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安倍首相、「歴史」懸念の払拭課題=未来志向で関係構築−日韓50年
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015062200845
安倍晋三首相は22日、日韓国交正常化50周年を迎え、未来志向の関係構築への決意を強調した。しかし、首相の歴史認識に対して、韓国側の不信感は根深い。第2次政権発足後初の日韓首脳会談実現に向けて、韓国側の疑念をいかに払拭(ふっしょく)するかが首相の課題となる。
「両国が地域や世界の課題に協力して取り組み、国際貢献を進めることは新たな未来の姿を築くことにつながる」。首相は22日、在京韓国大使館で開かれた国交正常化50周年記念式典でこう強調した。
民主党政権下でぎくしゃくし始めた日韓関係が、第2次安倍政権下でさらに悪化した要因に、首相の歴史認識があったのは否めない。旧日本軍の従軍慰安婦問題への関与を認めて謝罪した河野洋平官房長官談話の継承を一時曖昧にし、A級戦犯が合祀(ごうし)された靖国神社に参拝するに至り、両国間の亀裂は決定的になった。
その後、安倍政権の関係改善への取り組みは積極的だったとは言い難い。背景には、日中関係が良くなれば、韓国もおのずとついてくるとの読みがあった。
ただ、こうした姿勢に、日韓両国と同盟を結ぶ米国は懸念を示してきた。北朝鮮の動向が不透明さを増す中、外務省内でも「お互いの利益のため、日韓両国は厳しくても連携していかなくてはならない」(幹部)との声が漏れる。首相が22日の式典で、関係改善への意欲を鮮明にしたのは、戦後70年にも当たる節目を逃してはならないとの判断が働いたとみられる。
政府内では、首相が夏に発表する戦後70年談話について、閣議決定しない案も取り沙汰されている。首相が先の大戦に関する「おわび」に言及しない意向のため、政府の公式見解とは一線を画すことで韓国などへの配慮を示す狙いからだ。
民間団体「言論NPO」が実施した世論調査で、韓国に対する印象が「良くない」との回答は前年に続き過半数となった。首相には「嫌韓」感情を取り除く役割も求められそうだ。
[時事通信 2015/6/22]
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安倍首相あいさつ要旨=日韓国交正常化50周年式典
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015062200789
日韓国交正常化50周年記念式典での安倍晋三首相あいさつ要旨は次の通り。
日韓関係の発展は多くの方々の不断の努力により、数々の障害を乗り越えて築かれたものだ。日本には韓国が、韓国には日本が最も重要な隣国であり、信頼し合いながら関係を発展させていかなければならない、その強い思いが共有されていた。この思いを改めて確認し合うことが重要だ。
われわれは多くの戦略的利益を共有している。現在の北東アジア情勢に鑑みれば、日韓の協力強化はアジア太平洋地域の平和と安定にかけがえのないものだ。両国が地域や世界の課題に協力して取り組み、国際貢献を進めることは新たな未来の姿を築くことにつながる。
これまでの50年の友好の歴史を振り返り、これからの50年を展望し、新たな時代を築いていこう。朴槿恵大統領と力を合わせ、努力していきたい。
[時事通信 2015/6/22]
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