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民主主義は壊されたのではない。これから作るんだ。
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2015-07-16 反戦な家づくり
超ノンポリのうちのカミさんが今朝、「国会前に行きたかったわ。日曜日に集会ないの?」と訊いてきた。
昨日は、1日を通してのべ6万〜10万人が国会前に集まったという。
これは延べ人数なので、6万人はかなり信憑性がある。実数としては、この数十年で一番ではないだろうか。
主催者の呼びかけというよりは、国会前に行けばなにかやっているだろうと、三々五々自然発生的にやってきた人が多かったようだ。
この国も、少し変わり始めるかもしれない。
この国の国民は、これまでは漠然と「守られている」と感じてきた。
それは、民主主義であったり憲法であったり日本経済であったり日米同盟であったり、言葉で説明できないけれども、寄らば大樹の陰の大樹が自分を覆ってくれている、という意識があった。
しかし、さすがに「あれ?」と思ったのが、昨日だったのだろう。
自民党が悪いことをしても、国民はあまり怒らない。
悪いことをして私腹を肥やす代わりに、経済大国日本をほどほど民主的に運営してくれる、というバーターに納得してきたからだ。
「保護してもらうかわりに年貢を納める」という「封建的民主主義」と言うべきものが、日本人の普遍的な原理原則になってきた。
自民党はだから、いかに「自由と民主主義」の芝居をするか、ということに腐心してきた。
「自民党は昔から独裁だ」と言う意見もあるけれども、そんなことはない。
日本の国民の目線からは、日本は平和と自由と民主主義の国に見えてきたことは間違いない。
そう見せるために、本質的な独裁と植民地を隠すために、自民党は並々ならぬ努力をしてきたのだ。
それが証拠に、安倍晋三に対して、革新系の人たちも 「民主主義を壊すな!」と叫んでいるではないか。
壊すと言うことは、今までは壊れていなかった、ちゃんと存在していたということだ。
彼らも、今までは日本は民主主義の国だと思っていたのである。
しかししかし、昨日のあの強行採決は、日本人が自民党と長年結んできた暗黙の契約を、自民党の側から破るものだった。
「自分たちを保護してくれるから、悪いことしてもいいです」という契約書を、安倍晋三はバリッとひきやぶった。
日本人が唯一動揺し行動するのは、この「保護膜」が破られようとする時だ。
鳩山民主党の人気が急落したのも、マスコミ総動員でこの不安感を煽ったからだ。
いくら良いことをしても「頼りにならない」政権は、日本人は認めないのだ。
戦争法案をめぐっては、安倍はこの長年の自民党のやり方を踏襲しなかった。
自分の独裁的な権力に酔ってしまい、独裁者であること、狙いが戦争であることを、ほとんど隠そうともしなかった。
日本は1952年以降も独立していないし、かつて民主主義なんて一度もあったことはない。
日米地位協定を見れば、そのことに議論の余地はない。
また、出るだけで2000万はかかる選挙制度は、普通選挙ではない。
この二点を見るだけでも、制度としても民主主義はない。
しかも、その不平等と不自由に気がついて、自分たちで決めさせろ、民主主義をよこせ、という運動は、革新系の中にもなかった。
民主主義を守れ! とは言っても、民主主義をよこせ! とは決して言わなかった。
その意味で、運動としても民主主義の萌芽は、日本にはなかった。
唯一それがあるのが、沖縄だ。
沖縄だけは、日本の植民地としての本質をいやでも見せつけられ、苦しみ抜いたあげくについに民主主義を求める闘いに立ち上がった。民主主義の芽が、自由民権運動が壊滅して以降、はじめて日本で生まれた。
しかし 今、
安倍晋三が自らベールを外し、封建的民主主義の契約をを破り捨てたことで、多くの国民が気がつき始めた。
あれ? 日本ってこんな国だったの? と。
安倍晋三は、本気で戦争をやるつもりだ。
アメリカの要請はもちろんあるが、それ以上にヤツは「自分の戦争」をやりたがっている。
「戦争の英雄」に焦げるようなあこがれを感じて突きすすでいる。
現在の彼我の力関係では、開戦前に止められるかどうか、大きな不安がある。
安倍の戦争は始まるだろう。
そんな緊迫した状況では、かつての「封建的民主主義」に戻そうという人たちとも連携しなければならないし、米軍の下請けではない安倍の戦争を抑制しようとする米国とも協調しなければならない。
だが、それでも、ついに生まれた「民主主義の芽」をあきらめてはいけない。
沖縄に学びながら、ラジカル(根源的)に「独立と民主主義」を求めていく運動を、そのようなコアを作っていかなくてはならない。
地殻変動が始まっている。
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