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2015年07月28日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「顔つきは病的なのに態度は大きい」というのが、安倍晋三首相の最近の姿態だ。参院本会議が7月27日、安全保障法制整備関連法案の審議入りをした。自公両党で過半数を占めており、衆院で3分の2の勢力を確保しているので、「60日ルール」を使えば、再可決できることから、余裕綽々である。野党を完全に馬鹿にしきった答弁ぶりは、早や戦勝将軍の構えである。
安倍晋三首相を強気にしているのは、自民党派閥「志帥会」=会長・二階俊博総務会長が、早々と「安倍晋三首相の再選支持」を表明しているのに続いて、安倍晋三首相の出身派閥である自民党「清和会」=細田派の細田博之会長(自民党総務会長、幹事長、自民党国会対策委員長、官房長官沖縄及び北方対策担当相、科学技術政策担当相、個人情報保護担当相、内閣府特命担当相大臣=男女共同参画担当、自民党島根県連会長などを歴任)が7月26日、長野・軽井沢開いた研修会で、9月に行われる自民党総裁選挙について、「特別な事情がない限り、当然、安倍総裁を続けて支持することになる」と述べ、安倍晋三首相支持を表明したのが大きい力になっている。
◆安倍晋三首相の意を強くしているのは、「総理大臣になりたい」願望を捨てきれない石破茂地方創生相が、「不戦敗」を表明しているからだ。
読売新聞YOMIURIONLINEは7月25日午前8時54分、「石破氏、総裁選不出馬示唆…無投票3選強まる?」という見出しをつけて、以下のように配信した。
石破地方創生相は24日、TBSの番組収録で、9月の自民党総裁選への出馬について問われ、「安倍内閣として、ものすごい大きな課題を負っている時に、閣僚の一人がそんなことを言えますか。内閣支持率を上げるのは閣僚たる我々の責任だ」と述べ、出馬を見送る考えを示唆した。動向が注目される野田聖子・前総務会長も、出馬に向けた目立った動きがないことから、安倍首相(党総裁)が無投票で3選する流れが強まりそうだ。石破氏は、内閣の課題として、参院での安全保障関連法案の審議や、新国立競技場建設問題などを挙げ、「内閣支持率を上げるため、それぞれの閣僚が担当している分野で頑張ることだ」とも語った。
◆だが、安倍晋三首相は、楽観が許されていない。麻生太郎副総理兼財務相、谷垣禎一幹事長、野田聖子前総務会長(郵政相、消費者担当相、食品安全担当相、科学技術政策担当相などを歴任)が、まだ虎視眈々と総理大臣の座を狙っているからだ。野田聖子前総務会長は、安倍晋三首相を批判の火の手を上げ、公然と叛旗を翻し始めている。
テレ朝newsは7月26日午後5時20分、「安倍総理推進『ゆう活』野田聖子議員が批判を…」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
国内外の働く女性が交流するイベントで、安倍総理大臣は、仕事を早めに始めて夕方にオフの時間を楽しむ、いわゆる「ゆう活」の推進を強調しました。しかし、これに自民党の女性議員がかみつきました。安倍総理大臣:「(ゆう活で)早めに出勤し、早く帰宅する。そして、夕方の時間帯をプライベートや家族との時間に充てる。始業時間が早くなっただけだという批判も聞こえるわけですが、しかし、何か始めなければ何も世の中は変わらないわけです」そのうえで、安倍総理は、「社会で女性が活躍するには長時間労働を見直さなければいけない」と強調しました。これに対し、この直後、同じ会議で講演した自民党の野田聖子前総務会長が批判を展開しました。自民党・野田前総務会長:「ゆう活に参加できない人たちがいるんです。さあ誰でしょう。子育てしている人たちですよ、いっぱいいっぱい目いっぱいで子どもの世話して髪を振り乱して会社に向かっている。これが日本の現状なのに、(ゆう活で)朝早く来なさいということは、子どもはどうするの。ということなんです」さらに、野田前総務会長は、「衆議院で安保法制にかけた120時間の審議時間を少子化の問題にも同様に掛けるべきだ」と注文を付けました。
◆自民党各派閥の勢力は、以下の通りである。
細田派(衆61、参33=計94)・・・最大派閥(町村信孝前衆院議長が6月1日死去したため1人減)
額賀派(衆30、参21=計51)・・・額賀福志郎元防衛庁長官(平成研究会会長=旧経世会。竹下登派→小渕恵三派→橋本龍太郎派→津島雄二派→額賀福志郎派=自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会「佐藤栄作派」・木曜クラブ「田中角栄派」の流れを汲む保守本流集団)
二階派(衆26、参7=計33)+石原派(衆13、参1=計14)⇒衆39、参8計47)・・・第3派閥(合流第1段階)
麻生派(衆29、参8=37)・・・麻生太郎副総理兼財務相
岸田派(衆29、参12=計41)・・・岸田文雄外相(宏池会会長)
山東派(衆9、参3=計12)・・・山東昭子元科学技術庁長官(三木・松村派→三木派→河本派→高村派→大島派→山東派)。
谷垣グループ(衆12、参1=計13)・・・谷垣禎一幹事長
無派閥(衆81、参29=計110)・・・石破茂地方創生相
麻生太郎副総理兼財務相は、潤沢な資金力があり、現在「無派閥」議員(衆81、参29=計110)の取り込み工作を進めている。同時に「山東派」との合流話を煮詰めている最中だ。合流に成功すれば、麻生派(衆29、参8=37)+山東派(衆9、参3=計12、大島理森衆院議長を加えれば衆10)=衆39、参11=計50で第3派閥となり、二階派と拮抗する。次に二階俊博総務会長の「買収」に取りかかる。これも成功すれば、無派閥を含めて、第1派閥にのし上がることも夢ではない。
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