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審査委員長の安藤忠雄氏(C)日刊ゲンダイ
建設費どこ吹く風…新国立「当初案」進めさせた巨匠・安藤忠雄
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161593
2015年7月10日 日刊ゲンダイ
建築界の巨匠の目には“巨大なカネ食い虫”が「希望の灯台」に見えるらしい。
新国立競技場のデザイン決定コンペで審査委員長を務めながら、7日の有識者会議を「個人の都合」で欠席した建築家の安藤忠雄氏(73)。日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長が「デザイン選定の背景」として会議で読み上げた巨匠・安藤氏のメッセージは実に勇ましかった。
「現在のような停滞気味の社会状況の中で、国家プロジェクトとしてつくられる新競技場には単純な施設拡充以上の社会に対するメッセージ、新しい時代のシンボルとなるべき創造力が期待される」
「つくるべきは地球人の未来に向かう灯台、希望の象徴となれる場所」
総工費が2520億円と当初計画の倍近くに膨らんだ“ムダの象徴”であるキールアーチも、巨匠の言葉を借りると、「現代日本の建設技術の粋を尽くすべき挑戦となるもの」らしい。
しかし、安藤氏こそ新国立の混迷を招いた張本人だ。2012年11月のコンペで「アンビルトの女王」の奇抜なデザインにホレ込み、委員長一任で現行のザハ・ハディド氏案を選んだ最高責任者である。そんな立場をわきまえてか、デザイン決定後は口をつぐんだまま。取材に一切応じず、有識者会議まで欠席。
てっきり、身を小さくしているのかと思ったら、巨匠の辞書に「遠慮」や「謙遜」の文字はないらしい。膨張した総工費への批判にも屈せず、世論に逆ギレするかのごとく、最近も政府に堂々と「ザハ案で押し切れ!」と掛け合っていたようだ。
日本を代表する建築家で、安藤氏の盟友である難波和彦氏の先月29日のブログには、こう書かれていた。
〈午後久しぶりに安藤忠雄さんから電話がある。ここ数ケ月間に新国立競技場に関して紆余曲折があったがその間に安藤さんは文科省とJSCに対して何度も責任を持って当初案を進めるようにと主張してきたのだという。その結果がついに本決まりになったのでホッと一息ついて電話をくれたらしい〉
まるで一仕事終えた巨匠の“ドヤ顔”が目に浮かぶようだ。ブログの記述について、安藤氏の事務所に事実確認を申し込んだが、「ブログの記載を存じあげません」(担当者)と答えたのみ。
これだけ自信満々なら有識者会議に出席して公の場で自身の正当性を訴えればいいのに……。それでこそ「巨匠」と世間は評価するはずだ。
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