てしまった」と語り、物議を醸す。都の負担問題の決着がつかないまま、下村は同29日の五輪組織委員会調整会議で屋根設置を先送りしても総工費が基本設計時を大きく上回る建設計画見直し案を示した。これに基づき、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は今月7日、東京都内で有識者会議を開き、総工費を2520億円とすることを柱とした計画を報告し、了承された。
この会議に、デザインを選ぶ責任者だった建築家の安藤忠雄が欠席した。これに、下村は10日の記者会見で「安藤氏がデザインを選ぶ責任者となり、ザハ・ハディド氏の案に決めた。自信を持って選んだと思うので、なぜその案を選んだのか、何らかの形で説明してほしい」と述べ、責任を安藤に転嫁した。
あまりの無責任さに、読売新聞でさえ今月9日付社説でこう書いた。
《財源のメドすら立たないまま、建設へと突き進む。あまりに愚かで、無責任な判断である。…中略…工費や工期、工法を巡る迷走について、下村文部科学相は「責任者がはっきり分からないまま、来てしまったのではないか」と、とぼけている。JSCを所管する文科相こそが責任者だろう》
9月末までもつのか?
下村の振る舞いを見かねた首相・安倍晋三は官邸にタスクフォースを設置して見直しを進め、17日に「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す」と表明した。官邸主導による政策決定のシンボルと言える決定だった。
だが、誇って良い、この事実を安倍らは極力見せないようにしている。菅は同日の記者会見で見直しの検討を「基本的には下村大臣の下で行っていた」と説明し、下村の責任を否定した。
なぜか−。安倍が下村の責任を認めたら、野党の追及に手を貸すことになってしまうからだ。また、安倍の任命責任が問われることにもなりかねない。
しかし、ザハへのデザイン監修料、違約金、さらに一部発注している建設会社への支払いなどで数十億円の損失を被るはずだ。その責任は誰が取るか。
下村は、原因や経緯などを検証する第三者委員会を近く設置し、9月中旬をめどに中間報告をまとめてもらう方針を示している。国会での追及を第三者委員会で調査中、という名目でかわすつもりなのだろう。
今春、おカネの追及をかわした、あのしぶとさがあるなら、下村はこの問題を乗り切れるかもしれない。しかし、安倍は9月末にも行う内閣改造・党役員人事で、よもや下村を留任させたりはしないだろう。(敬称略)』
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『民主党の細野豪志政調会長は26日のNHK番組で、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画見直しについて「費用が膨れあがった時点で判断すべきだった。下村博文文部科学相の責任は免れない」と批判した。
次世代の党の松沢成文幹事長は「文科相が辞めないなら首相が解任すべきだ」と主張。共産党の小池晃政策委員長は「首相の責任を含めてはっきりさせないといけない」と指摘した。
公明党の石井啓一政調会長は整備費用が膨らんだ経緯について「率直に疑問に思う。検証結果を受けて責任の取り方を明確にすべきだ」と述べた。外部有識者の検証委員会は9月中旬をメドに中間報告をまとめる。
自民党の稲田朋美政調会長は党行政改革推進本部(河野太郎本部長)で経緯を検証すると強調。
「検証と同時に反省を生かした形での方向性や理念をお盆前に政府に提案する」と述べた。(日経15年7月26日)』
『新国立競技場の当初計画が白紙撤回された問題をめぐり、公明党の石井啓一政調会長は26日のNHK番組で、下村博文文部科学相の責任について「検証結果を受けて責任の取り方を明確にするべきだ」と述べた。政府が立ち上げる第三者委員会の検証結果次第では、下村氏の進退問題に発展する可能性に触れたものだ。
石井氏は「責任の所在が不明確で、情報公開が不十分だった。費用が膨らむことをなぜ途中段階できちんと把握されなかったのか、しっかり検証してもらいたい」と指摘した。(朝日新聞15年7月26日)』
<安倍&下村氏と同じ日本会議系超保守仲間が集まっている次世代が、下村大臣の責任に言及したのには、チョット驚いた。下村氏を犠牲にしても、安倍政権を救おうと考えたのかな?
公明党は、超保守教育を推進する下村氏ともともと考えが合わないことから、他の幹部も、下村氏の責任に言及していたです。^^;>
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ただ、関係者もメディアも野党も(国民も?)、今回の局長の辞職が、実質的には更迭であろうととらえているし。
野党、とりわけ民主党は、今後も下村文科大臣の責任を追及して行く方針を貫く気でいるようだ。(@@)
『下村文科相は「後進に道を譲るという意味での勇退」と説明したが、政府関係者は「(更迭なのは)見れば分かるでしょう。だが、これでは火消しにならない。(野党に)攻撃する機会を与えただけ」と冷ややかに話した。
文科省は近く第三者による検証委員会を設け、担当部局や建設主体である日本スポーツ振興センター(JSC)などから白紙撤回に至る経緯を調査する。しかし、9月にまとめる中間報告を待たずに更迭に踏み切ったことで調査対象に予想される関係者は「久保局長はスケープゴート(いけにえの意)。ここまで来たら政治の話。政治が決断したのだから」と反発。意思決定した下村文科相らの責任問題を指摘した。
民主党の高木義明国対委員長も「問題を放置した下村文科相の責任は大。役所のどなたかに責任をなすりつけることは決してあってはならない」と批判。維新の党の柿沢未途幹事長も「とかげのしっぽ切りで済むと思うなら安倍政権の感覚が狂っている」と語った。(毎日新聞15年7月28日)』
『◆民主「責任なすり付け」と批判
民主党の高木義明国対委員長は二十八日の記者会見で、新国立競技場建設の担当者だった文部科学省スポーツ・青少年局長が辞職した人事に関し「役所の誰かに責任をなすり付けることはあってはならない」と批判した。
併せて「下村博文文科相の責任は極めて重い」と述べ、衆院予算委員会などで厳しく追及する考えを示した。
細野豪志政調会長は会見で「文字通りトカゲのしっぽ切りだ。下村氏の責任は免れない」と非難した。(中日7.28)』
『維新の党の柿沢未途幹事長も「事務方に責任を背負わせてすむと思っているなら政権のセンスを疑う」と指摘した。(日経7.28)』
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ところが、当の『下村文科相は、「批判は謙虚に受け止める」としたうえで、新競技場の整備をオリンピックの開催に確実に間に合わせることで責任を果たすことが最も重要だと強調している(同上)』とのこと。(>_<)
どうか安倍陣営&自民党お得意のとかげの尻尾きり&下村大臣の責任逃れを許さないために、メディアや野党はもちろん、多くの国民が「辞職して責任を明らかにすべし」「今まで何もして来なかった下村に、五輪は任せられない」と声を上げて一緒に責任追及し欲しいと。そして、安倍政権&下村大臣を追い込んで欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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