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陸自隊員に遺書を書かせた幹部と防衛省の責任を徹底追及せよ  天木直人(新党憲法9条)
http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/455.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 12 日 09:30:30: igsppGRN/E9PQ
 

陸自隊員に遺書を書かせた幹部と防衛省の責任を徹底追及せよ
http://new-party-9.net/archives/2124
2015年7月12日 天木直人のブログ 新党憲法9条


 きのう7月11日の毎日新聞が一面トップで衝撃的な大スクープを書き、きょう7月12日の東京新聞がその後追い記事を書いた。


 すなわち陸自北部方面隊トップである北部方面総監が、2010年ー
2012年において、陸自隊員に遺書を書けと指示していたというの
だ。


 私が驚いたのは、そのことを当時の総監部が毎日や東京の取材に応じ
て、その事実を認めているということだ。


 「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」とい
う自衛隊法の規定(服務の本質)を実践するのが目的で、「任意であり
命令ではない。遺書という認識はなく、あくまで家族への手紙」である
と説明したという。


 しかし、どう言い訳しても無理な自衛隊法の曲解であり、遺書を書けと命令したことへの苦しい言い訳でしかない。


 久しぶりに本気で怒りを覚えた自衛隊制服組の暴挙である。


 この事実は国会で徹底的に追及されなければいけない。


 自衛隊という組織の本質にかかわる問題だ。


 いまの自衛隊組織の幹部の本性を占う問題だ。


 そしてシビリアンコントロールを放棄しようとしている安倍政権の責
任が問われる一大スキャンダルだ。


 いまの自衛隊が、隊員に遺書を書かせるような危険な活動に従事して
いるというのか。


 とてもそうは思えない。


 もし近い将来、自衛隊がそのような事態に巻き込まれる恐れがあり、
そのために遺書を書かせたというなら、そのような事態とは具体的にど
のような事態を想定していたのか。


 自衛隊が日本の国土、国民の専守防衛のために命をささげる組織なら感謝し、尊崇の念すら抱く。


 しかし、現実は米国の手先となっていることは皆が知ってる。


 米軍の戦争に従って死ぬ覚悟をせよというなら噴飯ものだ。


 徹底的に検証されなければいけない。


 このような命令が陸自だけで行われたのか、自衛隊全体の共通認識であったのかが問われなければいけない。


 官僚のトップである防衛事務次官は知っていたのか。


 政治家である防衛大臣は知っていたのか。


 知らなかったとすれば大問題だ。


 知っていながら2年間も隠していたならもっと大問題だ。


 野党議員は国会で徹底追及しなければウソだ。


 この問題は安保法制案の審議と密接に関係してるからだ。


 それにしても毎日新聞の大スクープをフォローするのが東京新聞だけだとすれば、この国のメディアは職場放棄しているも同然だ。


 やたらに新聞休刊を繰り返している時ではない(了)


             ◇


陸自北部方面隊:隊員に「遺書」指示 元隊員が証言
http://mainichi.jp/select/news/20150711k0000m040151000c.html
毎日新聞 2015年07月11日 10時00分(最終更新 07月11日 12時51分)



書かされた手紙を示す末延さん=三股智子撮影(一部画像加工しています)



妻に宛てて書いた手紙の文面=三股智子撮影(一部画像加工しています)


 ◇総監部「服務指導の一環。遺書ではない」


 陸上自衛隊の北部方面隊(北海道)で2010〜12年、隊員たちが「遺書」とも受け取れる「家族への手紙」を書くよう指示されていたことが、元隊員や陸自北部方面総監部への取材で分かった。総監部は「服務指導の一環で、遺書ではない」とするが、元隊員は「事実上の遺書だった」と証言した。安全保障関連法案の衆院審議が大詰めを迎える中、波紋を呼びそうだ。【三股智子、前谷宏】


 元隊員は、陸上自衛隊を今年1月に定年退職し、北海道東部に住む元2等陸曹、末延(すえのぶ)隆成さん(53)。1980年に東京の私立高を卒業して陸自に入隊し、北海道や関東各地で任務に就いた。


 北部方面隊鹿追駐屯地(北海道鹿追町)に所属していた2010年12月、上官から突然、「休暇前に『家族への手紙』を書き、個人用ロッカーの左上に入れておくように」とA4判の白紙1枚と茶封筒を渡されたという。


 目的を問うと、「万が一、何かあった場合に家族に残す言葉を書いてみろ」と言われた。上官の指示には逆らえない。<楽しい人生ありがとう>と妻への感謝を短く書き、封筒に入れて封をした。同僚たちも、みんな同じ指示を受けた。紙に何も書かず封筒に入れた仲間もいたという。


 北部方面総監部によると、方面隊トップである当時の北部方面総監が隊員に手紙を書かせるよう部隊長らに口頭で伝えた。総監部は取材に、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」という自衛隊法の規定(服務の本旨)を実践するのが目的で、「任意であり命令ではない。遺書という認識はなく、あくまで家族への手紙」(広報)と説明した。10年より前や12年より後は、手紙を書かせる指導はしていないという。


 末延さんは12年以降は肺の病気で休職し、定年退職3カ月前の昨年10月、総監部に手紙の返却と理由の説明を求める苦情申し立てを行った。手紙は返却され、苦情処理通知書で「長期の急な任務に備え、懸案となり得る事項についてあらかじめ本人の意思を整理しておくことで、個人の即応性を向上させるもの。遺書とはまったく別物」と説明された。


 しかし、末延さんは「手紙は遺書と受け止めた。同僚たちもみな『あれは遺書だった』と言っていた」と振り返る。そして「国を守る忠誠心はある。しかし、今の時代、どんな大義があって命をかけろと言うのか」と、戦後の安全保障政策を転換する安保関連法案に疑問を投げかける。


 法案は早ければ来週にも衆院を通過する見通しで、成立すれば自衛隊が米軍を後方支援する機会が増える。末延さんは「自分が入隊の宣誓をした時は、よその国の戦争に加勢することは想定していなかった。加勢で海外へ派遣される仲間は死んでも死にきれないだろう」と話す。


 後輩らは今も手紙をロッカーに保管しているかもしれない。末延さんは「都合よく死を美化するために使われかねない。勇気を持って疑問の声を上げてほしい」と語る。11日、札幌市である北海道弁護士会連合会の集会で手紙の問題を訴える。


 ◇安保法制できれば現実化


 軍事評論家の前田哲男さんの話 自衛隊流の死生観を隊員たちに持たせるための一種の精神教育として指導したのだろうが、旧日本海軍の兵士が出撃の際に出した家族や知人への手紙をほうふつさせる。


 安全保障関連法案が成立すれば、陸上自衛隊もこれまでの人道支援から、戦闘部隊とより一体化した後方支援などを担う可能性が高まる。その時には単なる精神教育ではなく、実際に遺書を書かせることが現実化するかもしれない。


 ◇陸上自衛隊北部方面隊


 全国を五つに分けた陸自方面隊のうち最大規模の部隊で、北海道の防衛と警備を担当している。二つの師団と二つの旅団、約50の方面直轄部隊で構成され、隊員は約3万人。トップは陸将の方面総監が務め、本部に当たる方面総監部は札幌市に置かれている。



 

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コメント
 
1. 2015年7月12日 10:33:15 : SWWgjrLER6
安保法案:「遺書」元自衛官、反対 札幌で集会参加
毎日新聞 2015年07月12日 東京朝刊

 陸上自衛隊北部方面隊(北海道)で隊員たちが「遺書」とも受け取られる手紙を書くよう指示されていた問題で、実際に指示を受け、手紙を書いたという元自衛官、末延(すえのぶ)隆成さん(53)が11日、札幌市内で開かれた安全保障関連法案反対集会に参加し、反対を唱えた。

 末延さんは、安保法案が可決されれば、陸自も戦闘部隊の後方支援などに加わる可能性を指摘した上で、「自衛隊員の血が流れる。こんな法律で命を落としたら無意味だ」と法案反対を訴えた。集会は北海道弁護士会連合会が主催。主催者によると、約6000人が参加した。【三股智子】

http://mainichi.jp/shimen/news/20150712ddm041010146000c.html


2. 2015年7月12日 10:34:19 : SWWgjrLER6
陸自幹部が「遺書」指示か - 「服務指導の一環」と総監部
http://news.mynavi.jp/news/2015/07/11/232/

 陸上自衛隊北部方面総監部(札幌市)で2010年7月、当時の千葉徳次郎総監が「家族への手紙」を書くよう指示していたことが11日、元隊員などへの取材で分かった。各部隊長を通じ指示を受けた隊員の一部は「遺書を書かされたと感じた」と証言している。

 総監部は、取材に対し「着任した総監が服務指導の一環で、家族に手紙を書くよう指示したのは事実だが遺書ではない。強制でなく任意だった」と説明。指示は総監が退任する12年7月まで続いたという。


3. 2015年7月12日 10:46:54 : 9z779rD8fw
自衛隊員諸氏は
アベノ戦争法案のせいで
生命保険料が跳ね上がることも
危惧するべきだ
イショまで書かせるほど
死に直面させるのが国の本心なら
保険会社も保険料を引き上げるだろう
アメリカの都合の戦争で
命をかけたいのか
それほど戦場で戦車を走らせたいのか

4. 2015年7月12日 11:14:22 : 6NswG5379Y
2さん然り 隊員は部下に遺書を書かせるのが趣味の上司を
      持ちたいとは思っていない。文面が遺書だと誰も見る。


5. 2015年7月12日 12:00:13 : OUSH8bw9xc
「武士道とは死ぬこととみつけたり」絶えず死という究極の場において冷静沈着に己の
本分をまっとうできるように心を鍛えておくのが武人の務めだろう!何が問題なのか?

6. 2015年7月12日 13:55:35 : 38xqq7xWok
危険になったら逃げていいのが武人なんですか?

7. 2015年7月12日 16:39:28 : 9z779rD8fw
>>06
そんな立派なあなたは
当然、国の為に
率先して特攻する覚悟あるのだろう
でもね、いざとなると
屁理屈いうだろうね

8. 2015年7月12日 17:51:55 : RqhVOQwfbM
>>06

先の大戦では、真っ先に逃げ出したのが、日ごろ反吐が出るような精神論を振りかがし、人一倍勇ましいこと言っていた上官と言われていた奴らなんだよ。

ゲゲゲの鬼太郎の作者の水木しげるさんが描いた、自らが赤紙で二等兵(最下級の兵隊)として、南方の地獄、ラバウルに行かされた時のことを漫画にしているのを一度でも読んだことがあるか。

この国は、官僚がぶち壊したと言っても過言ではない。


9. 2015年7月12日 18:01:33 : iTYa5WTKhg
>>05
「君、君たらずとも臣、臣たらざるべからず」と言うことだな。

今日の日本の政治状況で、武士道うんぬんを持ち出す人物こそ、
武士的な精神がもっとも欠如している卑怯者だと思う。

そして、そういう思いやりのなさと卑怯を卑しむのが、
ほんとうの意味でのサムライなのだがね。


10. 2015年7月12日 21:57:52 : V8ALKaJfjY

まあ退役すればいいじゃないか

[32削除理由]:削除人:アラシ
11. 2015年7月13日 02:14:04 : IJjjrLkBu1
   まさしく、上官としての姿勢が問われる件だろう。
  つまり、大事な部下を一人たりとも死なせない、という気持ちが上官に有れば、遺書などという発想にはならない筈である。
  それよりもむしろ、如何に戦局を読んで撤収、撤退を躊躇なく行い体制を立て直すか、負傷した友軍兵士を生きて部隊に帰すか、そういう訓練が先であろう。
  先の大戦では、末端兵士を飢えと病に陥らせ、最後は勝ち目も無い突撃命令、そして玉砕を命じ、かつ末端兵士に自分を守らせて凱旋し、玉砕をあたかも隊の誇りであるかのように吹聴した将校クラスが存在した。
  あたかも「戦争らしきもの」を闘ったつもりでいた軍部であるゆえに、兵士を死なすことを当然視していたのだろうが、そのDNAを見事に引き継いでいるのが現防衛省の幹部であり、こうした発想であろう。
  上官であれば、むしろ遺書を書くような者に、「遺書など書くな、俺がお前らを生きて帰してやるんだから!」と叱るのが筋だろう。全くもって本末転倒である。


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