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国会前の「安保法案反対」デモと小熊英二氏(撮影/生津勝隆)/(C)日刊ゲンダイ
「日本のデモ変わった」 反原発記録映画製作の小熊英二氏指摘
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161911
2015年7月19日 日刊ゲンダイ
安保法案が強行採決された15日は国会前に10万人が集結するなど、全国で繰り広げられる抗議デモが注目されている。そんなタイミングで、歴史社会学者の小熊英二慶大教授が福島原発事故以降の反原発デモを追った記録映画「首相官邸の前で」(9月2日、渋谷アップリンクで公開)を製作した。
映画は、菅直人・元首相や被災者ら8人のインタビューと、ネットに投稿された動画で構成され、デモが拡大していく過程が淡々と描かれている。
11年3月の事故直後には数十人しか集まらなかったデモが徐々に広がっていく。12年5月5日には国内で稼働する原発が1基もなくなった。その翌月、6月29日には官邸前に20万人が集結。反原発を訴える市民グループからなる「首都圏反原発連合」が8月22日に野田首相(当時)との面談を実現した。国民の声が政治を動かす様子も記録されている。
3.11でこの国のデモの形は変わった。インタビューを受けた8人のひとりで、デモに参加していた会社経営者・服部至道さんは、「私はもともと抗議活動をするようなタイプじゃなかった。ですが、国や東電の対応に怒りを覚え、声を上げるべきと思いました」と話していた。「安保法案反対」のデモもそうだが、子連れの母親や若者の姿も多い。フツーの人が自らの意思でデモに行く。原発事故後の大きな変化である。
谷垣幹事長は15日の国会前デモに関し、「比較的平穏なんではないかなあ」「(60年安保の時は)自分の時間を使って抗議する方はもっとたくさんいらっしゃった」なんて高をくくっていたが、いかに的外れな発言か。小熊英二氏はこう言う。
「かつてのデモは、今と比べて組織的に動く傾向があった。参加する意思が薄い人を、日当を払って参加させるようなこともあった。この映画に写っている人々は、自ら意思を持って真剣に声を上げている。今、国会前で安保法案に反対している方たちも同様です。今後、このようなデモ活動が拡大する可能性は十分にあるでしょう」
反民主的な政権に対する国民の抵抗は、今後、ますます大きくなる。
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