http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/793.html
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※ 参考情報
月報「畜産の情報」:
「◆N Z◆
生乳生産は増加に転じ、国際価格は下落続く」
http://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/milk-nz.htm
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TPP、カナダ出遅れ
NZは乳製品輸出増へ強硬 一部国抜き合意案も
大詰めを迎えている環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で、カナダによる協議の遅れが懸念材料に浮上してきた。ニュージーランドも日米やカナダへの乳製品の輸出拡大に強硬で、交渉を難しくしている。7月末の大筋合意に向けては中核国の日米間でも難題が横たわるが、他の国々も多くの課題を抱えており、すべての国が問題を解決して合意できるか微妙な情勢になってきた。
甘利明経済財政・再生相は14日の記者会見で「間に合わない国は後で参加してもらう選択肢もゼロではない」と語った。国名こそ挙げなかったが、カナダなどの交渉姿勢を批判したのは明白だ。
TPPでは域内のルールや制度などを定める12カ国の交渉と、関税撤廃やその例外措置などを話し合う2国間協議を並行して進めている。
だが、カナダは米国や日本との2国間協議が「ほとんど進んでいない」(交渉筋)。ロイター通信は10日、米政府がカナダ抜きの合意を検討していると報じた。カナダは交渉国で3番目の経済規模をもつ先進国で、同国が後ろ向きな姿勢を続ければ妥結への機運がそがれかねない。
焦点はカナダが乳製品、鶏肉、七面鳥など5品目に設けている供給管理制度だ。ハーパー首相はTPPの必要性を指摘しつつ「供給管理制度を保護する」と、かたくなに市場開放を拒む。今秋までの総選挙が視野に入るハーパー政権はTPPが選挙戦の逆風になることを懸念している。
ニュージーランドの乳製品も難題だ。酪農大国の同国はバターなどの競争力が12カ国で最も強く、乳製品の輸出を増やせなければTPPに参加する意味がないとの強硬姿勢だ。その鼻息の荒さに日本やカナダ、米国までが身構える。
米国は隣国カナダへの輸出を増やせれば、ニュージーランドから相応の輸入が可能との立場だ。ニュージーランドからチーズなどの輸入が増えても、カナダへの乳製品の輸出を増やせれば米酪農家の理解を得やすいとの計算があるようだ。
「まず米国やカナダ、ニュージーランドで問題を解消すべきだ」。各国の交渉姿勢が絡み合う複雑な構図に、日本の関係者は頭を抱える。
一方、知的財産の分野では医薬品データの保護期間を巡り対立が続く。多くの大手製薬会社を抱える米国は新薬開発コストを確実に回収するために10年超を主張するが、早めに割安な後発薬を生産したいオーストラリアやアジアの新興国は5年を求めて譲らない。
マレーシアの「ブミプトラ」と呼ばれるマレー人優遇策も扱いが難しい。華人などに経済力が劣るマレー系の企業を優遇する仕組みを米国は批判しているが、マレーシアは例外措置として残すことを主張している。
[日経新聞7月15日朝刊P.5]
- 牛の行き先 急いで探す:豪州の対インドネシア生牛輸出が73%減 あっしら 2015/7/18 18:11:08
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