http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/775.html
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頭の中の8割の無駄なもの
【そもそも総研文字起こし】最高裁は安保法案を憲法判断するのか?
2015/07/17
http://toma31.at.webry.info/201507/article_4.html
最近、無視できないものとえいば、
戦争法案とも言われる「安全保障関連条案」。
強行採決の渦中、憲法学者の小林節さんが
「1000人の弁護団を用意して違憲訴訟を起こしたい」と
発言されているのには、勇気をもらいました。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161755/3
小林さんって9条を守れ!という立場の方じゃないんですよね。
「改憲賛成」の方。
https://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/vote/index3.html
「解釈」で勝手な事をするな、というコトだと思います。
さてさて、私ごとですが会社をやめて自宅で仕事をしており、
時間が許せば平日午前中のテレビも見れるようになり…。
モーニングバードのそもそも総研をオンタイムで見る事ができました。
(今まではYouTubeで時々、追いかけるだけだったので…)
すごくタイムリーに、小林節さんが言ってはる「違憲訴訟後の話」が特集で、
番組のテーマは【最高裁は安保法案を憲法判断するのか?】
(すんません、途中からしか見てないんですが…)
私が見た後半がとても分りやすかったので、
文字起こしをしてみます。
普段、文字の強調とかしないんですが(嫌いやねん)
今日は長文になると思うので、大事だと思うところは文字の強調も入れます。
まずは、
ナイキ基地訴訟で一審の裁判長を務めた福島重雄さんへのインタビュー。
ナイキ基地訴訟→ http://www.weblio.jp/content/%E9%95%B7%E6%B2%BC%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%AD%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E8%A8%B4%E8%A8%9F
――――――――――――――――――――――――――――
そもそも総研:一般的に“統治行為論”と言われていることなんですけれども、
福島さんは、“最高裁が最終的には判断をしない”ということについては
どういう風に思われていますか?
“統治行為論”とは:裁判所の法令審査権の限界に関して,国家機関の行為のうち極めて高度の政治性を有するものについては審査の対象とならないとする理論。
福島さん:(法律が憲法違反かどうかは)すべて最高裁判所が判断する。本来はね。
憲法上、そういう義務を負っている訳ね。
最高裁が自分勝手に「この部分は憲法に適用しない」なんていうと、
それこそ憲法の改正をやっていることになるじゃないですか。
そんなことは許されないですよ。“統治行為論”なんて、今の憲法で通るわけが無い。
そもそも総研:“一見極めて違憲と言われる時だけ判断する”みたいなことをね、
最高裁判所が言う訳ですよね。
福島さん:そんなものはね逃げ道であって、結局は逃げている訳です。
実質は判断から。実質は。“一見(違憲と)明白である時にだけ判断しなさい”というのは…
裁判というのはとことん調べた上で(判断)しなくてはいけない問題であって
“(違憲と)明白だから裁判しなさい”って、そんな理屈は無い。
そもそも総研:今回の安保法制が法律になって違憲訴訟を起こされても、
最後の最後はまた、同じ事が起こされてしまう可能性があるのかな?と。
福島さん:あります。それはしょうがないでしょう。
そもそも総研:今まで日本の中では地裁で“違憲”と出ても最高裁に行くと
“判断しない”ということになっちゃう訳ですよね。これは何なんですか?
福島さん:それはやはり、政治を恐れているんじゃないですか?裁判所が。
そもそも総研:裁判所が政治を恐れる?三権分立ですよね、日本は?
福島さん:にもかかわらず
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インタビューの二人目は、瀬木比呂志さん。
元最高裁調査官で、今は明治大学法科大学院の教授の方です。
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瀬木さん:結局日本の裁判官は、いわゆる欧米標準で言う
意味での裁判官というよりは、基本的には“法服を着た官僚であり役人”である。
ただ、その役人の中でも、非常に良心的な官僚ももちろんいる訳で…
そもそも総研:でも、あくまで官僚なんですね
瀬木さん:基本的な性格は、日本の裁判官の特徴として官僚という性格は強いですね。
そもそも総研:本来、裁判官という物は何に対しても独立で、
政府がどうだとか、上司がどうだとか関係ないはずな訳ですよね。
瀬木さん:本来はそうです。
そもそも総研:でも、そうなっていないんですか?
瀬木さん:そうなってないですね。
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再びインタビューは福島さん。
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そもそも総研:憲法の中に(憲法76条に)“裁判官は法律と良心のみ従え”
とかいてある訳ですよね。
福島さん:「それが私の良心です」と言われれば、それ以上何が言えますか?
「内閣に従う事が私の良心です」と裁判官が言えば、それはもう“良心です”わね。
彼らは良心に反しているとどうして言えますか?
そもそも総研:裁判所がそういうものであると、
政治もそういうものであるという時には、
私たち国民はどのようにそこに立ち向かえばいいんですか?
福島さん:だから、そういうことを言う政党なり、
代議士には投票しないということです。
だけど皆、投票している訳でしょう。だからそれが通るわけ。
そもそも総研:逆に言うと、皆が投票して支えている
政府がやることなんだからいいじゃないかという…
福島さん:そういうことになっちゃってる訳です。
そもそも総研:じゃあ、ぐるっとまわって結局は国民の責任ということになるということですね
福島さん:結局はそうなんです。国民が放置していたという事にもなる訳です。
――――――――――――――――――――――――――――
と、以上、インタビュー部分のみ書き起こしました。
事実上は、三権分立になってないと…。悩ましいなぁ…。
んで、思い出したのが、この本。
『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
国会でちょくちょく出てくる砂川裁判についても触れられています。
んで、日本国憲法よりも優先される物があるんだぜ、ってことも
書かれています。ぜひぜひ。おすすめ。
あと、「安全保障関連条案」だけが問題じゃないよ、
というのが分るのが『国家の暴走』。
I’M NOT ABEの古賀さんの著書です。
悩ましい問題が山積みですが、国会前や各地で起こってるデモからも
分るように、風はちょっと変わって来てると思うんです。
でもね、デモに行きたくても行けない人もいるんですよね。
(私もなかなか難しい)
出来ることをちょっとでもしたいな、と思って文字起こししてみました。
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