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安倍談話の閣議決定を見送る安倍首相は愚かの極みだ
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天木直人のブログ 新党憲法9条
遅ればせながら、きょう6月22日の読売新聞が書いた。
安倍首相が今夏に発表する「戦後70年談話」について、政府内で閣議決定の見送りが選択肢として浮上していると。
安倍政権の御用紙であるナベツネの読売が書いたのだからこれで決まりだ。
しかし、もし安倍首相が安倍談話の閣議決定を見送るなら、大きな失敗をおかすことになる。
なぜか。
閣議決定を見送れば、そんな安倍談話など、安倍首相の私的な談話でしかない。
安倍政権が終わったとたん忘れ去られてしまうのがオチだ。
閣議決定されて発表された村山談話や、それを引き継いだ小泉談話が、日本政府の公式見解となることを決定づけることになる。
そして、安倍首相の後は、いかなる人物が首相になろうとも、二度とそのような村山、小泉談話を否定するような談話を出すなどという、無駄で、馬鹿な事を言い出す者は出て来ない。
すなわち、村山、小泉談話が日本政府の公式見解として確立するのである。
その一方で、安倍晋三という馬鹿な首相が、あのような個人的な談話を出して、日中、日韓会談をぶち壊した愚かな時代があった、と永久に語り継がれる事になる。
どうせ批判されるなら堂々と閣議決定して残して見ろ、だ。
しかし、閣議決定して、村山談話を否定するような談話を出せば、その時こそ中国や韓国との関係は決定的に悪化する。
それだけでは済まない。
米国は失望し、世界は日本に疑念を抱く。
それでは安倍首相はどうすればいいのか。
安倍談話を出す事を止めるのだ。
安倍談話を出すと言った言葉を撤回するのだ。
そもそも村山談話を見直すと言った事が間違いだった。
そして、それに対する批判におののいて一旦は見直すことを止めたと言ったのに、腰砕けという批判をおそれて、あらたな談話を発表すると言い出した。
その迷走、中途半端が間違いだったのだ。
どうせ迷走ついでだ。
あたらな談話も発表しません、と撤回すればいいのだ。
そこまで迷走すれば優柔不断の安倍と批判されるだろう。
しかし、迷走の末に最悪の選択をするよりはましだ。傷が浅くて済む。
これを称してダメージ・コントロールという。
起きた災害は仕方がない。あとはその被害をいかに少なくとどめるかだ。
おかした誤りは仕方がない。後はその誤りがもたらした失策をどのように収斂させるかだ。
安倍政権は次々と目新しい事をはじめて点数稼ぎなどしなくてもいい。
もはや安倍政権に残された仕事は、すべてダメージ・コントロールでいいのである(了)
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