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安保法案を支持する一般人は集団的自衛権と個別的自衛権の違いさえ、良く分かっておらず、そこに安倍はつけこんでいる。
まあ、B層とかマイルドヤンキーとかに多そうなのだが、「よくわからないが、外国になめられてたまるか」といった感じだ。で、意外と皆さんも経験しているように、友人や同僚にも安倍支持者は多いんだよね。でも、少し理性がある人なら翻意は可能だ。
てわけで、彼らを翻意させる論術をちょっと考えてみた。
戦争法案を支持する一般人の意見を良く聞いていると、単純に防衛力は必要だ、だから、集団的自衛権はそれを強化するものだから賛成というように非常に単純な理解に基づいていることが分かる。
単純に現在の自衛力を強化する量的変化ぐらいにしか理解していなくて、集団的自衛権が決定的な超えてはならない一線である危険な法案であることが分かっていない。
そのような単純な人々の素朴な愛国心を意図的に安倍は利用しているのだが、その詭弁を分かりやすく、皆さんの周りにいる安倍支持者に諭すには感情だけではだめだ。
従って、説得の要点を段取って挙げれば、
イントロ・・・集団的自衛権への反対者はなにも個別的自衛権には反対していないし、むしろ、それは自民が長年、党是としてきたところで、逸脱したのは安倍の方だと国民皆が知っている歴史的事実を話す。
それから、本論として、
1、集団的自衛権は専守防衛という必要条件を外して、攻撃を受けていない国への先制攻撃を可能とする。
2、それによって、必要の無い戦争や間違った戦争を起こす危険がある。そして、他国からの攻撃を誘発する。
3、一方、個別的自衛権は専守防衛に限定しているので、間違った戦争を起こす危険性は少ない。そして、集団的自衛権によらなくても、全ての他国からの攻撃に強力に反撃できる。
以上の点を冷静に話せば、ほとんどの集団的自衛権を支持している者の誤解を解くことが出来るだろう。
注意点1・・その際、重要なのは、かつて戦中に日本が行った戦争犯罪とその責任の取り方の不十分なことを挙げ連ねて、彼らの愛国心(かなり浅薄で素朴なものではあるが)を傷つけないことだ。
注意点2・・そして、憲法9条があるから、ルール違反だとか既定の憲法だから遵守するという手続き法的な冷戦中の左翼のような教条主義的な説教をしないことだ。
大切なのは現在のその憲法解釈が規定する個別的自衛権と専守防衛が安全保障上も現在の危機的な東アジアの日本にとって最も有効であることを軍事上、国際関係上でも示すことだ。
それから、大事な点は押し付けず、相手が一人になった時にようく考えてもらうと言う違った意見を許容する態度だろう。
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