http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/709.html
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「犯罪で犯罪を中和する思考の持ち主は、「犯罪を犯罪と認識しない人間」でしかない:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17738.html
2015/6/30 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
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傲慢(ごうまん)と怠慢。
安保関連法案をめぐってはリスク論議が盛んだ。
しかし、異論には耳を貸さず、力で踏みつぶせばいいのだという政治家に、国民の生死がかかった判断を委ねてしまうことこそ、最大のリスクだ(朝日社説、2015年6月27日)http://bit.ly/1GKnhZw
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組織や集団に対して「潰せ」「潰れてほしい」と言うのは、個人に対して「死ね」「死んでほしい」と言うのと同じこと。
こういう問題があると思うから直せ、ではなく「俺が気に入らないから存在がこの世から消え去れ」という意味。
権力を握る側の人脈に属する人間が、それを公的な場所で堂々と口にする。
首相周辺は、教科書や大学運営など様々な側面から「教育への政治の介入」を強める一方で、本当の意味で「教育」を破壊するような、百田尚樹氏らの暴言は問題視せず、逆にその恫喝的効果を政治的に利用する態度をとっている。
この状況が、小中学生にどんな影響を与えているか、という視点も重要だろう。
憲法学者のほとんどが「憲法違反だ」と指摘する法案を、政権が強行採決する意思であることも、百田尚樹氏らの恫喝的暴言が何の社会的ペナルティも受けずに彼が権力を握る側に庇護されている状況も、学生や子供たちは見ている。
日本の大手メディアが、そうした異常な状況と本気で戦わない姿も見ている。
「百田氏は作家だから」「もう公的立場(公共放送の経営委員)にある人じゃないから」という形式的論理で百田氏をかばう人もいるが、彼は「首相の親友」「首相と同じ政治グループの一員」「首相周辺の政治的主張を自分の持つ知名度を利用して宣伝する広告塔」であり、実質的な公的影響力は持っている。
百田氏が自民党の勉強会や講演などで行っているのは「根拠のないデマを拡散して自分の政治的主張を広める行為」と「自分の気に入らない人間を誹謗中傷して傷つける行為」だが、形式的思考に囚われた人は「作家だから」「公的立場にないから」何を言ってもいい、という百田氏の詭弁を真に受けてしまう。
ヘイトスピーチも同じだが、人を不当に傷つける言葉は「倫理に悖る行動」であり「やってはいけない」と否定するのが本来の道徳教育に他ならない。
だが首相周辺の人間は、人を不当に傷つける言葉で批判者を恫喝しつつ、形式的な「道徳教育」を錦の御旗として利用し、教育への政治的介入を強化している。
百田氏や田母神氏などが、沖縄県民を「同じ日本人」、彼らの好む言葉で言うところの「同胞」と見なしていない事実は、彼らの言葉が明瞭に物語っている。
「侵略や植民地支配は米英もやった、日本だけじゃない」「慰安婦は他の国もやった、日本だけじゃない」こういう論法で「日本」を擁護・免罪する人間が、同じ口で「レイプは沖縄県民もやった、米兵だけじゃない」という論法で、外国軍兵士の沖縄県民に対するレイプを擁護する。
別の犯罪を引き合いに出して、自分の属する集団の犯罪性を軽くする思考の中で、百田氏は「自分の属する集団」を、日本人である沖縄県民でなく米軍兵士と捉えている。
他人の罪を引き合いに出して自分や自分の集団の犯罪性を相対化し、罪の重さや責任の重さを薄める行動は、本物の「誇り」がある人間ならおそらくできない。
他の人間がどれほどその罪を犯そうが、自分には絶対許さない。
犯罪で犯罪を中和する思考の持ち主は、「犯罪を犯罪と認識しない人間」でしかない。
花田紀凱「百田さんに『言論の自由』はないのか」(Yahoo)http://bit.ly/1GGIVwX 『WiLL』誌の編集長は「存在価値の全否定」「根拠のないデマで自分の政治的主張を広める行為」「自分の気に入らない人間を誹謗中傷して傷つける行為」を「言論の自由」と強弁している。
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>Tomohiko ASANO 長谷部さんを憲法審査会に呼んだときには、その発言が党の意向に反するということで「人選ミス」との声が党内から続々と上がったようだが、その党の集まりに百田さんを呼んだことについて「人選ミス」との声は上がっていないようなので百田さんは党の意向を正しく代弁してくれたという認識なのだろう。
作家の百田尚樹氏は28日、大阪府泉大津市で講演し、自民党勉強会での「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」との自らの発言に触れ、「その時は冗談口調だったが、今はもう本気でつぶれたらいいと思う」と話した(毎日)http://bit.ly/1KjuuEH
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恫喝に恫喝を重ねている。
(百田尚樹氏の)講演会を主催した泉大津青年会議所は、報道陣の取材を認めず(スポニチ)http://bit.ly/1KoWQPr
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「講演は『今こそ甦れ!日本人の魂と誇り〜戦後70年の節目に真の平和を問う』と題されたもの」政権に従わない新聞を潰す権力の構図が、日本人の魂と誇りなのか。
「講師に百田尚樹氏をお迎えし、失われつつある日本人の心の素晴らしさと、利他・人間尊重の揺るぎない信念を持った生き方、日本社会の風潮、帰属意識への忠誠心と使命感、社会貢献する家族を支えることの誇りなどにも焦点を」(泉大津青年会議所)http://bit.ly/1RKn4Lk
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形式でしか物事を考えない大手メディア記者は、首相や閣僚、百田氏のような人間から見れば、赤子の手をひねるように簡単に玩べる。
明白な恫喝で圧力をかけた上で「圧力はいけない、それは当然だ」とコメントすれば、形式でしか物事を考えない大手メディア記者は、後者のコメントだけ単純に記事にする。
百田氏の「真意」が、彼の語る「言葉」にあるとの前提に立ち、彼が口先で嬉々として転がす「心にもない言葉」を書き写して記事にするのが「報道」だと考える記者がいるなら、彼/彼女は欧米の「ジャーナリズム」に触れたことがないのだろうと思う。
相手の「宣伝」に加担していることを自覚していない。
虫を足で踏んでブチブチ潰しながら「殺生はいけません、絶対だめです」と言う男がいる時、言葉と行動の両方を対比させて「彼は言うこととやることが違う」と伝えるのが「報道」「ジャーナリズム」だが、形式でしか物事を考えない記者は「殺生はいけません、絶対だめです、が彼の真意だ」と記事にする。
百田氏も大阪市長も、自分の語る言葉が威圧的・恫喝的な「暴言」であればあるほど、メディアが食いついて喜ぶことを熟知しているが、暴言の内容を形式で伝達するのは、無料で相手の政治宣伝に協力しているのと同じ。
暴言を取り巻く「全体の構図」の分析が無いなら「報道」「ジャーナリズム」ではない。
今の地方紙には「単なるコメント伝達」ではない、分析を伴った「報道」「ジャーナリズム」があると思うが、朝日や毎日にはかなり少ないと思う。
分析という知的行為を「記者の政治的意図の介在」と錯覚して、それを入れない「単なるコメント伝達」が「政治的中立」だと捉える、筋違いの潔癖主義なのか。
大手メディアが、政治問題の分析という知的行為を「記者の政治的意図の介在」と解釈して、それを入れずに「単なるコメント伝達」が「政治的中立」だという形式で、実質的な「事なかれ主義」の保身を粉飾するなら、今現在進行中の「政治的変化」は減速せず、さらに加速する。
行き先は歴史が教えている。
「池上彰 緊急スペシャル!」の字幕捏造についてのフジテレビのお詫び。http://bit.ly/1g0WfGN
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字幕と画像を重ねる時に間違えた単純ミスと説明しているが、「この女性は、インタビューの別の部分で実際に『日本が嫌いです』と答えています」とわざわざ追記して居直っている。
「池上彰緊急スペシャル!」放送内容の説明(フジテレビ)http://bit.ly/1RKwExz
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「(2)なぜ韓国人はそこまで日本が嫌いなのか?(3)なぜ反日だったのに」等、日韓関係悪化の原因が全て韓国側にあるという構成になっている。
日韓関係が「戦後最悪」と評されるほどに悪化した責任は、首相周辺による「慰安婦問題の否認や矮小化」にもあるが、NHKはそうした「首相側の問題」には一切触れない。
朴槿恵大統領の頑なな姿勢が「首脳会談を阻んでいる」との視点だけで報じている。
首相周辺による慰安婦問題の否認や相対化、河野談話の否定と見直し、首相や国家公安委員長に近い組織による反韓ヘイトスピーチや反韓本、殺人教唆を含む街頭デモなど、日本側にある問題点に一切触れていないのは、先日のNHK報道と同じスタンス。
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