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2015-07-17 05:00
チョット書き留めておきたい&お伝えしておきたいと思ったニュースを2つ。
自民党は、安保法案の理解を得るため(理解を得ようとしているというポーズをとるため、安倍首相が5夜連続で、党の動画サイト「カフェスタ」に出演。
わけのわからないたとえ話をアレコレとして(後述)法案整備の必要性を、地域の防犯態勢に例える場面もあった。「備えあれば憂いなしだ。戸締まりをきちんとしている家には、泥棒も強盗も入らない。協力し合って助け合う町内会なら、犯罪も少ない。これが抑止力だ」と強調。「戸締まりをしない家は、簡単に泥棒や強盗に入られる。協力し合っている地域には、悪い人は入らない」と述べ、「今は、世界みんなが協力しないとそれぞれの国は守れない」とも主張した。、ヒンシュクを買うことになったのであるが・・・。
13日に放映した番組の中で、進行役の丸川珠代氏が、民主党の辻元清美氏がピースボートに乗っていて、海賊が出る海峡を通るときに自衛隊に護衛を頼んだと、事実と異なるデマ情報を流したとのこと。(・o・)
しかも、この話を受けて安倍首相が「海賊対処のための法案を出したときも、民主党は反対でした。しかし実際にいざ危なくなると、助けてくれと、こういうことなんだろうなと思いますね」と揶揄したという。(ーー)
これを知った辻元氏が抗議したところ、丸川氏が「自分のミスだった」として謝罪。自民党も文書で謝罪したのだが、「誤解を招く表現となったことで、不快の念を与えたとすればおわび申し上げる」という書き方を見る限り、悪いことをしたとは思っていない様子。(>_<)
また安倍首相は、辻元氏の名誉を毀損するような発言に関して、訂正も謝罪もしていないとのこと。(-"-)
安倍首相は、国会答弁の中でも「野党は、私が言ってないことを言ったという」「野党はレッテル貼りをしたがる」と、やけにムキになって野党を批判する機会が多いのだけど。<14日の総括質疑でも、長々と「私はそんなこと言ってない」ってブーブー言ってたよね。^^;>
安倍くんは、そんなに事実と異なる発言を望ましくないと思っているなら、誤報を鵜呑みにして辻元氏に対して失礼な発言を行なったことを、速やかにわびるべきではないかと思うです。(・・)
* * * * *
『民主党の辻元清美衆院議員は14日、自民党のインターネット番組で安倍晋三首相らに事実と反する発言があったとして、同党に撤回と謝罪を求める文書を出した。同党は辻元氏に対し、「誤解を招く表現となったことで、不快の念を与えたとすればおわび申し上げる」と文書で謝罪した。
13日の同番組で、自民党の丸川珠代参院議員は辻元氏が設立したNGO「ピースボート」に触れ、「ピースボート(のクルーズ船)に乗っていたのは辻元議員だが、海賊が出る海域を通るとき、自衛隊に護衛を頼み、守ってもらった」と指摘。首相は「海賊対処の法案を出したときも民主党は反対だった。しかし、実際にいざ危なくなると、助けてくれということなんだろう」と応じた。
辻元氏は文書で、当該クルーズ船への乗船や護衛の依頼への関与を否定。「悪質なデマやレッテル貼りに強く抗議する」と申し入れた。自民党の謝罪文書とは別に、丸川氏も14日、辻元氏の事務所を訪れ、「(ピースボート)創設と言ったつもりだった。申し訳なかった」と陳謝した。(時事通信15年7月14日)』
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『■自民党・丸川珠代参院議員
(7月13日放映のネット番組「カフェスタ」で、民主党の辻元清美衆院議員が「ピースボートに乗っていた」と発言したことについて)台本に書いてあったことを一通り目を通して、口に出したが、紙に書いてあることと別のことを口にしてしまうことがありますけれども、そういう形で間違えてしまった。
(台本は)党広報本部と議論をしてつくった内容です。(台本には)「ピースボートは自衛隊に護衛をしてもらったことがありますよ」ということが書いてありました。どういう場面で自衛隊の護衛が必要かという意味で書いてあったと理解している。(発言の間違いは)本当に私の単純ミスです。申し訳ないことだと思っています。(国会内で記者団に)(朝日新聞15年7月14日)』
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『安倍晋三総理が国民に安保法案への理解を広めるため、自民党動画サイト「カフェスタ」で13日放映した際、民主党の辻元清美議員がピースボートに乗っていて、海賊が出る海峡を通るときに自衛隊に護衛を頼んだと丸川珠代参議院議員が語った問題で、辻元議員から『乗船もしていないし、指示もしていない』と抗議をうけ、丸川議員は14日、辻元議員を訪ね、直接謝罪した。
また、自民党の馳浩広報本部長は15日までに「事実関係を確認した、『辻元清美議員が創設したピースボート』と紹介すべきところ『ピースボートに乗っていた』という表現になってしまいました」と詫び状を提出。13日のカフェスタは「配信準備中」とし、見られない状態になっている(15日正午現在)。(中略)
辻元議員は「安倍総裁と丸川議員が示唆したようなクルーズには乗船しておりません。当該船舶への護衛を指示するなど、本件に関わった事実も一切ありません。1996年の衆議院選挙に立候補するにあたって、NGOの政治的中立性を保つ意味からも、ピースボートのすべての役職から退いています。現在の活動とも、一切の関係をもっておりません」と抗議していた。
辻元議員は「丸川議員の発言については謝罪しているものの、安倍総裁の発言についてはノーコメント。発言の撤回を求めましたが、それにもふれず。不快の念を与えたというのも、まるで自分は間違っていないと言いたげです」とブログで誠意のなさを指摘。
13日の「カフェスタ」が自民党のホームページから突然削除されているので、「なぜ削除したのかを確認したところ、丸川議員は削除されたこともご存じありませんでした。削除の際に、私から抗議があったことや事実誤認を認めたことのアナウンスも何もないのは国民に対して誠実でありません。なぜ削除したのかということを国民にお知らせするために、私の抗議内容や謝罪内容についてもきちっと掲載するように」と伝えたとしている。(Economic News15年7月15日)』
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ちなみにカフェスタ初日の6日には、安倍首相は法整備に関して、こんな説明をしたのであるが。
『法案整備の必要性を、地域の防犯態勢に例える場面もあった。「備えあれば憂いなしだ。戸締まりをきちんとしている家には、泥棒も強盗も入らない。協力し合って助け合う町内会なら、犯罪も少ない。これが抑止力だ」と強調。「戸締まりをしない家は、簡単に泥棒や強盗に入られる。協力し合っている地域には、悪い人は入らない」と述べ、「今は、世界みんなが協力しないとそれぞれの国は守れない」とも主張した。(日刊スポーツ15年7月7日)』
家に強盗がはいらないように戸締りをするというのは、日本の領土への侵入や攻撃を防ぐための専守防衛の行為なので、別に新たに安保法案を作らなくても、今のままで十分に対応できるわけで。
何故、新たな法整備が必要かという説明にはならないと思うんだけどな〜。(@@)
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また、7日には、身内の名を持ち出して、こんなたとえ話をしたそうなのだが。
『スガさんは助けられないが、アソウさんは助けられる―。安倍晋三首相は7日夜、自民党のインターネット番組で、安全保障関連法案に盛り込んだ集団的自衛権行使の限定容認を例え話を用いて説明、武力行使に厳格な歯止めがあることをアピールした。
首相は、友人のスガさんの家に強盗が入ったと仮定し、「電話で『安倍さん助けて。うちに来て一緒に戦ってよ』と言われても、私は家まで行って助けることはできない」と指摘。これは、日本の存立が脅かされる「存立危機事態」には当たらないというわけだ。
一方で「『安倍は生意気なやつだから今度殴ってやる』という不良がいる。友達のアソウさんと一緒に帰り、3人ぐらい不良が出てきて、いきなりアソウさんに殴りかかった。私もアソウさんを守る。これは今度の平和安全法制で私たちができる(ことだ)」と語った。不良には名前を付けなかった。(時事通信15年7月7日)』
このチョットおふざけモードのたとえ話には、国会で野党から「国民もこの問題について熱心に勉強している。菅君、麻生君のような(軽い)例を挙げるのは止めて欲しい」と批判されることになった上、党内の評価もイマイチだったようで。^^;
結局、安倍首相のカフェスタ出演は、ほとんど役に立たなかったようだ。(~_~;)
ってか、もともと安倍首相は、国民に理解してもらおうなんて思っていないのだし。しかも、そもそも安倍首相自身、この法案の内容や問題点が十分に理解できていないので、国民にわかりやすく説明するなんてことは不可能なわけで。
何でこんなしょ〜もない人が、わが日本の首相なのかと、日々嘆いているmewなのだった。(@@)
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昨日、衆院本会議で安保関連法案の採決が行なわれた後、小泉進次郎氏が取材陣のインタビューに応えて、自民党批判を展開していた。(・・)
チョット興味深かったので、ここにアップしておく。
『自民党の小泉進次郎内閣府政務官は16日、衆院で安全保障関連法案の審議が難航したことについて「国民の理解が得られていない原因を作った一端は自民党自身にある」と述べ、衆院憲法審査会の参考人質疑や党の若手勉強会で報道機関に圧力をかける発言をした問題などを批判した。国会内で記者団に答えた。
小泉氏は「党が子供のように『番組に出るな』などと指示し、言うべきことを言えない組織だと思われたら、日本の政治全体にとってもマイナスだ」とも述べ、若手議員に番組出演の自粛などを求めた党執行部を厳しく批判した。
小泉氏と記者団との主なやりとりは以下の通り。
−−法案が衆院を通過した
「みなさんの理解を十分に得るための努力はこれで終わりではなく、今後は今まで以上に謙虚に、真(しん)摯(し)に丁寧に説明しなければいけないと感じている。特に、今これだけ国民の皆さんの理解が得られていないという原因を作った一端は自民党自身にもある。衆院憲法審査会で自民党自身が呼んだ憲法学者が『違憲』と指摘したことや、これに対する自民党(議員)の学者批判。自民党の若手勉強会での一連の発言。こういった姿勢に対する国民の不満や不信感はあると思う。それを踏まえたら、より謙虚に、より丁寧に説明する努力は、今まで以上にやらなければいけない」
−−いまの自民党の姿をどうみているか。
「私は野党で初当選しましたから、自民党が与党から転落したときが私のスタート。あのとき野党の自民党はなぜこれほど国民に嫌われたのかというのを、真摯に向き合った。決しておごってはいけない、もう一度、野党の間に自分たちは生まれ変わらなければいけないんだという思いでやってきて、国民の皆さんの声でもう一度与党になり、今がある。一度野党になることで、与党でいることに甘え、おごりや権力に対するどこか緩みみたいなものを見直したから、もう一度チャンスを与えられた。あのとき私たちは何を国民のみなさんから突きつけられたのか、もう1度しっかりと自覚したい」
−−現状の自民党は緩みやおごりが垣間見えるか
「そう見られている部分があるということは否めない。それがあるから、法案の中身に対するさまざまな思いに加え、自民党の姿勢などに対しても(国民は)何か感じるところがあるのでないか。そこは厳しく受け止めないといけない」
−−党内の議論が全然外に見えてこないのはなぜか
「私が野党のときはもっとあった。それは率直に思う。今の自民党の中で、何か思ったことや感じたことをいいにくいような現状があるとしたら、それはよくない。最近も例えば(マスコミからの)アンケートに関することなどね。例えば、政府としてこういった受け答えでこういった発言をしておいた方がいいとか色々あるわけですよ。これは二階俊博総務会長が言った通りだと思うが、一人一人議員として責任を自覚しながらやっている。党が子供のように、一人一人の発言を『番組に出るな』『出ろ』。発言を『これはする』『これはしない』。そう(指示することで)風通しの良くない、言うべきことを言えない組織だと思われたら、党だけではなくて、日本の政治全体にとってのマイナスになる。本当ににこれでいいのか、党の中でもしっかりと議論する機会じゃないか」
−−党内の風通しの悪さを自身でも感じるか
「私の場合は野党時代から言いすぎて怒られていたタイプですから。最近は政府の中にいるので、あまり党の議論は詳しくは見聞きしていない。ただ、今の議論をいろいろ見聞きしていても、自民党自身が呼んだ学者の方が党にそぐわないことを言ったことに対して『学者は無責任』とか、ああいうことは私はどうかと思う。自分たちがまいた種なのにね。自分たちに責任があるのに、その責めをその学者さんに負わせるというのはどうか。そうした党の姿勢自体が、国民の皆さんからみると、かつての、昔の自民党のよくない部分の一端が垣間見えるような気がしたのでないか。結果として安保法案の理解も進んでいないという状況につながっているのでないか」
−−安保法制の必要性について説明していくか
「これは必要だと思う。本会議で民主党の岡田克也代表の討論も聞いたが、法案の賛否両方が共有していることの1つは、日本を取り巻く安全保障環境が変化しているという事実。共有している部分を土台にして、変化している安全保障環境の中でも、戦後70年間積み上げてきた日本の平和をこれからも守り続ける法整備をどうするべきなのかというのが今の議論だ。安全保障という日本の根幹に関わる政策なので、願わくば一人でも多くの野党の議員、1党でも多くの政党の理解を得るという努力は、参院のステージでもその決して怠ってはいけない」(産経新聞15年7月16日)』
* * * * *
小泉進次郎氏の発言は、安倍政権に不満を持つ自民党支持者へのガス抜きの役割を果たしているような感じもあるのだけど。
もしできるなら、9月の総裁選に向けて、小泉氏がアンチ安倍派の議員を刺激する役割を担ってくれないものかと期待したくなっているmewなのだった。(@@)
THANKS
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