1. 2015年7月19日 13:23:04
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2015年7月19日(日)主張 辺野古検証委報告 新基地は直ちに中止が当然だ ツイート 沖縄の米海兵隊普天間基地(宜野湾市)に代わる名護市辺野古への新基地建設問題で、県の第三者委員会が、前知事の埋め立て承認に「法律的瑕疵(かし)が認められる」とした報告書を翁長雄志知事に提出しました。翁長知事は報告書を「最大限尊重する」としており、前知事の承認を取り消せば、政府は新基地建設の法的根拠を失うことになります。政府は埋め立て工事を強行する姿勢を改めるべきです。 どの要件も「法的に瑕疵」 第三者委は、昨年11月の知事選で「あらゆる手法を駆使して新基地は造らせない」との公約を掲げ当選した翁長知事の下で設置されました。仲井真弘多前知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認(2013年12月)手続きについて法律的な瑕疵がなかったかどうかを検証するためです。 仲井真前知事が行った埋め立て承認は、公有水面埋立法に基づくものです。報告書がまず同法の前提要件として問題にしたのは「埋め立ての必要性」についてです。 政府は、辺野古への新基地建設が普天間基地問題の「唯一の解決策」と繰り返しています。これに対し報告書は、「埋め立ての必要性」に「合理的な疑い」があるとし、なぜ辺野古の新基地が必要なのかという政府の説明は合理性に欠けるとしました。また、普天間基地「移設」の「必要性」から直ちに辺野古での埋め立ての「必要性」があるとした点に「審査の欠落がある」とし、前県政の審査は不十分だとしました。 普天間基地は、米海兵隊の航空基地です。最近も、アマコスト元駐日米大使が「(太平洋における米戦略にとって)沖縄に駐留する海兵隊が死活的に重要なものだとは私には思えません」(「朝日」6月23日付)と述べたように、米国内では沖縄の海兵隊不要論は少なくありません。政府が固執する海兵隊の「抑止力」論は全く説得力を持ちません。報告書が「埋め立ての必要性」について「要件を充足していると判断することはできず、法的に瑕疵がある」と結論付けたのは当然です。 公有水面埋立法は、埋め立て承認に必要な要件として▽埋め立てが環境保全に十分配慮されている▽環境保全に関する地方公共団体の法律に基づく計画に違反していない―ことなどを挙げています。 報告書はいずれの要件も「法的に瑕疵がある」と結論付けました。とりわけ、豊かな生物多様性を持つ辺野古の海についての現況や埋め立てによる影響を的確に把握したとは言い難く、保全措置が適正に講じられているとも言い難いと断じました。環境保全に関する県の計画に違反するかどうかも十分な審査がされなかった可能性を指摘しました。 建設ありきは許されない 仲井真前知事の埋め立て承認が、政府の不当な圧力の下、新基地建設ありきで行われたことは明らかです。政府は「わが国は法治国家であり、行政の継続という観点からも、既になされた承認に基づいて埋め立て工事は進めさせてもらう」(菅義偉官房長官)などとしていますが、絶対に許されません。 そもそも県民の圧倒的多数が反対する新基地建設に道理はありません。翁長知事が承認を取り消せば法的根拠もなくなります。建設作業の速やかな中止こそ、「法治国家」として取るべき行為です。 ・http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-07-19/2015071902_01_1.html
2015年7月19日(日) 新基地必ず止める 沖縄・辺野古 座り込み1年で集会 ツイート ・・http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-07-19/2015071901_04_1.jpg (写真)新基地ストップを訴え行われた「辺野古ゲート前座り込み行動1年集会」=18日、沖縄県名護市 沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で18日、新基地ストップを訴える「辺野古ゲート前座り込み行動1年集会」が行われました。 県内・全国から約700人が結集し、「命どぅ宝」「人が殺し殺される世界にサヨナラを」などの思いを書いた色とりどりの傘やプラカードを掲げて、ゲート前をデモ行進しました。 「芸能大会」も催され、三線(さんしん)、カチャーシー(手踊り)、エイサーといった沖縄の伝統芸能のほか、フラダンス、ギター、バイオリン、ゴスペル、替え歌などで「新基地反対」を表現。ゲート前は笑顔が絶えず、参加者は「沖縄を基地の島には絶対させない」と誓いました。 稲嶺進名護市長が駆け付け「これからも手を緩めることなく新基地建設を止めるためともに頑張りましょう」とあいさつしました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら国会議員も激励しました。 40年間、米軍基地で働いていた、うるま市の男性(75)は「どこで仕事していようが戦争には反対しないといけない」と座り込みました。 東村に住む女性(24)は「国会前のデモも辺野古のたたかいもそれぞれつながって、政府を追い詰める大きな力になると思う」といいます。 大きなバナナの葉に紙を貼り「平和っていいね」と書いた那覇市の女性(40)は、「唯一の地上戦を経験した沖縄に生まれ、おじいやおばあの青春を奪った戦争を憎むという信念は変わりません。戦争につながる基地は絶対できないと信じています」と語りました。 ・・http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-07-19/2015071901_04_1.html |