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小泉親子が動き出す時が来た
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2015年6月28日 天木直人のブログ 新党憲法9条
どうやら安倍首相に終わりがきたようだ。
小泉純一郎の政治勘がいまでも健在なら、そう判断するに違いない。
そして9月の自民党総裁選に向けて動き出すだろう。
次男の進次郎に世襲させた時、恥を忍んで親ばかを世間に自認した小泉純一郎だ。
安倍首相の対抗馬として進次郎を立たせ、勝利に向かって自民党内の支持集めに動く。
キャッチフレーズはズバリ「自民党を取り戻す」だ。
具体的には安保法制案の廃案宣言だ。
あんなものなくても日米新防衛ガイドラインがあれば日米同盟は揺るがない。
改憲など愚の骨頂だ。
日米同盟さえ健在なら、憲法9条はあったほうがいいのだ。
米国が文句をいうはずがない。
辺野古移設について再交渉をすると宣言するのだ。
米国の抑止力は、辺野古移設でなくても、いくらでも確保できる。財政負担さえすれば米国はどうとでも対応する。
中国や韓国との関係改善は本来の自民党の基本外交方針だ。それに戻ると宣言するのだ。
何よりも脱原発を宣言するのだ。
いますぐ原発をなくす必要はない。
新エネルギー政策に舵をきればいいのだ。
そして、福島住民の救済と、福島の真の復興を最優先課題に掲げるのだ。
おろかな安倍首相につき合わされてうんざりしていた官僚は、小泉時代を懐かしく思い出し、大喜びで小泉親子について行く。
決めゼリフはこれだ。
「安倍を作ったのは俺だ。安倍に引導を渡すのは俺しかいない」
自民党総裁選は一気に盛り上がり、世論は再び小泉フィーバーに湧く。
小泉純一郎の嫌いな左翼野党の出番はない。
このシナリオを小泉純一郎がきづかないはずがない。
その際の最大のサプライズは天木を進次郎の外交アドバイザーにすることだ。
しかし、さすがにこれだけは親父は認めないだろう。
なにしろ私の名前を俺の前で口にするなと言うくらいだ。
しかし、私のこの助言だけは、納得するに違いない。
もし小泉純一郎がその通りに動くなら、私は今度こそ小泉純一郎に脱帽する。
はたして自民党はどう動くだろう。
9月末の自民党総裁選まで、十分に時間はある(了)
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