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戦国カフェ
100年前の警告 戦争法案
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100前の歴史学者に、朝河貫一という人がいる。
米国のイェール大学で、日本人初の教授になった人だ。
イェール大学では、平和の提唱者として尊敬されている。
日露戦争の経験から、その4年後の1909年「日本の禍機」を表し、将来来るであろう日米開戦を警告している。
彼の心配は、現実のものになり、太平洋戦争が勃発する。
戦争中も戦後も米国在住だったが、戦争回避のために尽力した。
以下は、朝河教授が太平洋戦争の翌年1946年に、当時、敗戦後の日本で美術品や文化遺産保存の仕事をしていた
ラングドン・ウォーナー宛てた長い手紙の一文である。
「日本が、今までになかった惨禍(太平洋戦争)を招いたのは日本人の習性である黙従と妥協に寄るものである。
もし、日本人が偉大な民族になりたいのなら、結果を問わず、国に対して、個人に対して自らの強い信念に基づいて
主張しなければならない。
〜中略〜民主主義の政治形態は、市民一人ひとりが良心に対する危機感をもち、個人的な責任を果たすことが
重要である。」
日本の大学では、法学、医学、物理、経済など実務的な学問が重宝されている。
しかし、欧米の大学では歴史学部が非常に重んじられる。
学生が1500人もいるようなところもある。
歴史が重要視されるのは、人類が解決しなければならない問題にであった時、先人たちはどう解決したかを知ることが出来るからである。
解決方法が分からないからと言って、実験してみるわけには行かないのである。
今日、戦争法案が衆院特別委員会で採決された。
明日は、衆院だ。
戦争法案が廃案にならなければ、日本人が再び戦争に行き多くの死者が出るだろう。
米国が引き起こす金のための戦争で、日本人が死ぬのである。
巻き沿いではない、こちらから人を殺すのである。
先ほどNHKの7時のニュースで、街頭インタビューで若い女性が「法案に賛成。自国を守るのは大事。
戦争にはならないと思う。」と言うようなことを言っていた。
秘密保護法、集団的自衛権、武器輸出、米国の軍事費削減、どれをとっても日本が戦争に行かない理由が見つからない。
戦争への材料が揃いすぎている。
日本人は、個々はまじめ良い人物が多い民族だと思う。
しかし、責任のありかがはっきりせず、誰も責任を取らず、重大なことほど集団でおかしな方向に行く。
100年前の歴史学者の朝河氏が指摘したように、ひとりひとりが良心に対する危機感をもち、個人的な責任を果たす。
こんな民族に、日本人は未だ成り得ていない。
【2015.07.15 Wednesday 20:44】
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