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2015-07-27 05:28
今日27日から参院で安保法案の審議が始まる。(-"-)
27日には参院本会議で法案の趣旨説明と質疑が。そして、28日から、参院の安保特別委員会で本格審議が行なわれることになるのだが。
この参院安保特別委の委員長や委員のメンツを見ると、安倍自民党がいかに参院の審議を軽んじているかがわかる。(@@)
まず、mewは、自民党がこんな大事な特別委の委員長に、あの鴻池祥肇氏(元防災担当大臣)を選んだことに「自民党は、どこまで国民と安保法案をナメているのか」とムカついた&呆れてしまったところがあった。(ーー)
というのも、鴻池氏というのは、かなり時代遅れの保守思想の持ち主である上、好き勝手な言動をすることが多くて。自民党でも有名な失言大魔王&スキャンダル野郎だからだ。(@@)
<「(犯罪者の)親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい」と言ったり、議員宿舎に人妻を連れ込んじゃったりとか。(~_~;)>
詳しい話は後述するとして、このように国会議員として人望や信用のない(しかも、とんでも偏った思想を持つ)人を、日本のあり方を左右するような重要法案の特別委の委員長にしようと発想すること自体、おかしいと思うし。
自民党は、参院の安保審議自体、また野党や国民を軽んじて、バカにしているとしか思えないのである。(-"-)
* * * * *
また、参院の安保特別委は、野党側の粘りの主張が通り、45人の委員で構成され、野党の全ての党が委員を出すことが可能に。"^_^"(関連記事・『若者の怒りと主婦の蜂起やまず〜国民の後押しで、安倍政権を追い込め』)
野党の議員については、追々取り上げて行きたいと思うのだが、ベテラン議員や論客ぞろいだし。安倍首相が苦手にしている民主党のの小西洋之氏や、蓮舫、福島瑞穂氏らの女性議員の追及にも期待したいと思っているのだけど。<ごヒイキの小川、大塚氏もいるし。福山くんも頑張っているし。生活の山本太郎氏がどんな質問をするのかもチョット興味深い。(・・)>
他方、安倍自民党は、衆院の審議では野党の質疑時間を増やしたことで、安保法案の違憲性や諸問題が強調されてしまい、首相や大臣が法案の必要性や重要な事項を十分に説明できなかったと反省。
国民にもっと法案を理解してもらえるように参院の審議では、自公与党の質疑時間を増やして、政府与党のペースで、法案に関する説明を行なうことにしたのであるが。^^;
安保特別委のメンバーは、ヒゲの隊長の佐藤正久氏、安倍シンパの山本一太氏ら3名以外、大部分は当選1〜2回生で、かなりしょぼい顔ぶれになってしまったのである。(>_<)
<来年は参院選があるので、ふつうならベテランや中堅議員は、TV中継のある委員会のメンバーになりたがるものなのだけど。安保法案は、地元の自民党支持者から疑問や批判の声がかなりあるので、来年の参院選にマイナスになると考え、委員になりたがらない人が多かったという話をきいたです。どこかの新聞にも、それっぽい話が出てたらしい。>
ただ、これも後述するように、12年末の衆院選以降、安倍自民に風が吹いて、何となく当選してしまった安倍チルドレンと呼ばれる自民党の1〜2回生は、政治家としての能力や資質に疑問符がつく人が少なからずいるらしい。(~_~;)
『自民党の稲田朋美政調会長は26日のNHK番組で、参院審議について「法案の意義をきちんと議論したい」と意気込みを語った。衆院の質疑は「与党1対野党9」の配分だったが、参院は議席配分に応じ「4対6」程度となる見通し。安倍晋三内閣の支持率は衆院通過後、下落傾向にあり、与党の質疑を通じ「丁寧な説明」を行う考えだ。(中略)
27日の参院本会議に続き特別委は28〜30日に首相も出席して質疑を行う。与党筆頭理事は自民党の佐藤正久元防衛政務官が務める。鴻池委員長を除く自民党委員19人のうち、政府で外交、防衛に関わった“経験者”は、佐藤氏と山本一太、愛知治郎両氏のみで、当選1回が12人も占めた。(産経新聞15年7月26日)』
『民主党は特別委の野党筆頭理事にベテランの北沢俊美元防衛相を起用。蓮舫代表代行や福山哲郎幹事長代理ら「論客」(党幹部)を並べ攻勢をかける構えだ。自民党は当選1回の議員が過半数を占め、人選に苦慮した事情がにじんだ。(共同通信15年7月24日)』
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おまけに「安倍さまのために先鋒役を」と張り切っている山本一太氏が、まだ特別委の設置も決まっていない時に、先走りをしてブログに「トップバッターで75分質問する」と書いてしまったため、党の理事が謝罪を行なうなど、自民党の委員には不安な要素がアレコレありそうなのである。(@@)
『民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は24日の記者会見で、自民党の山本一太前沖縄・北方担当相がツイッターで、安全保障関連法案を審議する参院特別委員会の設置が決まる前に「トップバッターで75分質問する」と明かしたとして、「緊張感が欠如し、脇が甘い」と批判した。
特別委の民主党理事が抗議し、自民党理事が謝罪した。(時事通信15年7月24日)』
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そして、参院安保特別委の委員長を務める鴻池氏について書くなら・・・。
同氏は、安倍首相が率いる超保守議連「創生日本」や、超保守団体神道政治連盟国会議員懇談会」に所属。
戦前志向を通り越して、「一体、おまえは、いつの時代に生きてるんだ」、「時代劇の世界にいるのか」とツッコミたくなるほど、時代錯誤の発言をするような(人権)感覚の持ち主なのである。^^;
『問題となった発言 (Wikipediaより)
2003年7月11日、閣議後の記者会見で長崎男児誘拐殺人事件について「嘆き悲しむ(被害者の)家族だけでなく、犯罪者の親も(テレビなどで)映すべきだ」「親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい」と発言。当時、鴻池は閣僚であり青少年育成推進本部副本部長を務めていたため、この発言が物議を醸した。一方で、一部報道では鴻池の発言を支持する声も多数寄せられたと伝えられた。
2003年7月18日の衆議院予算委員会にて、東京都で発生した4女児監禁事件(プチエンジェル事件)に触れ、「少女4人も、加害者か被害者か分からない」と発言[12]。委員長の藤井孝男から真意を問いただされ、発言を撤回した。
2008年12月6日、大分県杵築市の講演で、「『日教組が悪い』という中山さん(中山成彬)は正しい。文部科学省、あんな役所いらんと思うくらい、ろくなやつがおらん」と述べ日教組や文部科学省を批判。同月8日、内閣官房長官の河村建夫から注意を受けた[13]。鴻池は、「擁護はしていないが極めてうちわの会合で、自分の気持ちを吐露した。大分県は教育が非常に混乱しているので批判した」「日本の教育問題は、すべて日教組が悪いわけではないが、その一因があるとの思いが強い表現になった」としている。
2013年11月7日、為公会の会合で、園遊会の席上今上天皇に書簡を手交し、のち右翼団体を称する人物から折り畳みナイフが郵送された山本太郎について「天誅を加えるべきだ」、14日の会合でも「切腹用の刀が送られたそうだ」「犯人は私ではない。私は近くに寄って、すぱっといくから。間接的な殺人はしない」と発言。』
『不祥事 女性問題 (Wikipediaより)
2009年1月15日発売の「週刊新潮」に、鴻池官房副長官の「議員宿舎」に泊まる超一流企業の「美人妻」と題した写真付きの記事が報じられた。同日、内閣官房長官の河村建夫から首相官邸に呼び出され、「政府の中枢にある人が誤解されるのは不適切だ」と厳重注意を受けた。
2009年1月22日発売の「週刊新潮」に、「議員宿舎妻鴻池官房副長官に今度は機密漏洩疑惑」との記事が掲載された。
2009年5月13日発売の「週刊新潮」に、4月28日に女性と静岡県の熱海温泉へ旅行、30日まで同じ部屋で宿泊し、その際、国会議員に与えられるJR無料パスを使ったことを報じた記事が掲載された。同時期は新型インフルエンザの緊迫した時期でマスコミなどから批判された。
こうした状況を受け、首相の麻生太郎はあくまで健康問題が原因の辞任であるとの見解を示したものの、事実上は一連の不祥事の責任を取る形で内閣官房副長官を更迭した[15][16]。その後、自民党兵庫県連は鴻池を処分として最も重い除籍とした。県連によれば、所属国会議員の除籍は初めて。その後、2010年8月30日に県連復帰が決まった。』
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また自民党では、12年末の衆院選以降、安倍総裁の下で当選した新人議員(安倍チルドレン)は、選挙での苦労もなくアベノミクス風に乗って当選してしまった人が多いことから、「政治家として自分の考えがない」「自分から積極的に活動や勉強をしない」「(言動などで)TPOをわきまえていない」と言われていて。それを懸念した石破前幹事長が、アレコレと指導を行なっていたことが、よく報じられていたのだけど・・・。(~_~;)>
どうやら、安倍陣営は、若手議員に保守思想を勉強させようとしているものの、なかなかうまく行かない様子。
それどころか、6月には安倍シンパの若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で、トンデモ発言が相次いで、却って安倍首相や安保法整備の足を引っ張ることになってしまったのである。(>_<)
産経新聞に、彼らのことを嘆く『【安倍政権考】育たない骨太の若手保守議員 単なる「安倍応援団」では首相も頭痛のタネ…』という記事が出ていたので、その後半部分をアップしておこう。^^;
『そもそもこの懇話会は初会合を開く前から大きな注目を集めていた。9月の自民党総裁選を前に安倍シンパの若手議員を多数集め、首相の無投票再選への機運づくりを狙ったものとみられていたからだ。党内では5月にリベラル系若手議員が、古賀誠元幹事長の支援も受けて勉強会「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」を立ち上げており、対決の図式にもなっていた。
一連の騒動を受け、懇話会は休止状態に追い込まれているが、会の立ち上げに加わった自民党関係者は「懇話会の真の狙いは、直近の総裁選をどうこうというよりも、保守の思想をきちんと理解した若手議員を増やすことにある」と明かす。首相には当選回数の若い国会議員に“骨太”の保守系議員が育っていないとの思いがあり、懇話会はそういった首相の意向を反映し創設されたというのだ。
■懇談会の活動は継続
首相自身、若手議員のころから憲法改正や教科書問題などに熱心に取り組み、故中川昭一氏らとともに保守主義について勉強を重ねてきた。首相のような真の保守系議員は自民党の中でも少数派だったが、地道な努力で賛同者を増やし、今では保守系議員が一定の勢力を誇るまでになった。
ただ、ここ数年の国政選挙で当選してきた若手議員たちは保守主義についてきちんと勉強したことがなく、保守の理論的な基盤ができていないケースが目立つ。「保守を標榜しながら、単なる安倍応援団になっている」(ベテラン秘書)との指摘も少なくない。
中堅以上の保守系議員はリベラル系ともちゃんと論争ができるが、若手については、現状では討論会に出ても底の浅さが露呈しかねない。保守系議員に小泉進次郎内閣府政務官のような一般国民にきちんと語りかけることができる若手のスターがいないのが首相の悩みだ。その首相の危惧が、はからずも表面化してしまったのが今回の報道圧力発言だった。
ただ、メンバーによると、懇話会の活動は今後も継続する方針だという。再び芸術家などの講師を招いて保守主義への理解を深めていくとのことだが、一連の騒動のほとぼりが冷めるにはもうしばらく時間がかかりそうだ。(産経新聞15年7月26日)』
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おそらく参院審議では、1年生議員は、渡された原稿をそのまま読むような形で質問するのだろうけど。無能な議員の質問に、?能な首相、閣僚が答弁して、国民にわかりやすい説明ができるのか、はなはだ疑問である。(-"-)
また、安倍自民党にとっても安保法制は大事なもので。ふつうなら、参院審議を無難に進めるためにも、野党とうまく折り合いをつけられる人や審議が荒れるおそれが少ない人を、委員に長選ぶと思うのだが。
鴻池氏のような人に、日本の将来がかかっている大事な安保特別委の委員長を任せるなんて、mew的には「あり得ない」人選であって。最初にも書いたように、野党や国民を軽んじて、バカにしている&ナメているとしか思えないところがある。(ーー)
ただ、もしかしたら鴻池委員長が議事の進行に際して、ちょこちょこと失言したり、強引な運営を行なったりして、野党や国民から大反発をくらう可能性があるし。また、メディアがその気になって叩けば、まだまだほこりが出そうな感じもある。(・・)
そこで、鴻池委員長の問題ある言動のために、参院審議が紛糾して、安保法案の成立をあきらめざるを得なくなったというのも「あり」かな、と思ったりもしたmewなのだった。(@@)
p.s. 安倍自民党は、委員長のせいで参院が紛糾して60日以内に法案議決をしなかった場合、60日ルールを使って来るだろうか?<まさか参院紛糾を期待して、鴻池氏を委員長にしたわけではないよね。^^;>
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