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2015-07-13 04:30
昨日、『安倍内閣を牛耳る「日本会議」とは? 閣僚の約8割が所属。戦前志向の政策を目指す」という記事をアップしたのだけど・・・。
何と「週刊現代」も日本会議に関する記事を掲載していたとのこと。(昨日、記事の半分をネットに公開し。)また、THE PAGEというサイトも、日本会議について取り上げていたことがわかったので、あとでアップしたい。(・・)b
これまでも、自民党+αの超保守派の議員が、日本会議に属していることは、政界&メディアの関係者には周知の事実であったのだが。<mewが知ってるぐらいなんだから、その気になれば、一般国民だってすぐに知ることができるようなことなんだけど。ちなみに次世代や大阪系維新にも超保守派が多い。>
何故か、メディアの大部分(特にTV)は、日本会議とか超保守or真正保守派に触れるのはタブーであるかのごとく、全くと言っていいほどこれらについて取り上げることはなかったのだ。(-_-;)
それゆえ、日本の一般国民の中には、日本会議なる超保守団体の名前さえ知らない人がいるし。 いまだに安倍首相やその仲間たちが、日本会議のメンバー単なる保守派やタカ派ではなく、日本の戦後体制(憲法、教育、社会など)を認めず、戦前の国家主義的な日本に戻すことを目指しているコアな超保守思想の持ち主であることを知らない人が多いのが実情だ。^^;
<さらに言えば、彼らは王政復古を成し遂げ、富国強兵によって世界のTOPを目指すようになった&国民がお国のために尽くした明治維新〜戦前の日本を愛していて。日本の戦後体制を破壊し、強い日本を取り戻して、敗戦の屈辱をリベンジしたいと考えているのよね。(ーー)>
* * * * *
ところが、国民が気づかない間に、おそらくは全国民の1割程度しかいないと思われる超保守派が、何故だか安倍内閣や自民党の執行部(役員)の大部分を占めるようになっていて。このまま放置すると、日本はとんでもなく時代遅れの前近代的な&さらなる民主主義の後進国になってしまうおそれが大きいのである。(ノ_-。)
何よりmew自身、戦前の日本なんかに絶対に戻りたくないと思っているわけで。だからこそ、mewは何とかひとりでも多くの人に、安倍首相らの異常さを知って欲しいと思って、このブログで、日本会議系の超保守の話を書く機会が多いのだけど・・・。
最近になって、ちょこまかとメディア(ネットを含む)が、日本会議のことを取り上げ始めたのは、あの小林節氏(慶大名誉教授)が、先月の記者会見で日本会議について語ったのがきっかけになっているのかも知れない。(・o・)
小林氏は、6月15日に行なわれた記者会見で、日本会議の影響力について問われ、このように答えていたという。(・・)
『日本会議には知り合いがたくさんいますが、彼らに共通する思いは、第2次大戦で負けたことが受け入れがたい。その前の日本に戻したい。彼らの憲法改正は明治憲法と同じですし、今回も、明治憲法下の5大軍事大国となって世界に進軍したい。そういう思いを共有する人々が集まっていて、自民党の中に広く根を張っていて、よく見ると明治憲法下でエスタブリッシュだった人の子孫が多い。そうすると意味がわかるでしょ?』
というわけで、戦前の&明治憲法下の日本に戻らないために、どんどんと日本会議や安倍首相&仲間たちの思想について、メディアやネットが国民に知らせて欲しいと。そして、そして「時代逆行の安倍政権にNO!」の運動を広げて行きたいと思っているmewなのだった。o(^-^)o
では、日本会議に関する2つの記事を・・・。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『安倍氏を支援する「日本会議」ってどんな存在?
THE PAGE 6月19日(金)7時0分配信
安保法制をめぐる議論が紛糾してきたことで、あらためて「日本会議」の存在がクローズアップされています。安倍政権に非常に近いといわれる日本会議とはどのような存在なのでしょうか。
6月4日に行われた衆議院の憲法審査会では、参考人として出席した3名の憲法学者全員が、現在議論が進められている安保法制について「違憲」であるとの見解を示しました。特に、与党が推薦した参考人までもが「違憲」と述べたことで、与党内では混乱が広がっています。
その後、参考人として意見を述べた早稲田大学の長谷部恭男教授と慶応大学の小林節名誉教授が記者会見を行い、日本会議が安倍政権に対して大きな影響を与えていると発言したことから、あらためてこの団体が注目を浴びることになったわけです。
日本会議は、国内でも有数の保守系任意団体で「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が統合して1997年に組織されました。日本を守る会は、神社本庁など神道系の団体などで構成され、日本を守る国民会議は、主に保守系の文化人や旧軍関係者などで構成されていました。両者の価値観が近かったことから、統合し、より大きな団体へと変貌しました。
日本会議の設立宣言では、日本の現状について「先人が培い伝えてきた伝統文化は軽んじられ、光輝ある歴史は忘れ去られまた汚辱され、国を守り社会公共に尽くす気概は失われ、ひたすら己の保身と愉楽だけを求める風潮が社会に蔓延し、今や国家の溶解へと向いつつある」とし、これを克服するための国民運動が必要であると主張しています。具体的には、いわゆる東京裁判史観の是正や憲法改正、卑屈な謝罪外交の転換などを掲げています。
このような基本的価値観は「美しい国」を標榜し「日本を取り戻す」と宣言した安倍首相とかなり重複していますから、同団体が安倍政権と密接な関係になるのはある意味で当然のことと考えてよいでしょう。
今回、両教授が記者会見で言及したことで話題となりましたが、以前から日本会議が憲法改正や安保法制などについて安倍政権に強い影響力を持っていることは、よく知られていました。実際、日本会議と連携している国会議員グループである、日本会議国会議員懇談会には安倍政権から多数の議員が参加しています。
もっとも、同団体に対しては、海外のメディアやリベラル系の知識人などから「軍国主義的」「男女差別的」であるとして批判の声も出ています。(The Capital Tribune Japan)』
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日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係 みんな、そこでつながっている
現代ビジネス 7月12日(日)
☆ 安倍政権の"黒幕“!?
ちょっと前の話になるが、6月15日、日本外国特派員協会での記者会見で面白いやりとりがあった。質問者はエコノミスト誌のマクニール記者。答えたのは慶応大名誉教授の小林節さん(憲法学)である。
小林さんは例の憲法審査会で安保法制を「違憲」と言い切った3学者の1人だ。もともとは憲法学会で改憲派を代表する存在だったが、今回の安倍政権の解釈改憲については、立憲主義の根幹を揺るがすものだとして真っ向から反対している。
マクニール記者「集団的自衛権行使を合憲としている憲法学者が3人いて、彼らはみんな、日本会議に属している。それは何を意味しているのか?」
日本会議は安倍政権の”黒幕”とも噂される日本最大規模の右派団体だ。そしてマクニール記者の言う3人とは、菅官房長官が安保法制を支持する憲法学者として名を挙げた西修・駒沢大名誉教授ら3氏を指す。
つまりマクニール記者はこう訊いたのである。日本の憲法学会に数えるほどしかいない”合憲派”の顔ぶれを見ると、そろいもそろって日本会議の関係者だ。これはどういうことか。単なる偶然とは思えない、と。
小林名誉教授「私は日本会議にはたくさん知人がいる。彼らに共通する思いは、第二次大戦での敗戦を受け入れがたい、だからその前の日本に戻したいということ。日本が明治憲法下で軍事5大国だったときのように、米国とともに世界に進軍したいという思いの人が集まっている。よく見ると、明治憲法下でエスタブリッシュメントだった人の子孫が多い。そう考えるとメイク・センス(理解できる)でしょ」
これは、なかなか意味深な答えである。いやそれどころか安倍首相と、彼の仲間の心情を的確に捉えた言葉だと私は思う。
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☆ 国会議員の4割、閣僚ポストの8割を占める
そう言っても、日本会議と安倍政権のただならぬ関係をご存じない読者には、すんなり了解してもらえないだろうから補足説明させていただきたい。
日本会議には国会議員懇談会という超党派の集まりがある。現在そこに属する国会議員は自民党を中心に約280人。衆参両院をあわせた定数は717人だから4割ほどが日本会議の構成メンバーという計算になる。
驚くべきは日本会議の構成員が閣僚に占める割合である。第一次安倍内閣では首相をはじめ12人、麻生内閣では9人だった。それが改造前の第二次安倍内閣で13人になり、現内閣では19人中15人に増えた。公明党枠の1人を除く閣僚ポストの8割強を日本会議に関係する議員が占めている。
もし小林名誉教授が言うように、日本会議に属する人たちの「共通する思い」が、70年前の敗戦を受け入れがたく、明治憲法下の「日本に戻したい」ということだとするなら、現閣僚の大半が戦前の大日本帝国の再来を望んでいることになる。
まさか、そこまで非常識な政治家はいないはず。と思われる読者も多いだろうから、日本会議とはそもそもどんな団体かということについて語りたい。
☆ 日本会議が目指すものは何か
日本会議の特色は何と言っても、そのネットワークの全国的広がりと構成メンバーの多彩さにある。会員は全国に約3万5000人。日本会議の地方議員連盟に属する議員は約1700人と言われる。
HPの役員名簿を見ると、石井公一郎・ブリヂストンサイクル元社長、小田村四郎・元拓殖大総長、三好達・元最高裁長官、作家の石原慎太郎氏、外交評論家の田久保忠衛氏ら各方面の著名人がずらりと並んでいる。
加えてさまざまな宗教団体のトップたちが名を連ねる。神社本庁、靖国神社、崇教真光、霊友会、天台宗など数え上げるときりがない。新宗教から伝統仏教・神道まで多種多様な宗教の結集軸になっている団体、それが日本会議と言ってもいい。
では、その日本会議が目指すものは何か。HPには〈私たちは、美しい日本の再建と誇りある国づくりのために、政策提言と国民運動を推進する民間団体です〉と記されている。
〈美しい日本の再建〉という言葉に注目してほしい。再建と言うからには〈美しい日本〉が過去にあったということだ。それがいつの時代を指すか、明記はされてないが察しはつく。戦前の天皇主権下の日本だろう。
それを裏付けるようにHPにこう書かれている。
〈125代という悠久の歴史を重ねられる連綿とした皇室のご存在は、世界に類例をみないわが国の誇るべき宝〉であり〈皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識こそが、(中略)国の力を大きくする原動力になると信じています〉
言っちゃ悪いが、これはアナクロニズム(時代錯誤)だ。国民の大多数は戦前の天皇制の復活なんか望んでいない。にもかかわらず、日本会議が国会議員の4割弱と閣僚の8割を占める勢力になったのは、なぜか。
ここが思案のしどころだ。私の考えをまず言わせてもらいたい。こんな異様な現象は一朝一夕には起こらない。相当な時間と労力と金をかけた、何らかの仕掛けがなくてはならない。
ちなみに私が日本会議に注目しだしたのは10年ほど前のことだ。従軍慰安婦、国旗・国歌法、教科書検定、外国人地方参政権、教育基本法や憲法の改正などの問題を取材すると、必ずと言っていいほど、背後に日本会議の勢力が蠢いていた。
どうやら日本の右傾化を演出しているのは日本会議らしい。誰がどんな経緯でこの組織を作ったのか。それを調べていくと奇妙な事実に突き当たった。
日本会議を仕切る事務総長や関連団体の責任者、安倍首相の側近議員、学者などの経歴に意外な共通点があった。
彼らは青年時代、ある教団の信者だった。その教団の創始者は熱烈な天皇主義者で「敗戦した日本などない」と唱えた。敗れたのは「偽の日本」で、天皇中心の真の日本ではない。我々の使命は明治憲法を復元することだ。その言葉が青年らの心を捉えた。日本会議の歴史はそこから始まる。
以下、次回へつづく(次回は2015年7月19日公開予定です)
*参考:『増補 戦後の右翼勢力』(堀幸雄著・勁草書房刊) 『週刊現代』2015年7月11日号より』
* * * * *
改めて、このような妙な団体の力に負けることなく、一般国民の力で、早く安倍政権を終わらせて(他の超保守派の政権もNOよ)、日本の戦後体制、憲法の精神(平和主義、民主主義、基本的人権の尊重)をしっかりと守って行きたいと切に願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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