http://www.asyura2.com/15/senkyo188/msg/451.html
Tweet |
まずは下村大臣の辞任が先だろう(C)日刊ゲンダイ
下村大臣が安藤忠雄氏を批判 「新国立」今さら醜悪な責任転嫁
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161670
2015年7月12日 日刊ゲンダイ
「何を今さら」じゃないか。世間のバッシングに恐れをなしたか、下村文科相が、建築家の安藤忠雄氏に責任を転嫁し始めた。総工費2520億円でも足りないともっぱらの20年東京五輪・パラリンピックメーン会場「新国立競技場」建設問題である。
下村文科相は10日の記者会見で、「(当初総工費の)1300億円がどの程度、デザインをする人たちに伝わっていたのか。値段とデザインを別々にしていたとしたらズサン」と評論家のように批判。デザイン選定の審査委員長を務めた安藤氏については「堂々と自信を持って、なぜザハ・ハディド氏案を選んだのか発言してもらいたい」などと言い、選考過程を検証することを示唆した。
「デザインを選ぶのは、建築家である安藤氏の仕事。それを実行に移すかを最後に決めるのは、政治家の仕事です。総工費が当初の2倍近くに膨らみ、予算に合わないとなれば、下村文科相が所管大臣の立場で方向転換を図ればいいし、図れるはず。それを世間のバッシングを浴びた途端、責任を転嫁するような発言をするのは、政治家として醜悪すぎる。むしろ混乱を招いた責任を取って、辞任してしかるべきですよ」(政治評論家・森田実氏)
下村会見はネット上でも〈この期に及んで人のせいかよ〉などと非難の声が渦巻いている。
巨額の総工費をめぐっては、俳優の渡辺謙もツイッターで〈ずーっとお金がかかり続ける体育館を建てて世界に驚いてもらおうとする〉などと皮肉っていた。橋下徹大阪市長も「お金がない家庭がフェラーリを買おうとしたら『アホか』と言われる」などと指摘していたが、この件に関してはその通りだ。
さらに、建築エコノミストの森山高至氏の試算によると、新国立は建設から解体まで、建設費や維持管理費、光熱費などを含めて1兆80億〜1兆2600億円かかるという。森山氏は「財政的に後世の国民を苦しめることになるし、そもそも、新国立はもう五輪に間に合わないと思う」と、こう続ける。
「コスト高の要因になっている2本のキールアーチは(弓状なので)地下深く掘り、両端を“弦”で結ぶようにして足元を留める。ダイバー方式といいますが、地下鉄の国立競技場駅が60メートルぐらいの距離にあるので、ダイバー方式は難しいという“構造上の欠陥”があるのです。それに、競技場に特化したごくオーソドックスな日産スタジアムでも、工事期間が3年9カ月かかっている。難易度の高いキールアーチが加わる新国立は、もっと時間がかかるでしょう。もう政治家の責任でデザインを見直すべき時で、そのうえで選考過程の“謎”を検証するならどうぞ、です」
ちなみに、新国立は今年10月に起工し、3年半後の19年3月にオープン予定だ。
安倍首相は10日の衆院平和安全法制特別委で「(デザインを)変えることが可能か検討しているが、間に合わない可能性が高いとの報告を受けている」と言った。このデザインとカネではムリなのに、いまだに非を認めないのだからどうかしている。東京五輪なんてできるのか?
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK188掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。