民主主義とは何だ?情報社会民主主義 (副題)民主主義は行き詰ったのか?それとも今の民主主義が間違っているのか? 情報社会時代の民主主義を考える ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 自由と平等は相容れない。民主党と共和党の対立点とは http://amiyazaki.net/DEMOCRACY/REPUBLICANISM/Republicanism.html(全文)
◆民主党と共和党は、何が違う? 共和主義とは何か。 まず思い浮かぶのはアメリカの共和党である。 アメリカの二大政党は、民主党と共和党であるが この二つの政党の主張を比べることが 共和主義のヒントになるかも知れない。 まず民主党というのは、労働組合を支持母体としていて 国民皆保険制度など、福祉充実を訴える 格差是正的な政策を主張する政党だ。 軍事支出を削減し、福祉支出を増やす事が多い。 自由と平等とでは、平等寄りの政策を採る。 一方、共和党というというのは逆に、 軍事支出を増やし、福祉的支出を減らすことが多くて、 同性結婚や妊娠中絶に反対することで有名な政党だ。 自由と平等では、自由の方を重視する政策を採る。 自由か平等かというのは、 欧米の民主政治のメインテーマであり、 ●自由を重視するのが中道右派 ●平等を重視するのが中道左派 というふうに、色分けされている。 ●自由を重視する政党は、政府支出を抑え 「小さな政府」を実現しようとする場合が多く、 ●平等を重視する政党は政府支出を増やして 「大きな政府」を作ろうとする。 自由を重視すると、なぜ小さな政府志向になるかというと、 民間への政府の関与を最小限に抑えようとするため、 ムダな(少なくともそう思われる)福祉予算や教育予算を削り、 減税によって景気を刺激しようとするからである。 また平等を重視すると、なぜ大きな政府志向になるかというと、 平等の名の下に民間への政府関与を大きくし 増税を行って福祉予算や教育予算を増額するからである。 ◆民主党と共和党は、なぜ対立するのか
アメリカにおける民主党と共和党の対立は、 現代のデモクラシーの最大の論点がそこにあるからだ。 欧米ではすでに政治というのは ●増税して福祉や教育にお金を振り向けるか ●福祉や平等を削ってでも減税して景気刺激するか この二者択一という形に整理され、 これを軸に様々な政治課題が議論されているわけである。 ●しかしなぜこういう風な二択になっているのか、 我々日本人にとってはよく分からないことが多い。 日本では未だに、革新だ保守だというよく分からない分類で 政治や政策を考えているところがあるからね。 ●しかしそれは我々日本人が民主主義というモノに まともに取り組んできていないと言うことかも知れないし、 また十年前後で政権交代が起こるという政治体制に 慣れていないと言うことかもあるだろう。 だから福祉や教育の予算を増やす政策が、 増税なしで行えるという主張をする政党があったり、 現在の年金制度や医療制度を維持したまま、 減税が可能であるというようなワケの分からない主張を 平気でする政治家が生き残っている。 さらに悪いことに不勉強なマスコミが、こう言う不勉強な政治家を、 平気でテレビなどに出演させてしまっているせいもあるだろう。 それはさておくとしても、自由か平等かという選択は、 現代デモクラシーの最大の論点であり、もっと簡単に言うと、 ●怠け者に金を渡したらろくな事に使わない(→共和党・性悪説) ●弱者を救済するのにお金を出すのは当然だ(→民主党・性善説) ってことだろうと思う。 また経済成長や景気に関しては、 ●民間にお金を渡した方が有効な投資が行われる(→だから減税・共和党) ●政府がお金を集めて使った方が有効な投資になる(→だから増税・民主党) と言うことになるだろう。 これはある意味、永遠の論争テーマであり、決着しにくいテーマだ。 だからこそどちらが正しいとは言えず、政権交代も起こるってわけだ。 ・・・・・・・・
ヨーロッパの政治も自由vs平等 http://amiyazaki.net/DEMOCRACY/REPUBLICANISM/political_party.html 議会制民主主義の歴史 http://amiyazaki.net/DEMOCRACY/HISTORY/index.html ________________________________________________ 【OK WAVE】
2008-06-29 15:17:41 質問No.4138117 自由と平等 http://okwave.jp/qa/q4138117.html(抜粋) very0325 ●自由と平等は同時に成り立たないということを習いました。今度、現代における具体的な事例を挙げて自由と平等の関係について小論文をかきます。自由を求めると平等がなくなり、平等を求めると自由がなくなることについての事例といったらどういうものがあるでしょうか。あまり実感のないことなのでわかりません。 noname#74145 2008-06-30 18:25:34 回答No.9
本来自然状態では真の自由も真の平等も有り得ませんからそれらを実行するには膨大なエネルギーを使います。しかも常に両方のバランスを監視しながらです。 しかし多くの人々は【自由】にも【平等】にもあこがれるし私は自由や平等なんて大嫌い!と言える勇気の有る人は中々出てきません。共産党でさえ自由と平等、民主主義云々って言ってますもんね。 ●でも自由には当然制約があります。慣習、思いやり、法律などから逸脱しない範囲でという事です。 ● 無制限の自由は無秩序を生み、それは文明の否定であり結果として人間が人間らしく生きる事が出来なくなります。 >自由を求めると平等がなくなり、平等を求めると自由がなくなることについての事例といったらどういうものがあるでしょうか。
一例 ● 自由に経済活動を行った結果人々の豊かさには当然大きな差が出る。差が出れば豊かさに由来する権力や生活水準にも大きな違いが出る。結果として不平等になる。自由を重んじれば結果として必ず不平等の部分が目立って来ると言う訳です。 ●逆に結果平等を推し進めるなら個々の能力や行動に大きな制約を課すことを認めざるを得ません。それはつまり自由ではないと言う事になります。結果の平等を推し進めると必然的に低い方の水準に合わせざるを得ず能力ややる気の有る人にとっては苦痛以外の何物でも有りません。 なら機会の平等なら全てうまく行くか? ● 人間は義務教育の9年間でさえ個々の学力には極めて大きな開きが出来る。この期間は教育の機会にはそれほどの差は無いにもかかわらず結果は大きな差が出る。 機会を平等にしても結果には大きな違いが出ますね。 ●しかし本当の意味での平等など物理的に絶対に不可能ですから要は何事も程度問題だと思いますね。 結局一度方針を決めておけば未来永劫理想的に社会が機能する、などと言う事は無いのです。絶えず社会を見直して看過できないほど大きな矛盾が生まれそうな場合それを修復する働きが必要だという事です ●機械用語でネガティブフィードバック(負帰還)と言う言葉があります。 これは外乱の影響をなるべく受けないように絶えず微調整を繰り返して一定の結果を得ようとする働きですが自動車の運転を考えると負帰還(常に見直す)と言う物の重要性が分かります。目を瞑っての運転など100メートルもまともに走れませんね。 ● これは全ての生物に元々備わった特性でvery0325さんもおなかが空けばラーメンを食べるが満腹になれば自然とやめますよね。体温調整にしても同じ、この機能が有るからこそ生命は生きながらえて来たのです。 人間社会と言う生命体も全く同じで未来永劫存続させようと思うならフィードバック機能は絶対に必要です。 ● 自由、平等どちらも欲しいなら絶えず負帰還をかける事が必要なのです。本来自由と平等は正反対の概念ですから。 2008-06-29 19:07:09 回答No.2 Bayonets レベル13 ●結果の"自由と平等"を求めると成り立ちませんが、 共産主義国が試行してましたが失敗してます。 ●機会の"自由と平等"なら成り立ちます。 日本を始めいわゆる西側諸国ではおおむね上手くいっているみたいです。 ●しかしながら、日本では、いまだ結果の平等を求める勘違いな人が多くて教育現場など混乱していますね。 ● いわく高校全入制とか、テストや運動会で序列をつけたらいけないとか…
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