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2015年 06月 23日
今月14日、安倍首相&菅官房長官が、維新の党の橋下徹氏&松井一郎氏と東京で会食。3時間も一緒にいたので、一体、何を話していたのか、アレコレ憶測が飛んでいるのだけど。
(関連記事・『安倍&菅が橋下&松井と会談〜窮地の安倍陣営が橋下維新に協力要請か』http://mewrun7.exblog.jp/23278290/)
週刊ポスト・セブンが、「なるほど〜」と思うような記事を出していた。4人はカジノ法案に関して、密約をしたのではないかというのだ。(@@)
前記事の『国民の意思や利益より、国や企業の利益〜安倍自民、派遣法改正案の採決強行』にも書いたのだが。
安倍陣営は、アベノミクスの一環(規制緩和、産業開発、観光誘致、企業のアブナイ儲け話)として、日本にカジノを創設する法案を目玉政策の一つに挙げている。(・・)
<遅くとも2020年の東京五輪までには、全国のいくつかの地域にカジノを作りたいらしい。(~_~;)>
そして、このカジノ法案に、いくつかの企業や地域が飛びついて、早く法案を成立するように安倍陣営にせっついていたのだが。公明党がカジノには慎重、反対の姿勢を示しているし。実は自民党内にも慎重な人がいたりして、なかなか法案成立に至らずにいるのが実情だ。(~_~;)
また、もしカジノ導入を決めたとしても、どの地域を特区にしてカジノ導入を許すのか・・・大きな利権が絡むだけに、安倍自民党と地域、企業との間で、ドロドロの駆け引き、取引が繰り広げられているような感じがある。(>_<)
* * * * *
でもって、維新の党、特に大阪維新の会は、カジノ法案に積極的なのである。(**)
橋下氏らは、大阪の借金を減らすために、カジノ導入が必要だと主張。当初は大阪都構想と共に、カジノ導入をいわばセットにして、大阪の再建を行なおうとしていたのだけど。橋下氏らや大阪維新を支持する地元財界、企業は、それにかなり期待していた様子。
もし橋下氏が大阪都構想だけでなく、カジノ法案まであきらめてしまった場合、もはや維新の党や大阪維新を支援しなくなる(=党が衰退する)おそれが十分にある。(^_^;)
そこで、何とか維新の党の西側陣営や大阪維新の会、そしてその議員を守りたい松井氏が(一応、橋下氏も?)、せめて大阪へのカジノ導入は実現したいと考えて、それを懇意である菅氏に要請。安倍陣営としても何とかカジノ法案を成立させたいところだし。同法案に関して協力することや、大阪をカジノ特区にすることを約束した可能性が十分にあるように思われる。(-"-)
<都構想では安倍陣営は結果を出せるほどの協力をできなかったのだけど。カジノ法案で維新がメリットを得られれば、安保法案や改憲、保守系野党の再編などで、安倍陣営にさらなる協力をしちゃうのかも。(@@)>
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では、そのカジノ密約説に関する週刊ポストの記事を。
『自民・維新の4者会談 「大阪にカジノを作る」の密約説も
約125万件の年金情報が流出した件で、自民党は必死の“隠蔽工作”を図っている。情報が流出した人に対する通知を、日本年金機構は積極的に送ろうとしていない。年金問題を隠蔽する動機は、そうでなくとも不人気な安保法案を数の力に任せて強引に成立させる邪魔になるからだ。
ついに業を煮やした安倍首相自らが工作に乗り出した。「強行」といわれないために維新の党を抱き込もうと、菅官房長官とともに橋下徹・大阪市長、松井一郎・大阪府知事との「2プラス2」会談(6月14日)を持った。大メディアは一斉に「安保法案で協力要請か」(朝日新聞デジタル)と報じたが、この会談の異例さには全く言及していない。
与党党首が維新に法案への協力を求める場合、本来、党首である松野頼久・代表と会談するのが筋である。橋下氏は維新の最高顧問とはいえ、国政に議席を持たない市長であり、しかも政界引退を表明している。維新の党の国会議決について責任を負える立場とはいえない。
だが、この会談後、橋下氏はツイッターで安保法制について持論を展開。維新側も、橋下氏に近い馬場伸幸・国対委員長が「対案が固まったら各党に提示し、申し出があれば協議をする」と法案修正協議に積極姿勢を示した。
非大阪組の維新幹部は、「維新の国会議員には江田憲司・前代表はじめ安保法案への反対論が強い。橋下さんの影響下にある大阪組が与党との協力に走れば、採決で党は間違いなく割れる。安倍総理は維新を分裂させて橋下系を抱え込むつもりではないか」と警戒する。
7月上旬にずれ込む公算が高い衆院での安保法案採決の際には、「徹底審議」を主張する野党が退席し、自民党と公明党による強行採決が予想されている。安倍首相にすれば、維新の一部の議員が採決に出席するだけでも強行採決批判をかわすことができる。
もっとも、橋下氏から見ると、大阪都構想に一番強力に反対したのは自民党大阪府連であり、自民は大阪改革を潰し、自身を引退に追い込んだ敵だったはずだ。政界引退を表明しながら、維新分裂のリスクまで犯して安保法制で自民党政権に“塩を送る”行動には大きな疑問符がつく。
自民党内には4者会談の中身について、「9月の自民党総裁選後には内閣改造が控えている。安倍総理は橋下さんに市長退任後の入閣、維新大阪組との連立を持ちかけたのではないか」という説や、「安倍政権が前向きなカジノ構想の有力候補地は菅官房長官の地元の横浜と橋下の大阪。菅さんは大阪にカジノをつくると手形を切って説得したようだ」といった密約説まで流れている。
その実、自民党内では「どうせ維新は使い捨て。それでものこのこついてくる連中は哀れだ」(中堅議員)と本音も見える。しょせん引退を表明した橋下氏など、政界猿回しの猿でしかない。
※週刊ポスト2015年7月3日号』
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そして、mewは前から、大阪維新を実質的に仕切っている&官邸とパイプ役になっているのは松井一郎氏なのだと。松井氏は、安倍氏と同じ超保守派(日本会議所属メンバー)で、自民党府議時代に元祖・大阪維新の会を作った人物であることや、本気で安倍政権の戦後破壊&改憲政策に協力したいと考えているということをなどをずっと書いて来たのだけど。
古いものながら、松井氏の役割について書いてある記事を見つけたので、アップしておく。(・・)
『維新地方議員「橋下さんは看板だが組織は松井幹事長が握る」
橋下徹・大阪市長率いる「日本維新の会」に異変が起きている。各種の世論調査では支持率を減らし、党内不和ばかりが報道され、国民が抱いたあの期待感はどこかへ消えてしまったかのようだ。
こうした維新の失速の背後にあるのが、橋下氏と松井一郎・大阪府知事の方向性の違いだ。自民党寄りの政治路線への転換やエネルギー戦略会議の休止を主導し、さらに衆院選準備の指揮を執っているのも松井氏だ。
維新の地方議員が語る。
「橋下さんは党首で看板だが、いまや組織を握っているのは幹事長の松井氏だ。自民党の府議だった松井氏は安倍総裁に近く、総選挙後には自民党との連立を視野に入れている。だから、反自民のみんなの党や減税日本とは組みたくない。
衆院選の候補者選びでも、2人の方向性は明らかに逆。橋下さんは『国会議員が地元の盆踊りや葬式ばかりに行っている』と定数半減を掲げ、イギリスのように各選挙区に地縁、血縁のない落下傘候補を立て、選挙区への利益誘導政治を排除する理想を持っている。
しかし、松井氏は議席拡大のためには各選挙区で一定の地盤を持つ地方議員たちを優先させたいという現実路線で、これまで複数の地方議員をスカウトしてきた」
維新がこのまま理想の旗をおろし、現実路線に転じるなら、既成政党との違いはなくなる。
※週刊ポスト2012年10月19日号』
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橋下氏は基本的には、政治にはさほど関心がないし。憲法改正に賛成しているけど、どうしても自分も尽力して改憲を実現したいと思うほどの意欲もないし。
このまま政界をフェイドアウトして、タレント弁護士としてor他の道で生きて行っても構わない、むしろそうしたいと思っている部分もあるかも知れないのだけど。
彼へにメディアの注目度、発信力は(かなり低下したとはいえ)今でも健在ゆえ、安倍陣営の松井氏や大阪維新の議員は、まだまだ橋下氏を放っておけない様子。
でも、あんなやつに頼っているようでは、安倍政権もたいしたことないな〜と思ってしまうmewなのだった。(@@)
THANKS
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