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件名:原発推進派の“親玉”とも手を結び始めた
日時:20110607
媒体:不条理なる日本共産党
出所:http://blog.livedoor.jp/fujouri_jcp/archives/65641354.html
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日本共産党が、原発推進派の“親玉”と言える人物ともいよいよ手を結び始めた感があります。
6月6日付の「しんぶん赤旗」2面の記事です。石川迪夫・日本原子力技術協会最高顧問のインタビューが掲載されたのです。(この記事は公式サイトでは公開されていないようです)
http://livedoor.blogimg.jp/fujouri_jcp/imgs/9/8/9819a96b-s.png
正直、びっくりしました。福島第一の事故が起きてから、この方の発言は時々、ネット上でチェックしていて、正真正銘の原発推進論者だと確信していましたから。
まず、この日本原子力技術協会は、完全なる原発推進団体です。その設立趣旨にはこうあります。(下線部は筆者)
原子力の特性を十二分に発揮させるためには、原子力に関わる事業者や団体が個々の役割を果たすのはもちろんのこと、我が国の原子力産業界全体が総力を結集して、自主保安活動の更なる向上、安全・安定運転の確保に真摯に取り組み、社会からの信頼の回復に努め、原子力の活性化に取り組むことが不可欠であります。
ようするに、国内の原子力産業が原発を推進するためにつくった団体です。構成団体の名簿が公開されていますが、電力会社や原子炉メーカーなどがずらりと並びます。その最高顧問であり石川氏は、まさに原発推進の“親玉”的な存在でしょう。“原子力村の村長”かもしれません。
ネット上でまとめられた同氏の「発言」もかなりひどいものです。
そして、問題の「赤旗」インタビュー。このなかでも、原発推進を堂々と公言しています。(下線部は筆者)
私はいまもなお原子力発電を続けるべきだという立場ですが、事態収束へ専門的知見を結集するという点で、異なる立場の人とも協力をおしみません。
インタビューの内容としては、福島原発事故の収束にむけて妥当性のある部分もあると思いますが、「原発ゼロ」を標榜している政党が取り上げる理由がまったく分かりません。
別にこの人物でなくとも、言えるような内容ですから。むしろ、「反原発」の立場にある人にもっとシビアに発言してもらうほうが何倍も説得力があると思います。が、そういうことはしないのが「赤旗」。
結局、「反原発」とは一線を画すが、原発推進論者とは手をつなごうとする。筆者には、日本共産党がそんな態度をとっているように見えます。本当に「原発ゼロ」を実現する気があるのでしょうか?
一方、インタビューの中で、石川氏は次のようなことも言っています。共産党の従来の主張との整合性はどうなんでしょうか。
いまは放射能との「戦争」です。すぐれた総司令官とこれを補佐する参謀、指令に従って一糸乱れず動く「軍隊」が必要です。東電、日立、東芝の職員、協力会社の人々など、専門技術者の集団が「軍」の中心になります。
「軍隊」「戦争」とやらた強調していますが、「民主主義」との関係ではどうなのか、こんなことで原発作業員の安全は守れるのか、そもそも事態は収束するのかなど、いくつもの疑問が沸くインタビューでした。
(投稿者手紙により以下省略)
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//memo
2011.5.6 東電会見 NHK石川解説委員「土壌線量はチェルノブイリ以上では?」
sugamoprison01 / Uploaded on May 8, 2011
この戦慄を呼ぶ東電会見の一ヵ月後に、日本原子力技術協会最高顧問である石川迪夫氏のインタビューが、しんぶん赤旗に掲載されたわけです。
しんぶん赤旗は旗幟を鮮明にしている数少ない新聞のひとつですから、その媒体の特性として編集者の意向バイアスが強く掛かっているはずなので、読者もまたそれを了解して記事を読まれている方が多いかと思います。
だったら…
彼らは読者(党員)に向けて"マフィアの親玉"に何を語らせようとしたかったのか、
やはり内と外、本音と建前があるのでしょう。
*原子力の安全と利用を促進する会 私のメッセージ 石川 迪夫
「仏教受け入れに100年の歳月…原子力はまだ道半ば、焦らず着実に」
http://www.p-nsu.org/message/message_ishikawa
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