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2015/07/24 「安倍政権NO!」首相官邸、国会周辺で7万人が大抗議 警察の過剰規制に立ち往生する参加者も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254574
7/25 05:45 IWJ Independent Web Journal
「憲法違反の安保法制」を衆院で強行採決してから10日、週明けにはいよいよ参院で審議入りする。専門家からは「クーデター」との指摘もあがっている安倍政権の進め方に、世論の不信は高まり続けている。2015年7月24日、首相官邸、国会周辺に7万人(主催者発表)の国民が集まり、抗議の声をあげた。
▲安保法制のほか原発やヘイトスピーチなど、様々なテーマから「安倍政権NO!」を訴えた
この日は、毎週金曜日に国会前で抗議行動を主催している「SEALDs」や、同じく金曜日に首相官邸前で声を上げている「首都圏反原発連合」などが、「安倍政権NO!」を一致点に、連携して大規模な抗議行動を行った。
【日比谷野音で行われあ抗議集会の動画記事はこちら】
・2015/07/24 安保法制、TPP、ヘイトスピーチ、辺野古、秘密保護法、雇用、教育、農業、社会保障、そして原発 安倍政権の国民無視の政治に「NO!」 3000人以上の市民が日比谷野音に集結
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254573
・
国会前でスピーチした大学3年生の芝田万奈さんは、「憲法が守れない政府は、『この道しかない』と言って安倍政治を肯定しようとしています。平気で憲法違反するこの国の政府に、どうして国際社会の平和を構築することができるのでしょうか」と疑問を投げかけた。
抗議は日を追うごとに警察の交通規制は厳しさを増し、参加者の多くは何度も足止めや迂回を迫られた。酷いケースでは、国会前に辿り着くのに2時間以上を要するほどだった。
記事目次
・参院審議で政府と対峙する野党議員もスピーチ 「これはクーデターだ」
・村山元総理「かつては戦争をしない国として感謝された」
・大学3年生の芝田万奈さん「平気で憲法違反する政府に、どうして国際社会の平和を構築できるのか」
・「まずは米国の手伝いで、自衛隊を戦争に」
・「公明党は恥を知れ!」プラカードを掲げた女性
・参加者の女性「戦争できる国づくりが教科書から始まってしまっている」
・法的根拠ない警察の過剰規制、国会前にたどり着けない参加者の姿も
【ハイライト動画(8分)】
■参院審議で政府と対峙する野党議員もスピーチ 「これはクーデターだ」
▲国会前では「SEALDs」メンバーが声を枯らしてコールを叫んだ
国会前ステージでは、参議院で安保法制の委員として審議に加わる、社民党の福島みずほ議員と、民主党の小西洋之議員が駆け付け、スピーチした。
福島議員は冒頭、安倍政権について「集団的自衛権の行使を初めて合憲とした内閣。戦後最悪の内閣です」と痛烈に批判。「安倍総理、あなたの上に憲法があるのであって、あなたの下に憲法があるのではない。憲法が、憲法だと分からない総理には退陣してもらいたい」と強い口調で訴えた。
続いてマイクを握った小西議員も、「安保法制はもう政治なんかじゃない。国民のみなさんの憲法を、安倍総理と一部の官僚が取り上げて、みなさんの憲法を蹂躙して、できるはずのなかった戦争を解禁する、クーデターなんです」と批判。政府が、「歴代内閣が集団的自衛権行使を合憲としていた証拠」としている「昭和47年見解」の嘘(※)を指摘したうえで、「安倍総理のやっていることは頭の先からつま先までインチキだ」と厳しく断じた。
(※)「昭和47年見解」は、その見解を作成した張本人である吉國一郎・内閣法制局長官(当時)が、この政府見解の基となった2週週間前の国会質疑で、「憲法9条をいかに読んでも他国の防衛までやるとは読み切れない」と明言。集団的自衛権の行使を完全に否定している。その他にも、この見解の数々のインチキについて小西議員は岩上安身のインタビューで詳細に解説している。
【スクープ!】「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246547
2015/05/21 「狂信的な官僚集団」が支える安倍政権の「戦争法案」 解釈改憲、専守防衛、日米安保…「嘘」と「デタラメ」の数々を暴く 〜福島瑞穂×小西洋之×岩上安身による戦争法案特別鼎談
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246885
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■村山元総理「かつては戦争をしない国として感謝された」
抗議では、元総理大臣の村山富市氏もマイクを握り、しっかりとした口調で批判を展開した。
はっきりとした口調で若者に訴えかけた村山元総理
「私は総理大臣をやっている時に、アジアの国や中東の国を訪問しました。中東の国を訪問して、私は誇らしく胸を張って挨拶しました。『みなさん、どこで紛争があっても、どこで戦争があっても、そこで使われている兵器のなかには、メイド・イン・ジャパンはありませんよ』と。『日本は戦争をしない国、戦争に加担しない、それが日本の国です』と。そういって僕は胸を張って演説しました。
だからみなさんは言いました。日本は戦争に加担をせず、生活のためになるようなことや、インフラの整備や、橋を架けたり、職業安定所を作ったりと協力してくれる。日本の国はありがたいと言って、感謝をしました。それでいいじゃないですか」
■大学3年生の芝田万奈さん「平気で憲法違反する政府に、どうして国際社会の平和を構築できるのか」
「SEALDs」メンバーの一人、大学3年生の芝田万奈さんはスピーチで、「安倍晋三さん、私はあなたに底知れぬ怒りと絶望を感じています」と語った。
▲「安倍総理に手紙を書いてきました」国会を見据えて読み上げる万奈さん
「先週、衆議院安全保障特別委員会で安保法制がクーデターと言われる形で強行採決されました。沖縄では県民同士を争わせ、新たな基地建設が進められています。鹿児島では安全対策も不十分なまま川内原発を再稼動させようとしています。一方で東北には仮設住宅暮らしを4年以上続けている人たちがまだ沢山いらっしゃいます。
あなたはこの状況が美しい日本の姿だと言えますか。アメリカは自由と民主主義のためとして世界中に基地を構えて、紛争地域を占領し、市民の生活を脅かし、そして911の後に対テロ戦争として無差別殺人を繰り返してきました」
安倍総理の掲げる「美しい国」と現実の落差を訴えた万奈さんは、同じく総理の掲げる「積極的平和主義」の欺瞞を指摘した。
「憲法が守れないこの国の政府は、『この道しかない』とか言って安倍政治を肯定しようとしています。平気で憲法違反するこの国の政府に、どうして国際社会の平和を構築することができるのでしょうか」
■「まずは米国の手伝いで、自衛隊を戦争に」
「安倍総理は狂っているとしか思えない」——。
官邸裏で抗議していた中年男性は、IWJのインタビューにそう語った。
「今は若い人は、日本が侵略戦争したことをあまり知らない。アメリカと戦ったことも知らない人もいる。そんななかで、安倍政権は、また戦争ができる国にしようとしている。まずはアメリカの手伝いをして、戦争に自衛隊を出せるようにしようとしている。そのことに対しては、憲法学者をはじめ、多くの人がおかしいと言っている。
自民党の良心的な人や、もともと平和の党と言っていた公明党、青年・婦人部はもっと目覚めて、公明党の議員に対し、賛成しないように訴えて欲しいと思います。また、一人ひとりが地元の議員に対しても働きかけ、自民党や公明党の中からも、反対する人が出てくるようにしなくてはいけないと思う」
■「公明党は恥を知れ!」プラカードを掲げた女性
この日も多くの参加者が、思い思いのプラカードを掲げて抗議の意志を示した。そのなかでも、「恥を知れ コバンザメ 公明党!」という言葉がひときわ目を引いた。掲げていた女性は、IWJのインタビューに対し、「公明党は平和の党だというけど、なんですかこのザマは!」と怒りを口にした。
「友人が『公明党が自民党と一緒になったのは、自民党をストップさせるため』と私に言い聞かせるように言いましたが、結局このザマです。公明党が自民党の門番みたいになっているから、本当に悔しいんです。創価学会の信者の方は、本当に悔しいと思います。
創価学会の信者の方は、だいたい家族で入ってる人が多い。親が教えてきたものが、子どもが『あ、これは違う!』と思っている人も多いと思うんです。親も言い訳できない感じなんですよねきっと。だから信者なんて辞めちゃえばいいのにと思います」
■参加者の女性「戦争できる国づくりが教科書から始まってしまっている」
「休みなく守り育てたかけがえのない命 アベシンゾウから命を守れ」というプラカードを持って参加した女性は、IWJのインタビューに対し、「安倍政権打倒という気持ちで参加しました」と話した。
「こんなに大勢の国民が集まって、みんなで声を上げているにも関わらず、全然耳を傾けていませんよね。自民党ってひと握りの集団の支持で生まれた政治団体ですよね。投票率が低い選挙の中で選ばれた、ある意味、どうしようもない政党。国民にも責任はあるが、国民の無関心がどうして進んでしまったのか、というのもある」
女性はさらに、自身の住む横浜市で起きている、安倍政権による教育への圧力の実態を紹介した。
「教科書から、戦争できる国づくりがはじまっているんです。横浜市は教育委員会が安倍政権からの圧力により、潰されかけています。育鵬社が戦争を美化する教科書を作っている。その歴史の教科書が横浜市で使われている。戦争できる国づくりを教育で、教科書から始まってしまっている。それを今、やめさせようということで、横浜市の有志が動いています」
■法的根拠ない警察の過剰規制、国会前にたどり着けない参加者の姿も
加熱する国民の抗議に対し、警察の交通規制は日に日に厳しさを増している。この日は、過剰とも言える警備に、いたるところで警察と参加者の衝突が起こった。
IWJ記者は参加者の目線で、首相官邸の裏から、首相官邸前、さらに国会前にいたるルートを歩き、レポートした。通常なら20分もあれば巡ることができる。しかしこの日は、警察があらゆる道を封鎖し、通常の数倍の距離を歩くよう誘導していたため、2時間以上の時間を要した。
しかも国会前では、道路を挟んで向こう岸のメインステージへの横断歩道が完全に封鎖され、多くの参加者が渡れずに立ち往生。警察に対して「通せ!」コールがわき上がっていた。
▲警察の過剰警備に抗議する参加者
また、この日の午後に日比谷の野外音楽堂で行われた抗議集会に参加した3000人も、集会終了後に国会前を目指したが、警察が途中で道を封鎖。ほとんどが国会前にたどり着けないほどだった。
▲いたるところで道路が封鎖され、先に進めず立ち往生する参加者であふれた
国会前のメインステージ周辺では、帰路につこうとする参加者すら通さないほど、過剰な封鎖が行われた。立ち往生していた中年女性はIWJのインタビューに対し、警察の過剰警備に憤りを見せた。
「さっき90歳近いお年寄りが、国会方面の駅を使用して帰宅するため、国会前の坂道を上がりここまでやってきて、封鎖されていることを知り、『ここで死んでもよいのか!? 』と言っていた。お年寄りだから大変なんですよ。警官に対して『ここで俺は倒れても良いのか? 』と訴えたが、警官はしらんぷり。この規制は、嫌がらせとしか言いようがない。聴衆をイライラさせて、挑発させてるきらいがあると思います」
この警察の厳しい交通規制に法的根拠はない。人々を抗議に参加させない、という行為は憲法の定める「集会の自由」「言論の自由」に反するものだ、という指摘が相次いでいる。
すでに抗議の現場では法的逸脱が始まっている。今後も、金曜日の国会前抗議は続く。
(取材:ぎぎまき・川島安乃・芹沢あんず・青木浩文・相原一晴、写真:原佑介、ハイライト作成:古田晃司、記事構成:佐々木隼也)
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