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「安倍昭恵」総理夫人を支える霞が関女性官僚5人衆の年収総計〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150630-00010002-shincho-pol
「週刊新潮」2015年6月25日風待月増大号
「楽しんでやらなきゃ、何事も身につきはしません」。シェイクスピアの戯曲『じゃじゃ馬ならし』のセリフに倣ったのか、安倍晋三総理夫人の昭恵さん(53)は、梅雨空を気にする様子も見せずにファーストレディとして東奔西走中だ。そんな彼女を支えるのは、霞が関の女性官僚5人衆。休日も返上でアッキーに付き従う、彼女たちの年収総計とは。
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高いか安いか、総額2880万円也――。人事院勧告などの資料による、昭恵さんの専属スタッフ5人にかかる人件費である。
「彼女たちは“総理夫人付き”と呼ばれ、官邸の5階に専用の部屋を持っています。主な業務は、昭恵さんのスケジュール管理や移動手段の確保、関係各所への事務連絡など。役割は国会議員の秘書とほとんど変わりませんが、ここまで多くの総理夫人専属スタッフが付いたのは過去にも例がありません」
とは、さる官邸スタッフ。
「全員が出向者で、内訳は経産省から2人、外務省からが3人です。普段は経産省の2人が昭恵さんと行動を共にしており、外務省の3人は昭恵さんが外国の要人を接待したり、海外を訪問する時に加わります」
出向元が経産省と外務省に限られた理由は、
「安倍総理が、自ら信頼する経産省出身の今井尚哉政務秘書官に職員の派遣を要請したこと。更に外務省職員が外交儀礼に通じている点が重視されました」(同)
つまり、平均年収580万円の女性官僚たちは、昭恵さんの「お目付け役兼教育係」でもあるという。
■時代の必然
では、過去に昭恵さんのように注目を集めた総理夫人はいたのか。政治評論家の浅川博忠氏が振り返る。
「思い出すのは佐藤栄作総理夫人の寛子さんですね。当時としては珍しく積極的に外遊に同行していました。1969年に沖縄返還協定のために渡米した時は、流行のミニスカートをはいて話題になりました。もっとも、一部では“出しゃばり女”なんて叩かれもしましたけど。また、橋本龍太郎総理夫人の久美子さんは男性の議員や支持者らとも平気で猥談に応じるさばけた性格で、夫の留守中はしっかり地元の岡山を守っていた。評判の良妻でしたよ」
日本が「良妻賢母」を尊んだ時代。浅川氏はそれらと一線も二線も画す昭恵さんの登場は、移り変わる時代の必然だったと指摘する。
「昭恵さんは常々、自分の考えを堂々と口にしますね。それだと昔は敵を作りかねず、夫の選挙への影響を心配したものです。でも、今は昭恵さんみたいに率直な方が歓迎されています」
とは言え、彼女の発言や振る舞いには批判も多い。
「安倍政権が進める原発再稼働に反対するだけでなく、最近は女性スタッフを伴って震災被災地沿岸部への巨大防潮堤建設に反対する集会にも出席した。加えて“辺野古の飛行場も海の上には作らないで欲しい”と、沖縄の基地問題にも口を挟んでいます」(政治部記者)
これでは妻が、公僕を使って夫の足を引っ張っていることになる。
政治ジャーナリストの田村玲子氏が指摘する。
「オバマ大統領のミシェル夫人は20人以上のスタッフを抱え、費用は年間100万ドル(1億2300万円)以上とか。日本もファーストレディの影響を国益にプラスに活用するため、米国のように大勢の補佐官や予算を制度化すべきだと思います」
これが理想的だが、それには昭恵さんの、夫に弓引く“反政府活動”をやめて頂く必要がある。
「ワイド特集 人生劇場『土砂降りの日』」より
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