http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/485.html
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自衛隊員と中国人民解放軍兵士が並んで銃を構える。
10日ほど前の少し古い記事だが阿修羅に投稿がないようなので...
「戦争法案」とも言われる新安保法制のなかにはPKO(国際平和協力)法の改正も含まれ、PKOと言えば「国連のPKO」とイメージされていたものが、UN安保理決議なし&イラクなど個別の特措法なしでも、多国籍軍などの武力行使後の“平和維持活動”や「治安維持活動」(政府概念「安全確保業務」)に参加できるようにするのが改正の主要な目的である。
(これまで、自衛隊のPKO任務は輸送・建設・停戦監視・司令部業務に限定されてきた)
記事になっている国連PKO活動の訓練「カーン・クエスト」には、日本はこれまで教官を派遣してきたが、PKO法改正をにらんだうえなのか、今回初めて実働部隊を派遣した。
中国も初めて実働部隊を派遣したことで、日中軍事組織の共同訓練まで実現した。
ただし、自衛隊は、今回の合同訓練で「治安維持活動」部門には参加しなかった。
違憲である自衛隊の参加は論外だが、日本の軍事的組織がUN平和維持活動に参加(派遣)することは憲法上認められていると考えている。
しかし、世界で起きている紛争には、報道や西側政府の説明では見えない(隠されている)原因や問題があり、UN決議があったとしても、個別PKOへの参加可否はキャパシティの他に様々な要素を十二分に吟味しなければならない。
とにかく、恒久法でUN(国連)決議のないPKOに参加できるようにするとともに対象業務を「治安維持活動」にまで拡大にしようとする今回の改正は許しがたい。
安倍首相が新安保法制の必要性を説くため煽っている朝鮮半島有事や南シナ海軍事衝突は“あり得ないこと”だが、UN決議のない「国際連携平和維持活動」とりわけ“米国主導有志連合の武力行使後”の治安維持活動への自衛隊の参加は“あり得る”現実的な話である。
そのような活動がどういうものであるかは、02年のアフガニスタン侵攻・03年イラク侵攻後に今なお続いている「治安維持活動」を考えればわかる。
アフガニスタン侵攻・イラク侵攻後の「治安維持活動」は実質的には“占領支配活動”であり、その活動により被占領国住民に多数の犠牲者が出ていることやISAF(アフガン)や米英部隊(イラク)に多数の犠牲者が出ていることを考えると、新安保法制でもっとも危険な法案が「国際平和協力法(PKO法)」と言える。
※「国際平和協力法」案
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/prioritythemes/diplomacy/127725_01.pdf
※ 「平和安全法制」の概要(内閣官房・内閣府・外務省・防衛省)
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/pdf/gaiyou-heiwaanzenhousei.pdf
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自衛隊と中国人民解放軍が「共同作戦」・・・モンゴルで実施のPKO訓練で=中国メディア
2015-06-30 07:33
モンゴルで実施されている6月20日から7月1日まで実施中の国連平和維持活動(PKO)の訓練「カーン・クエスト」での1シーンだ。中国では国際在線、中国網などが29日付で写真を添えて掲載した。自衛隊の海外派遣にはとかく批判的な中国メディアだが、同訓練については「日中協力」を強調した。
第1回のカーン・クエストは米国・モンゴルの2国による軍事演習として2003年に実施された。06年からは参加国を増やした。今年(2015年)は米国、中国、フランス、インド、韓国、日本、カナダなど23カ国、1200人が参加した。うち米国は陸軍と海兵隊員の約300人、モンゴルは武装部隊員600人の参加だった。
自衛隊の実働部隊がカーン・クエストに参加するのは今回が初めて。人数は25人だ。中国も昨年はオブザーバーとして参加しただけで、解放軍部隊が訓練に加わるのは初めて。人数は自衛隊と同じ25人だ。
公にはされていないが、日中双方が打ち合わせの上で、米国側の意向にもかなう形で参加のタイミングや人数をそろえた可能性がある。
米海兵隊のクリストフ・J・マウニー准将は訓練の目的を「『専門的な軍事関係』と『人の交流と長期的な連絡関係』を構築すること」と説明した。 中国メディアは自衛隊員と解放軍兵士が並んで銃を構える様子や、解放軍兵士の負傷を想定し、自衛隊員が協力しながら地面に横たわる解放軍兵士に応急処置を施す様子などの写真を紹介した。(編集担当:如月隼人)(写真は国際在線の同記事掲載頁キャプチャー)
http://news.searchina.net/id/1579534?page=1
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2 7 . 6 . 4
陸 幕 広 報 室
多国間共同訓練カーン・クエスト15について
陸上自衛隊は、下記のとおり米・モンゴル共催多国間共同訓練カーン・クエスト15に参加しますので、お知らせいたします。
1 目 的
国連平和維持活動に係る各種能力の維持・向上を図るとともに、参加国との相互理解の増進及び信頼関係の強化を図る。
2 期 間
平成27年6月20日(土)〜7月1日(水)
3 場 所
モンゴル国
4 訓練参加予定国(日本以外)
米国、モンゴル、オーストラリア、バングラデシュ、ベラルーシ、ブルネイ、カナダ、カンボジア、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、韓国、マレーシア、ネパール、フィリピン、シンガポール、タジキスタン、タイ、トルコ、イギリス及びベトナム(26か国)
5 派遣要員
(1) 教官要員
中央即応集団(国際活動教育隊等) 8名
(2) 訓練部隊
中央即応集団(中央即応連隊) 25名
(3) その他
陸上幕僚監部等 6名
6 訓練内容
国連PKOに関する実動訓練
(問い合わせ先)
陸上幕僚監部広報室 山ア、金子(担当)
(03−3268−3111 内線40084)
http://www.mod.go.jp/gsdf/news/press/2015/pdf/20150604.pdf
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