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日本政府がTPP交渉妥結に熱心な驚くべき理由ー(天木直人氏)
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23rd Jul 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
参院合区制度は誰も理解できないからまだいい。
日々報道され、知っていながら、その実、
本当のことがわかっていないことがあまりにも多いのではないか。
なぜ日本政府はここまでTPP交渉妥結に熱心なのかというのもその一つだ。
そのTPP交渉がいよいよ大詰めに差し掛かってきた。
だからだろう。
きょう7月23日の毎日新聞が「なるほドリワイド」という疑問疑答で、
TPPに関するあらゆる疑問に答えている。
私が驚いたのは「日本はなぜ参加を決めたの?」という問いに対する答えだ。
次のように書かれている。
「米国主導のTPPが環太平洋の経済ルールの基準になる可能性がある中、
押しの強い米国と協調して新興国と交渉すれば、
日本にとって有利なルールを盛り込める」と考えたというのだ。
これが事実なら、まさしくスネオ米国の威を借りて
弱小国に圧力をかける情けない日本ということになる。
しかも毎日新聞の答えは次のように続ける。
「米国以外は中小国が多いため、
域内だけでは輸出増などの経済効果は限られますが、
より広域の自由貿易圏にTPPのルールが使われればメリットは大きいでしょう」と。
語るに落ちるとはこのことだ。
域内で唯一、最大の経済国である日本は米国の標的だ。
そして日本は米国の圧力に屈し、
二国間経済交渉で最大の譲歩を飲まされようとしている。
その日本が、弱小経済国との自由貿易を進めてわずかばかりの輸出増を得ても
割の合う話では決してない。
これがTPP交渉の現実である。
知っていましたか?
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